最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
辛いよう、心臓がギチギチするよう、第10話。七宮は何であんなに良い娘なんだろう……。 すっかり七宮が中心のお話になっている。それもそのはず、このお話は既に六花と勇太が相思相愛に結ばれた時点で終わっており、何かが進むとしたら他の部分に変化を求めるしかないのである。登場時は「六花の背中を押す触媒」として機能していた七宮だったが、六花が反応を終えて順風満帆の幸せな状態になったことで、残された「触媒」の七宮自身もついに変化を余儀なくされてしまった。分かっちゃいたことだが、本当に辛い。 「中二病をこじらせた人間が自らの恋心と向き合う」というシチュエーションは1期の六花と同じはずなのだが、七宮が抱えている問題は難度が全く違っている。まず、六花の患っていた中二病の根幹は、父親の死からの逃避であった。彼女は外界全てにうちひしがれている時に勇太の中二病に出会い、それが救いとなったために勇太に憧れを抱き、恋心と中二病を切り離すことが出来ずに苦心した。しかし、自問自答を繰り返していけば、そこにははっきりとした区分は存在しており、家族との関係性という根幹にメスが入れば、六花の気持ちは矛盾を解消し、前に進めるものになったのである。多少時間はかかってしまったが、六花の持つ「勇太への憧れ」は中二病と同じ方向を向いており、同時に進行することに抵抗はないものなのだ。 しかし、七宮の場合にはこれが真逆である。彼女の場合はまず真っ先に「勇太への恋心」があり、それを否定し、自己肯定を産みだすために中二病を全うすることを決意したのである。既に恋を捨てて魔法魔王少女として生きることを誓った彼女には、自分を肯定しながら勇太への思いを成立させる術が無い。勇太への気持ちを形にするためには、一度大規模な自己否定を伴わなければならないのである。その葛藤が、今回雨宿りのシーンで描かれた彼女なりの「戦い」ということになる。まぁ、あんな物理的に響くようなダメージがあるのかどうかは分からないが、少なくとも現時点においては「恋愛を否定する魔法魔王少女」主体で彼女の意志が動いており、襲い来る「恋心」という外敵を撃退している。 しかし、残念ながら自制でどうにもならないのが恋心というもので。本当に空気が読めない、とんでもないことをしでかした勇太の不意打ちのせいで、彼女は完全に打ちのめされてしまった。一番心が弱り切り、油断していたタイミングで突きつけられた「事実」に、彼女の魔法はキャパを越えてしまったのだ。雨の中で抑えきれず吹き出した涙と、彼女を魔王たらしめている歪んだ笑顔、そして、全てが無に帰したことを如実に表して剥がれ落ちてしまう頬のシール。痛い痛い痛い。何故彼女がこうも苦しまなければならないのか。 そう、七宮の恋が六花と違うもう1つの側面は、「六花がいる」という事実そのものである。既に勇者には相思相愛の相手がおり、これまでの七宮はそれを推し進めてきたという事実がある限り、彼女の勇太への思いはどうあがいても正当化されない。それは彼女自身が一番強く戒めている部分であり、誰が自由恋愛を謳おうとも、本人が許せないのだから仕方ない。退くにしろ進むにしろ、彼女を待ち構えているのは茨の道のみである。この世界には「善人」しかいないのだが、そんな中でもここまで苦しめられてしまうことになるという、何とも皮肉なお話であった。 七宮の恋は正直どうにもならないと思うが、この世界は六花の身の上も温かく包み込んだ「優しい世界」である。十花さんがいち早く七宮の存在に気付いていたことも、救いの可能性ではある。世話焼きババアの森サマなんかの助力も得て、どうにか丸く収まる道を模索してほしい。いっそ開き直った七宮が猛アタックをはじめて両手に花の俺たちの翼エンドとかでも構わないんだけども……勇太はそういうのを絶対許さないタイプだからなぁ……後はもう……NTRしかない。嗚呼、どっちに転んでも不幸しかないけど、これはこれでたまらんシチュエーションでもあるのよ。 今週の凸守・チューブトップのJKのくせに、エロさは欠片もありませんでした。七宮がいい感じでエロいので差が際だちます。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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