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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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ホントに良い話だよなぁ、第9話。この作品は全然感想が書けてないんだけど、とにかく毎週同じように「イイ」としか言いようがなくて、記事立てが難しいのである。でも、今週は流石に上げる。

 クライマックスに向かって盛り上がり続ける本編。今回はスマイルVS真田、そしてペコの苦戦という2つのシーンがメインで描かれている。これまで存分に存在感を発揮してきた強烈なキャラクター・真田が、ほんの一瞬だけスマイルを攻め立ててるように見えながらも、結局全ては手の平の上、見る見るうちにへし折られて敗れ去る姿は圧巻だが、この試合はあくまで後半に見せる名シーンへの布石でしかないだろう。ここまで積み上げてきた真田という「餌」を前にしても一切揺らぐことのないスマイルの強さ、そして、血の通わぬ機械と恐れられるその脅威の精神性が真に迫る描写で補強されていく。

 対して、ペコの方は苦しい展開。孔を退治し、充分にスマイルと並び立つ権利を得たかと思われていたペコだったが、急成長の影にはその代償が残されていた。オーバーワークによる膝の故障は、ペコ本人以外ではオババしか気付いておらず、まさに影に悲哀を隠したヒーローのごとき存在となっている。そして、最後に待っているのは、限界を迎えたペコが、「スマイルが呼んでいる」のにこたえるために立ち上がるという、新たな旅立ちを描いたシーンだ。これまで再三描かれてきた「ヒーロー」としてのペコ、そんなペコによって開花した「笑顔の才能」を持つスマイル。どこかいびつながらも、互いに全てをわかり合っている親友2人。ペコは一時でもそんなスマイルを失望させてしまっていた自分を恥じ、今現在の「機械」としてのスマイルを「迎えに行く」責任を感じている。全身全霊をもって期待に応えるべく、身体にむち打って立ち上がる。その一言一言がズシリと重く、涙無しでは見られないシーンとなっている。

 正直、番組開始からしばらく、本当にペコはムカつく奴だと思っていた。原作を知らない私のような人間の中には、孔にボコボコにされたペコを見て「ざまぁみろ!」と思った人も多いのではなかろうか。そんなペコも、今ではすっかり主人公だ。やはりこの作品の主人公はペコだ。今回、大きく映し出されたペコの笑顔は、2人分の責任と夢を背負った立派な主人公のそれであった。掛け値無しに恰好よく、アツい。これだけ思われてるんだから、スマイルも幸せ者だよ。事ここに至って、オババの「愛してるぜ」も見事にキマっている。1つ1つのカットの重みが半端じゃないのです。

 あ、あと冒頭で海外武者修行から帰ってきたツダケンボイスのあの子は笑わせてもらった。結局あいつ、なんやねん。

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