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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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エギ「ふぁんとむあーむおぶはいぺりおん!!」

ハイペ「勝手に人の名前使ってんじゃねぇよ」

 第94話。この期に及んでまさかの場外戦! 今更下級兵士の戦い! でも! 嫌いじゃない!

 どうやらサターン城とやらはかなり遠方にあるようなので、光牙たち御一行が到着するまでには一週間じゃ足りなかったらしい。サターン様とミラー・エウロパは一瞬で地上と行き来してたはずなので、機動力だけを考えるとサターン軍の圧勝なのだけれど、まぁ、数の上ではアテナ軍有利ですから。エウロパ・ミラー組はちゃんと待っててくれる礼儀正しさもあるしね。2人のクロノテクターは翼の部分が左右対称になっていて、いかにもサターン直属の侍従であることが分かってちょっと恰好いい。2人とも2級パラサイトとしてのクロノテクター(正確にはミラーさんは階級不明だけど)も持ってたが、タイタンたちは自分より格上の存在だって知らずにクロノテクターを貸与してたんだろうなぁ。

 そして、武器の貸与先と言えばなんと言ってもエーギルさんである。史上唯一、神・四天王以外で聖剣を操った男。「黄金聖闘士を打ち破った二級パラサイト」の登場で、下々の戦場は一大事だ。あれ、でも前回のサターン様の時間停止技で地上は静かになったはずでは……一応アテナ軍がまだ活動してたから対決構図にはなったけども、本来なら今更「サターン兵」とやらが出撃したってやること無いんとちゃうか。それにしても、鋼鉄聖闘士ごときでもまだ活動可能ってんだから、サターン様の時間停止も大したもんではなかった。「小宇宙さえろくに使えない」連中があれだけ平気で動いてたってことは、普通の人間でも、それなりに身体能力が高い人間は動けたってことなんだろうか。それとも、鋼鉄聖衣に特殊な防護機能があるとかかな。出来ればそっちの設定の方がイメージしやすいな。

 多分、鋼鉄聖闘士たちも今世界で何が起こっているのかは理解出来ているのだろう。天へと駆け上がる光牙たちの小宇宙を感じて「光牙たちも戦ってるし」と思ったということは、「次なる戦場がサターン城だ」っていうのは全員の共通認識なんだよね。なんで知ってるんだろ。普通に考えたら、突然飛び出した光牙たちを見たら「あいつらどこいくねん! パラスはまだそこにおるやん!」ってなるはずなんだけど。まぁ、あれだけド派手なサターン城が出てきたし、わざわざ「パラサイト兵じゃなくてサターン兵だよ!」と叫びながら出てきた雑魚もいたので、鋼鉄聖闘士たちも何となく空気が読めたんだ。それにしても、パラスもサターンも、あれだけ大量の雑魚兵士をどこにストックしてるんだろうな。あいつらくらいの実力なら別に兵卒の数なんていらんだろうに。

 さておきエーギルさんだ。一度はやられたと思われていた2級パラサイトだが、なんと砕けた聖剣の欠片を握り締めていたおかげで辛くも一命を取り留め、なおかつ劇的なパワーアップまで達成。武器に上司の名前をつけちゃうあたりが何かキモいが、ハイペリオンさんは人格者だったので、それくらいの厚い忠誠心があるってことなんだろう。普通の鋼鉄聖闘士は3級パラサイトにも勝てないレベルなので、当然エーギルさんは「強くてニューゲーム」みたいな状態。数多の「普通の人間」をいびり倒して悦に入っている。何故かその中に那智さんと蛮も混じってたけどね。あいつら、もう少し活躍しても良かった気がするんだけど、何故か必殺技も繰り出さずに鋼鉄聖闘士と一緒に拳からぴゅんぴゅんビーム飛ばすだけだったんだよね。やっぱり聖衣が無いとかつて聖闘士だった人間も辛いのかしらね。だったら檄先生とイチがなんとかしろ、とは思うが。

 そこで力を貸してくれるのが、オリジナル鋼鉄聖闘士3人衆。颯爽と後輩たちの前に現れ、一度はエーギルさんを葬りかけるところまで行ったが、「オリジナル鋼鉄は実はすげぇ負担がかかるんだよ!」という今更ながらの設定が影響してギリギリ力及ばず。エーギルさん、すごくホッとする。スチールハリケーンで負けてしまっていたら、流石に2級パラサイトの面汚しになるところだった。相手の切り札も無くなったと思って再び強気になるエーギルに、今度は「数の暴力」、通称「Ω」が襲い掛かる。小宇宙など使えずとも、とにかく信頼し合う人間が集まり義憤に燃えれば、それはΩとなるようだ。割と節操ない。せっかくハイペリオンさんや「天地崩滅」の名を頂いたファントムアームを炸裂させるも、まさかエマさんに破られてしまうことになるとは。メインヒロインクラスの扱いで奮い立ったエマさんは単体でエーギルの懐に飛び込むと、ゼロ距離からのスチールボルトアロー連打というかなりエグい攻撃に。流石、天下一の腹パンアニメと名高い本作だけに、腹への執拗な攻撃は容赦無い。エーギルさんのみぞおちはぼろぼろだ。

 しかし、なんとかこれすらも耐えることが出来たタフガイ・エーギル。ついに鋼鉄聖衣が限界を迎えたことを確認すると、そのでっかいファントムアームで女の子を鷲づかみにし、「一人一人握りつぶしてやる!」とわざわざ面倒臭い殺害方法を宣告。完全に悪役に酔っている状態になってしまったおかげで、最後には正義の使者の登場を許してしまうことになった。最終回間近でようやくの見せ場、男一匹ユニコーンの邪武の登場だ。たしか先週の顔見せ時点では聖衣を着ていたはずなのに、今回改めてテンガロンハットを被ったカウボーイスタイルに戻って登場。恰好よく変身を決めると、満身創痍のエーギルさんと正面からぶつかって堂々の立ち回り。しっかりと相手の技を打ち破り、シメは伝家の宝刀ユニコーン・ギャロップである(当然のように全弾を腹にぶち込んでいる)。もう、実はこの人が主人公だったんだよ、って言われても信じてしまうくらいに贅沢な活躍である。「邪武、お前今までボーッとしてただけやないか!」という視聴者の突っ込みも当然予想しており、「実は世界中でパラサイト兵を叩いて回っていたのさ!」という「パラサイト狩り」の隠し設定を披露。なるほど、じゃあ仕方ないな! でも、必死に一般人を守っていたはずなのに、周りの人間が突然時を止められて石になっちゃった件はどうしたらいいんでしょうね! すげぇびっくりしたろうな!

 邪武の登場、活躍という見事な「番外編なのによく分からないままテンションが上がる」劇場の締めは、邪武がかつて馬になっていたという黒歴史を思い出させてくれる、「アテナのことが心配か」という回りの気遣い。邪武さん、今でもまだ沙織お嬢さんのことを想っているのね……一途だわぁ。「遠くからでもアテナを感じられるから大丈夫」ってのはちょっとストーカー気質な気もするけど、多分彼は男女の仲とかでなく、最も純粋にアテナを崇拝できている模範的な聖闘士なんだろうね。かつて反目し合っていた星矢がすっかりアテナのパートナーとして定着してしまった現在も、アテナの幸せを思えば、きっと彼の中では満足出来る現状なのだろう。かつては馬、現在はカウボーイ、奇妙な邪武の人生に幸あれ。次回はそんな星矢が一人でサターンにぶつかるらしいぞ。邪武さんも応援してくれよな。……ところで↓

イチ「あれ? シャイナさん、結婚してくれるザンス?」

 サンダークローオチ。

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コメント
無題
旧作においての不完全燃焼だった未完のプリンス 邪武でしたが 今回Ωにおいて、かつての失態を帳消しにするような主役級の大きな見せ場と活躍の場(わずかではありましたが)を出して戴き 邪武ファンとしては非常にありがたき幸せであり、制作スタッフ様方に感謝の意を込めさせて戴きます。 貴重な第94話でした☆
【2014/03/16 22:18】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
 邪武ファン!! いるものなんですね!(失礼) いや、でもその後の外伝でユニコーンが主人公になったことを考えると、案外邪武ファンって多いのかもしれませんね。確かに、登場直後は星矢のライバル的ポジションで描かれてましたし。

今回の活躍は、敵を倒した実績だけでなく、鋼鉄聖闘士たちの意志を受けた代表者として正義の志を語ったり、沙織さんへの想いを臭わせたり、これまでの人生の厚みを感じさせる活躍が素敵でした。やっぱり歳を重ねた青銅聖闘士はいい男が多いです。
【2014/03/16 23:20】


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