最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「それでも世界は美しい」 5→7 4月期最後の最終評価。今期終了して感想を書いた作品は29本。2クールものも多いので、7月期はこんなもんですかね。 さて、点数見て分かる通りに、大好きな作品だった。我ながら単純だとは思うのだが、こういうシンプルなラブコメが定期的に刺さるのよね。何故なんだろう、やっぱり花とゆめ作品は相性がいいのだろうか。そして、監督の亀垣一氏とも相性がいいのだろうか。「花咲ける青少年」も好きだったけど、こっちも本当に雰囲気が良かった。こういう分かりやすい作品がもっと流行る世の中になればアニメも作りやすくなるのになぁ。 本作の魅力は、とにかく「ニケ可愛い」である。「お姫様と王子様の相思相愛イチャイチャラブストーリー」なんて、それだけ聞いたら唾でも引っかけたくなるくらいにリア充ぶりが炸裂している設定だが、ひがんでみてもしょうがない。何しろニケはとてもとても良い子なのだから。性根が真っ直ぐ、素直だし元気もいいし、人のことを考えられる思いやりを持っている。そして何より、一度心を寄せたら何とも一途である。こんな可愛い子を惚れさせるなんてリビの野郎は本当に爆発すればいいのに、と思うが、これまたイケメンなのでしょうがないのである。美男美女のカップルが仲むつまじくしているのを黙って見ているしかない幸せ。しょうがないよなー、少なくともニケには幸せになってほしいしなー。 ニケの等身大の愛らしさが最大の売りとなっている今作。お姫様設定なのに実に庶民派で、その「庶民派設定」も嫌味ではなく、田舎者ゆえの遠慮の無さが人柄に表れる。メインコスチュームはどこぞのバイトみたいなピンク色のワンピースで、ちょっと見ると現場作業員のつなぎみたいに見えるのも活動的でよろしい(そしておぱいが強調されるのも大変よろしい)。普段がこんなんだから、正装してお姫様然とした時のギャップも引き立つし、ちょいちょい見せてくれる着替えシーンのあけっぴろげな感じも健全エロが清々しい。何をしていても「健全な女の子」っぷりがはち切れんばかりで、どこをとっても男の理想みたいなキャラである。そして、ありがちな少女漫画だとここに負けず劣らず高慢ちきな男をぶつけて化学反応を狙うわけだが、リビの場合は確かに高慢ではあるものの、「容姿は完全にガキ」というところでニケにもアドバンテージが生まれる。こんな完璧なカップルなのに、ナチュラルにおねショタ要素までクリアするのである。基本的に男性優位で進むことがほとんどの少女漫画アニメだが、このカップルに限っては、ニケが上からみられるシーンも多く、女性の尻に敷かれたい願望がある男のニーズにもガッチリフィット。なるほど、これがヴァルハラであるか。 そして、今作を盛り上げるもうひとつの大きな要因となる「歌」。ニケのアメフラシ能力はぶっちゃけチートレベルの魔法なのだが、そんな特大のパワーを持っているにも関わらず庶民派スタンスを維持出来ているのは、「歌」が絡む彼女の雨との関わり合いの描出が本当に楽しいからである。とにかく歌が綺麗、っていうのと、歌に合わせて展開される風景が綺麗。ネガティブイメージで描かれることも多い雨というモチーフが、今作では綺麗にニケの「長所」として画面にあらわれている。歌唱力の高さも文句なしであり、近年の「歌って戦えるヒロイン」としてもばっちりだ。本当にタイトルの通り、「それでも世界は美しい」。 そんなわけで、今作をここまでに仕上げた立役者は、アニメ制作スタッフに加えて、なんといってもニケ役の前田玲奈ということになるだろう。初ヒロインへの大抜擢の重圧をものともしない見事な役作りで、ニケを一級のヒロインへと押し上げ、見事な歌唱で作品世界を完成させた。声質も非常に独特で、今後もどんな活躍をしてくれるのかが楽しみである。そして、そんなヒロインをサポートするために固められた、あり得ないくらいに贅沢なファンタジックキャスト。二又一成・池田秀一・富田耕生とそろった三神官で堂々の中の人ネタを回すあたりも流石だが、母親役には潘恵子と富沢美智恵。ババア役には何故か横山智佐が起用されていて「なんでだろう」とずっと思っていたが、最終話の「雨おくり」でその謎も解決。歌うねぇ。これだけのベテランを集めての収録、前田玲奈・島崎信長の若手2名も相当身の締まる現場だったのではなかろうか。色んな意味で、こういう作品がもっと見たいです。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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