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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「残響のテロル」 6

 これってノイタミナなのか。今回は関東圏はそのままなのかもしれないが、関西テレビだと木曜日に「PSYCHO-PASS」(一時間)で、今作は金曜深夜に放映されている。おかげでノイタミナのロゴもないちょっと不思議な編成になっているのである。

 さておき、いかにも「らしい」作品が出てきた。監督は「坂道のアポロン」以来のノイタミナとなる渡辺信一郎。印象的な画面につく音楽も、やはり「アポロン」で手を組んでいた菅野よう子ということで、かなり強烈な仕上がりになっている。何しろタイトルからも分かる通りのテロアニメだ。同じ枠の「PSYHO-PASS」で必死にテロを取り締まってるし、ノイタミナといったら「東京マグニチュード」でビルの倒壊から必死に逃げていたというのに、あっさりと都庁ビルをぶっ壊すアニメなのである。冒頭では核処理施設から核燃料を強奪するシーンも描かれており、アメリカ・日本双方の非常にデリケートな部分に大胆に踏み込んだデンジャーなテーマ設定。こういうことをやれてしまうあたりがノイタミナの恐ろしさだろう。どこぞの「コッペリオン」があんなに自重してたのがアホみたいである。

 そして、そんなテーマを執拗な画面構成で描いてく緊張感の高め方は流石のナベシン。よくよく考えればこんなにリアリティに乏しいお話もない。高校生らしき主人公2人が遊び半分みたいなテンションで易々ととんでもない犯行を2つも成功させてしまうシナリオはいくらなんでも無茶であり、突っ込みどころも満載なのだが、それでもこうして「この絵」「この画」で作られてしまうと、問答無用に丸め込まれてしまうような説得力がある。1つ1つのアクションシーンも気合いが入っており、冒頭のスノーモビル滑走シーンのような大胆な構図、プールで女子高生が怯える細かい仕草といった描写が1つ1つ丁寧に組み上げられていく。CG処理の部分も他の画面との親和性が高く、ヘンテコ人形が熱を持って爆炎を吹き上げるまでの効果なんかは実に見事。こういう見せ方でスタイリッシュに決めてしまうのがずるいところである。この後どういう展開になるのかは全く予想がつかないが、意味不明な展開で女の子もメンバーに加わってしまったし、3人を中心としてトンデモ活劇が盛り上がっていけば良いなぁ、と思う。

 中の人は、メイン2人は実写動画でも楽しそうに踊る石川界人、斎藤壮馬。斎藤壮馬はこれで今期主人公2つ目か。いい流れが来ている。そして、メインヒロインはついにきた、種﨑敦美である。「となりの怪物くん」で「この子よくない?」と言ってから早1年。ようやくの出番です。色々と楽しみな作品であるよ。

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