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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 すごく丸く収まる! 最終話。まー、こうなるしかないエンディングなんだろうな……ここで突然「何もかもが上手く行く方法があったよ!」なーんて言われても興ざめだろうし。やっぱり生まれながらにうか様とコンタクトが取れる燈日が一番恵まれてるってことになるな。以後、いなりはたびたび自室で一人Wiiをやりながらぶつくさ言っている兄を目撃することに……。

 最終話の構成はこれまでの密度が何だったのかと思うくらいにシンプルあっさり。何しろ、Aパートは延々いなりが走っていただけである。実際に伏見稲荷を駆け上ったらそりゃ時間もかかるだろう(いなりたちが高天原に突入する際に到達したのは伏見稲荷山頂上の社だったので、実際に登っていたのは間違いない)。でも、それを延々流すのもどうなんだろう、とは思った。そしてBパートの半分は天の岩戸を引っ張ってこじ開けるのに費やされる。あたかもアクシズ墜落を止めるモビルスーツ群とサイコフレームの光のごとく、であるが、やっぱり「大きなかぶ」を見ているような冗長さは感じる。むー、最終話だからもう少し密度があると良かったのだが。いや、でもあそこまで時間をかけて、本気で頑張っているいなりを見たからこそのエンディングなのかもしれない。とにかく、いなりはこれまでのお話の中で一番頑張っていた。

 結局、いなりが事の真相をしってしまえば、「会えなくなる」という寂しさは心苦しいものの、彼女にとっては「神通力を返す」以外の選択肢はあり得ない。うか様がそれを隠していたからこそ問題になったのであって、いざ通じ合ってしまえば、対面して、返還して、万事解決である。ただ、その1点にたどり着くまでの両者の気持ちというのはきちんと描かれていたし、この終わり方については文句を差し挟む余地は無い。いなりは頑張ったし、うか様はそんないなりのことを第一に考えてくれた。1つの友情物語の(少し寂しい)幕引きとしては、これ以上の形はないのだろう。その後の生活についても希望的な展望が見えており、いなりの回りには友達の輪が広がったし、何よりも丹波橋君との距離がグッと縮まったのである。人間的な成長があったのなら、短い間とはいえ神との交流には大きな意味があったということだろう。このお話は女子中学生のほんの少しの青春絵巻として幕を閉じるのである。良い話ではないですか。

 ……なんで10話しかなかったんだろうなぁ……もう少しやってくれていいのになぁ……。

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