あのエロ本は一体いくらぐらいで売れたのかなぁ……第9話。トラックいっぱいにつめられて送り出されるエロ本って、行き先はブックオフくらいしか思いつかないので、なんかすげぇ値段で買いたたかれてそうな気がするんですが。っつうか、お前ら以前エロ本ばらまく作戦とか展開してなかったっけ?
ストーリーのほとんどが帝国側視点で描かれるようになり、今回はついに帝王が現在の体制を整えるまでの建国秘話まで語られてしまう。あげく、国を挙げての大プロジェクトに寸暇も惜しまず働きたいと申し出る部下たちに、そんなことをみとめられないと必死に訴える帝王様など、涙なしには語れない、感動的な運営体制がますますペンギン帝国の株を上げ続ける。今回も、きっちりダイミダラーが町を壊し、リッツが近隣施設を気遣って空高くまで避難するというワンシーンがありました。本当に人間を思いやってくれる優しいペンギンたちよ。このアニメの最終回って、リッツたちがダイミダラーを倒すことで大団円になるんじゃないですかね。
そんな帝国に、正式加入した新キャラが1人。「あちら側の世界」から送られてきたということは前回登場したマカロニと同じスタンスだが、今回は「5人衆のナンバー2」というフンボルトちゃん(CV:巽悠衣子)が登場。どう見ても人間にしか見えないが、それでもペンギンをもとにした人造人間だそうな。帝国における「ペンギン」の意義がよく分からんな。しかも「発情期のペンギンを素材にしたせいで好色になってしまう」というとんだ嬉し恥ずかしサプライズである。何故かそういうキャラに限って貧乳というのはこの世界のお約束なのだろうか(プリンス側然り)。ま、この世界であけすけにエロいからって特に有利な点もないんだけども。どうせみんな脱ぐのは一緒なわけだしさ。一応、リッツは意外にも良い身体してるらしいので、この世界で貧乳脱ぎキャラは初登場ではある。元の世界に帰っちゃったからもう登場シーンが無い気がするので、今回の脱ぎシーンが見納めですけどね。
そんな「幹部クラス」を見たペンギンコマンドたちだったが、彼らのモチベーションは相変わらずリッツであるようだ。いつの間にか「国のため」っていってたと思ったら「リッツのため」になってるんだよな。本当に愛されているなぁ。まぁ、今回の帝王さまの回想シーンの意義を考えれば、彼女が重用されるのもごく自然な流れだったといえるのかもしれないが。今回一番の驚きは、リッツが過去に帝王様に出会っていたとかいうことじゃなくて、ペンギンコマンドがその辺で育成されたものだった、っていうところだよ。「たった1人で地球に転送されて、帝王さまはどうやって勢力を築き上げたんだ」と思ったら「意外と増えた」とか言われてびっくりである。どうなんだろう、正規の手続きを踏んだ生殖活動を行ったってことなんでしょうか? どうも、話からするとサイバイマンみたいなイメージなんだけども……。
プリンス側については特にいうことは無いです。楚南さん、復活しますかね。
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