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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「デート・ア・ライブⅡ」 5→4

 他の番組よりも遅く始まったのに早く終わってしまう。これが角川10話アニメの宿命だ。1期はちゃんと12話あったのにな……。

 正直、1期目に比べるとがくっと落ちてしまう残念な結果になった。原因は色々とある。まず、脚本自体がなんかもっさりしていたこと。双子精霊編までは別に良かった。この作品は基本的にどこまでいっても「B級」なのだし、1期だってひでぇ作品だったのは間違いない。十把一絡げでまとめられる「ハーレム系ラノベアニメ」の一篇でしかなく、そこにこっそりとオリジナリティや、際だつ馬鹿馬鹿しさがあれば良かったのだ。1期の場合、馬鹿の極みだった祭り話が飛び抜けていたことと、狂三というイレギュラーキャラがそれまでの作品の空気を存分に引っかき回してくれたことが功を奏して評価を上げた。1シリーズで十香から始まって四糸乃、狂三、琴里と、テンポ良く精霊を展開していくのも良かった。

 2期の場合、双子精霊編で3話というのは良いテンポであり、双子の独特の存在理由やバトルの展開なども、それなりに満足いくものだった。しかし、その後の美九がちょっと長い。「たっぷり描きたい中身がある」というならまだしも、美九の存在はこれまで登場した精霊のテンプレを覆すものではないし、狂三ほどの破壊力や、四糸乃や双子精霊のような阿漕な可愛らしさもない。十香や琴里のように特別なスタンスにいるのでもない。その美九編に、更に十香の覚醒まで含めて無駄にことが大きくなってしまった割に、やってることがいつもと変わらないので盛り上がりに欠けたのだ。また、1期では精霊との対比構造もあって実に良いアクセントとなっていた折紙の存在も、2期はぐっと軽くなった。というか、折紙単体ではなくてASTの存在自体が非常にどうでもいいものになっており、最終戦に向けても、精霊戦とは全然関係無いところでドンパチやってたイメージしかない。

 全体的にストーリーが盛り上がりにくかったことに加えて、そこまで良かったといえない1期と比べても、2期は画質が落ちてしまっていたのも痛い。やはり「キャラが可愛い」を売りにする萌えアニメなのだから、そこだけはなんとか守って欲しかったものだが。このクオリティで、わずか10話のアニメを作るだけなら、もう少し製作期間を置いても良かったと思うのだが。どういうしがらみで見切り発車してしまうものなのか。非常に勿体ない。今期は元永監督自身と岩畑さんで半分以上もコンテやってるから、制作スタッフとしては気合い入れてやってるんだろうけども、そこに作画が追いついてないのよねぇ。

 この状態で劇場版決定って言われてもなぁ。「そらのおとしもの」と同じくらいの感じだろうか。「たまこ」みたいに劇場作品で確変起こす作品もないではないが、このアニメの劇場版って、一体なにが起こるのだろうか。狂三ちゃんメインだったら見に行くかもしれんけども。

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