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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「宇宙兄弟」 5→5

 2年に渡る放送に幕。途中で放送時間が変更されたが、気付けば土曜夕方の定番みたいになっており、無くなってしまうのがちょっと寂しいのは間違いない。

 朝番組の時期からそこまで本気で見ていたわけではない。流石にこれだけ長尺の作品になると、その全部に集中できるわけでもないし、特に後半は別番組と時間が被ってしまったこともあって、録画分を流し見する程度になってはいた。でもまぁ、それでも大きな問題は無い作品だったとは思う。そこまで進度の速い構成になっていなかったので、ゆっくり雰囲気でストーリーの大意がつかめれば充分、くらいのスタンスである。まー、「ゆっくり」というにはなかなかハードな部分もありましたけどね。日々人の月面事故のあたりとか、時期的に総集編が挟まったりなんだりで本当にヤキモキさせられたもんである。

 ぶっちゃけると、シナリオは総体としてはそこまで楽しかったわけではない。何せ、ヒネた見方でまとめてしまえば、「なんやかんや言いながら才能のある兄弟がそれを使って諸々成功する話」だからだ。六太の方はラッキーマンみたいな側面もあって、ケンジみたいな回りの人間から見れば「すげぇ羨ましい奴」である。もちろん、本人たちは結果に見合うだけの努力をしている描写もあるのだから真っ当なサクセスストーリーではあるのだが、少年漫画のように「努力→勝利!」という結びつきが直接的ではないので、「まぁ、日々人だから出来たんだよね」とか「六太は本当に環境に恵まれててずるい」とかいう感想が先に出てくるのも仕方ないところで。そこに絡んでくる「Mrヒビット」とか、どういう扱いにしたらいいのかもよく分かりませんわ。

 しかしまぁ、それってこの作品の本質的にはあまり重要な部分ではない。あくまで「宇宙開発はこんな感じで行われているんですよ」「宇宙飛行士の養成ってのはこんなにも繊細で大変な行程なんですよ」というのを描いていくドキュメンタリー部分がメインボディだろう。これを見て「宇宙飛行士を目指したい」と思う子供さんが1人でも現れれば作品の目的は達成されているし、「宇宙飛行士って大変だな、尊敬するわ」と思ってもらえればそれはそれでOKだ。少なくとも私は「宇宙飛行士は俺には絶対無理だわ」という(当たり前の)畏敬の念を抱きました。こうして、普段見られないような「未知の世界」がアニメで見られただけでも充分な収穫なんじゃないでしょうか。

 出来ることなら、この後ムッタがどういう道を歩んでいくのか、っていうのも見たいところなんだけども、まだ原作が終わってないのね。これ、どういう最終回になるのかなぁ。

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