ドラフト通信No.166 7/4

７月４日　ドラフト模様（JOU、BNG、THS）

ピック順　【Alessi】→【Sea-chicken】→【Mei】→【Thraxi】→【Serra】→

 

　ドタキャン入って急遽５人戦。でも案外５人ですぐにパックが回ってくることに対する文句は出ないのが不思議な環境。みんなピックに必死でそれどころじゃないって理由もあるのかもしれないが。今週のキャッチコピーは、「勝ち逃げしてるアイツがいないうちに、他の人間が優勝しとかなきゃ」です。

 

 

　　　　ＡＬ　ＳＥ　ＴＨ　ＭＥ　ＣＨ　

ＡＬ　　ー　　○　　◎　　×　　◎　　３ー１　１

ＳＥ　　×　　ー　　◎　　○　　○　　３ー１　２

ＴＨ　　×　　×　　ー　　×　　◎　　１ー３　４　●

ＭＥ　　◎　　×　　○　　ー　　×　　２ー２　３

ＣＨ　　×　　×　　×　　○　　ー　　１ー３　５　●

 

 

１位　【Alessi】　緑青　＜開花の幻霊　クルフィックスの狩猟者　ケンタウルスの戦上手＞

　残念ながら他の人間は優勝出来ませんでした。現在７試合終わって優勝の分配が３−３−１の３名だけなんですが……まずいやろこれ。今回は上に並ぶ１引きレアを見て分かる通りに「ん？　構築かな？」というデッキ。「開花の幻霊」スタートで「さぁ引くぞ」と意気込んだところに「激浪のキマイラ」もやってきたために、毎ターン「液態化」を戻し続けてドローばく進とかやってた。まぁ、その試合だけ負けたようだけど。それ以外の部分は普通のシミックデッキで、アスプや「定命の者の大敵」、「貪欲なるレウクロッタ」といった普通にでかい生き物が普通に殴る。３枚集めたバウンスが時間を稼ぐし、「液態化」によって通りやすくなった生き物は特に捻らずともゲームを決めるに足るのであった。納得いかねぇな。

 

 

２位　【Serra】　赤緑　＜双つ身の炎　宿命的火災　鍛冶の神、パーフォロス＞

　１引きレアを見て分かる通りに「ん？　レアゲーかな？」というデッキ。開けたパックの３枚に加え、テーロスでは２引きが「ゼナゴス」、５引きが「都市国家の破壊者」というイカれたラインナップ。今回赤は割れたにも関わらず、メインウェポンに足るレベルで集められてしまっているのが釈然としないのである。結局レアゲーなので勘所を引けば勝ち、というのは分かりやすい展開力。その分多少デッキ全体の構造はいびつになっている気もするが、引けちまえば関係無いからな。ゼナゴスが毎ターントークンを出すたびに私は２点喰らってたんですが。なんなのあれ。

 

 

３位　【Mei】　赤白　＜勝利の神、イロアス　炎輪のフェニックス　パーフォロスの使者＞

　そんな赤の流れでもう１人。こちらは神様１引きなのでものすごく分かりやすい決め撃ち。２パック目でも「炎輪のフェニックス」とかなり恵まれているはずなのだが、流石にこんだけ被ると先細りは避けられず、テーロスパックは３〜４引きあたりでほぼ収穫が終了してしまっているという。まー、こればっかりはパックが５つしかないのでどうしようもない。どっちかっていうと、こんだけ枯渇した状況からでもなんとかデッキになって、２つ勝ってるっていう事態の方がおかしい気もする。

 

 

４位　【Thraxi】　白黒青　＜黎明運びの戦車兵　金箔付け　密集軍の指揮者＞

　終わりなき迷走は続く。今回は「戦車兵」１引きで上から青にいけのシグナルまでもらったので「白青でヒロイックやな」とピックを進めたはずなのだが、微妙に黒タッチの目があった上に、白は今回ヒロイックのコマが絶望的に不足。こうなるとやはり１パック目で引いていた「タッサの貪り食い」×２が気になるわけで。そう、冷静に反省してみると、私がこの環境に入ってから成績がふるわない最大の理由として、「常に『タッサの貪り食い』を気にかけながらピックをしている」という事実がある。いつ何があっても、あれが大量発生した時にピックを切り替えて青の星座に出来るよう、毎回自分を縛っているのである。今回はその縛りが功を奏して（？）白のビートが絶望的な状況から白黒メインタッチ青のライブラリ攻めに切り替えたわけだが、流石に切り替えは遅すぎたために、必要なパーツは集まりきらなかった。一番の誤算は「突然の嵐」が思いの外早く取られてしまったことなんだよなぁ。アレ２枚あったら、かなりデッキのデザインも理想型に近づいたはずなのだが。ままならぬです。

 

 

５位　【Sea-chicken】　赤青　＜戦翼のセイレーン　悪魔の皮の魂結び　嵐の息吹のドラゴン＞

　こちらもレアゲーといえばレアゲーなのか。１パック目２引きが「嵐追いのキマイラ」という英断の２色固めであり、そこからインスタント・ソーサリーを多めに確保するイゼットとの心中ピック。実際にこれはそこそこ上手くいっており、テーロスで「魔心のキマイラ」が出たために、イゼットキマイラコンビが一応のキーカードとして動いていた。そしてこれに「嵐の息吹のドラゴン」という百万の味方を確保し、序盤は地上、中盤以降に空から叩くイゼットビートが出来上がった。みた感じもうちょっと伸びそうなイメージだったのだが、まぁ、やっぱりどこまで言ってもイゼットというタイプ自体に限界があるのか。ほんと、毎回いちいち難しいデッキタイプになるよなぁ。

 

 

 

 

 

 

今回のピック表

 

　【Alessi】（緑青）　　　　→　　　　【Sea-chicken】（赤青）

　　↑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　【Serra】（赤緑）　←【Thraxi】（白黒青）←【Mei】（赤白）