最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今作で一番色っぽい女性って実は宮森の机の上の人形のおねーさんなんじゃないかって気がする、第3話。前回エンディング見た時点で「なんやこれ」って思ってたんだけどね。良い味だしてる。流石ダンスエンディングの祖と言われる水島努である。 いい話で一区切りとなった3話目。まぁ、このあたりまでが大体想像出来る「アニメ製作アニメ」の内容よね。じわじわピンチが重なっていって、最終的に絶望的だと思われる状況に陥るも、そこは主人公の頑張りとマンパワーでなんとかするという。これで結局どうにもならずに総集編になってしまった方がある意味リアルで笑えるのだが、流石に「働く女の子シリーズ」を銘打ってる作品でそれは残念過ぎるからね。ちなみにP.A.のお送りする「働く女の子シリーズ」というのは「花咲くいろは」についでこれが第2弾ということらしいのだが……そこにナンバリング打つ意味があるのかどうかは謎。ある意味カナンだって(マリアが)働いてたっちゃぁ働いてたんだけども。私のなかで「いろは」は既に殿堂入りレベルの作品なので、今作がそこに肩を並べることになるかどうかは分かりません。 それにしても、やっぱり「大勢の人間が集まって1つのものを作る」という作業は本当に大変なものである。世にある「企業」って組織は大体そういう作業を毎日毎日繰り返しているのだし、どこの世界だってこうして「大勢の調整が大変」な日々で溢れかえっているのだろうが、残念ながら私自身は「働かない男の子シリーズ」な人間なので、そのあたりの苦労は「うわぁ、大変やなぁ」と思うばかりで、そこまで共感を覚えるものではない。いや、学生時分の思い出なんかを掘り起こせば色々と関連しそうな記憶はあるのだが、「自分の失敗=放送出来ずに穴があく」っていうレベルの恐怖と戦った経験はないのでねぇ。途中で漏れていた「武蔵野アニメーションの復活をかけた勝負だったのに! 2話までの評判は良かったのに!」っていう叫びがとてもとても切実で痛々しい。確かに、4話で落として総集編が入ってしまったら、昨今のアニメファンならあること無いこと邪推しまくって、作品の質とは関係無しに評判が落ちそうである。別に最終的に良い物が見られれば間に何が入ろうと消費者側は構わないはずなんだけどね。もちろん、放映や製作販売を請け負ってる放送局、関連会社にダメージがあるのであかんのは間違いないけど。 今回は色々な人の努力によってなんとか完パケまでたどり着いたわけだが、実際に「納品まであと1日」とかの段階で間に合わないことが確定した時って、どうやって対処するんだろうね。総集編総集編言うけど、総集編を作るのだって1時間2時間で出来るもんじゃないだろうに。それこそ「ガルパン」は総集編が何回も入ってしまったわけだが、そのたびにちゃんとナレーションは取り直してたわけだし、あれを作るのだってそれなりの日数は必要だと思うんだけども。そのあたりの時間感覚は我々素人には計り知れない部分よね。そして、今回は前半パートで宮森が予定を確認するくだりなど、様々な専門用語がマシンガンのように連射されるシーンもある。次から次へと飛び出す「製作進行の苦悩」が立て板に水で流れていく様子を見て、今作主演の木村珠莉はなかなかやりよると感心してた。夢想パートの二役も彼女の演技でしょ? それなりに引き出しが多くないとああいう仕事は出来ないんじゃなかろうか。今作が良いステップアップになりそうな予感で楽しみ。 そして、今回一番感心したのは、ラストにながれたあるぴんのリテイク後のカットである。監督が涙するシーンでてっきり「出来上がった後の画は見せない方向の演出なのか」と思ったが、ちゃんと視聴者に見せつけてきましたね。きちっと「より良いもの」が出来るという自信がないと作れないシーンだと思うのだが、それをきちんとやってのけるのは流石のP.A.である。なるほど、4話も評判の良さそうなアニメであるな。 PR |
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