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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 黒1白2は毎日あそこで寝ているんだろうか、第10話。もう日乃出橋から猫寝橋に改名しちゃえ。

 片付き始めたいくつもの断片。綺麗に収束したものもあり、自然消滅したように見えるものもある。まず、今回一番はっきりと「決着」がついたのは祐と幸の関係だろう。前回の時点で既に決着はついていた気もするが、一応確認のようにして、幸はちゃんと2人に「告白」をしてみせた。そして、当然それに対する祐の答えも「月が綺麗だね」というもの。お互いになんだか不思議な距離感からスタートした2人の関係性だったが、困難を乗り越えて無事にゴールにたどり着くことが出来た。最初の関係性は一方的な「祐の努力」という側面ばかりだったが、そこから幸が祐を受け入れ、自分の行いを省みた結果行った今回の「同時告白」の儀式。相変わらずよく分かっていない透子は差し置いて、なかなか良いセッティングとなったのではなかろうか。きちんと、思いを伝えた幸に対して透子も「月が綺麗」という祐と同じ答えを返しているのに、意味がよく分かっていないせいで全然そこに籠められた意味が違っており、あっけらかんと空に響いたのはなかなか面白いシーンであった。

 次のシチュエーションは「伍時半の君」を中心とした一群。合宿から帰ってきた雪哉は、偶然町を歩いていてやなぎのやっていたことを知る。彼女が何故同じコースを走っていたのか、という答えは実は未だはっきりと得られていないし、今後もその真意をはっきりと語るチャンスはなさそうなのだが、やはり「雪哉がこの町にいないこと」を代替することが目的だったのだろう。このまま放っておくと、雪哉がこの町から消えてしまう、とまではいかずとも、いつでも彼が帰ってきて元のようにランニングに戻れるように、彼女は「等価の代替物」として「5時半の君」を引き継いでいた。この「対等である」という要素が2人の関係性にはとても重要なもので、実際、帰宅したやなぎを迎えた雪哉は、かつてやなぎがそうしてくれたように、彼女にタオルや飲み物を差し出すのである。2人はようやくここで「並ぶ」ことが出来た。「告白した側、された側」とか「兄と妹」という関係性ではない、2人の新しいつながりがここで完成し、2人はひとまずのゴールを迎えたと言って良いのかもしれない。ちなみに、「私の五時半の君」の存在にちょっと浮かれていた陽菜ちゃんも同様に片付いている(というか、最初から俎上に上がってきてないな)。

 さて、そうなるとやはり残されたのは最大の問題児である駆ということになるんだな。今回は回りのノイズがすっきりしたこともあってか、駆と透子がお互いに歩み寄る姿勢を見せて少しずつ核心へと近づいているようだ。透子は相変わらず「欠片」に悩まされながらも、何かを掴もうと改めて沖倉の家を訪れ、「ひょっとして駆の野郎がおかしいのはこの両親のせいなのでは……」と途方に暮れる。やっぱりあの大人たち、ちょっと変かもしれない。他方、駆はというと、「欠片」が聞こえなくなったことにいくらか戸惑いつつも、相変わらずセカンド自分やサード自分との1人会議は捗っているので、あんまり精神的に変化も動揺もないように見える。ただ、自分の力だけではどうしようもないことは分かっており、まずは祐を通じて幸にアプローチ。一体幸に何を聞くのかと思えば、透子の扱いについての身の上相談だったようだ。まぁ、駆の立場からすれば「欠片の謎」を解く唯一の手段が「透子の謎」を解くことと同じになってしまっているので、彼女の生い立ち、交友関係、そして精神性から地固めしていくのはある意味冴えたやり方といえるのかもしれない。幸からは「透子ちゃんを守れていない」ということへの太鼓判を頂き、2人で一緒に今後について神頼み。その後もう一度1人で神頼みをしていたが、おそらく幸がいなくなった後での願いには「欠片」についての事象が含まれるのだろう。2人でお願いするのは透子の幸せ、透子の未来だろうが、事情の分からぬ幸に「欠片」のことを話すわけにもいかない。結局、幸に相談したとはいうものの、最終的な問題は駆が飲み込む形になるのである。

 そして、何を知っているのか、ニワトリのジョナサンに連れられて、透子がたどり着くのはやっぱりあの美術準備室である。今回はサブタイトルが「ジョナサン」なので「またニワトリがどうにかなるのか! やっぱりP.A.やな!」とか思いながら見ており、一瞬校庭からジョナサンが消えていたので「ほらみろ!」とドキドキしたのだが単に校舎内にいただけだったな。あそこで透子を美術準備室に導く重要な役割を果たした、ということなのかも。そして改めて「欠片」の現状について意見交換を行う。キスしたことについてしどろもどろで説明する透子だったが、それを受けての駆のレスポンスは、「とりあえず未来にしてみよう」というもの。うーむ、相変わらずこいつの考えていることはよく分からない……。何の躊躇いもなくキスをする2人。透子の方も、面食らってる風ではあるがあんまり嫌がってもいないし、自然にそうなるか、みたいな顔でそれを受け入れた。この2人は……一体なんなんだ。透子からしたら「もう見てしまった景色」であり、それが「未来かもしれない」という覚悟があったかもしれないのでまたいいとして、駆があっという間にそこでアクションを起こす展開は流石にどういう心理状態なのかは読み取れない。彼は彼なりに追い込まれていたということなのか……。とりあえず次回の反応を待つしかないな……。

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