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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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11月22日 ドラフト模様(TKT×3)

ピック順 【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Mei】→【Serra】→【Metallica】→【Alessi】→

 

 実に実に久しぶり、2日続けての連日連夜ドラフトである。まぁ、先週予想してた通りではあるのだけど。東京からやってきた異邦人が「パックありますか?」と尋ねてきて、あれよあれよの7人ドラフト発生。ロケーションもいつもと違っており、なんだか色々新鮮ですわ。お客人はまるで脱法ハーブをあさり回るように、日頃なかなか触れない生のカードに触れて「これがカードだぁぁ、リアルなカードはスリーブに入れなきゃいけないから大変だなぁ! アハハ、アヒャヒャ」とトリップしておりました。もう、オンラインなんかじゃ生きていけない勢。ただ、僕もやっぱり人数が多いドラフトだとだいぶ感覚が違うので、「出来れば人数は多い方がいいなぁ」と思ったりなんだり。ちなみに今回「風番いのロック」と「呪文振り」が登場したことで、残す未登場レアはソリン大先生だけになりました。この最後の1枚がなかなか出ないんだよなぁ。

 




 

    AL SE TH SA ME CH MT

AL  ー  ×  ◎  ×  ○  ◎  ○  4ー2 3 ○

SE  ◎  ー  ×  ×  ○  ◎  ○  4ー2 2

TH  ×  ○  ー  ×  ○  ◎  ○  4ー2 4

SA  ○  ◎  ○  ー  ○  ×  ◎  5ー1 1 ○○○!

ME  ×  ×  ×  ×  ー  ○  ×  1ー5 6

CH  ×  ×  ×  ○  ×  ー  ×  1ー5 7

MT  ×  ×  ×  ×  ○  ◎  ー  2ー4 5

 

 

1位 【Sangriter】 マルドゥ <アブザンの鷹匠 必殺の一射 龍流派の双子

 イレギュラーな試合だろうが、たとえ前日ほとんど寝てなくて事実上の徹夜2日目だろうが、勝つものは勝つ。すげぇよな。回りのちゃんと寝てる人間の方がよほどしんどそうにしてたもんな。このバイタリティは一体どこからくるのやら。今回のデッキはそこまで何かが突出しているとは言えないのだが、やはり「道の探求者」×2からの立ち上がりはかなり厚く、これに安定して「マルドゥの軍族長」×2が繋がる。これ以外にも「ジェスカイの学徒」からのムーブもあるし、3ターン目から「ラクシャーサの秘密」を連打し、虎の子のクリーチャーを「必殺の一射」や「はじける破滅」で片付ければそこまでサイズやスピードに重きを置かずとも有利に試合は運べるのである。もちろん、「探求者」が「殻脱ぎ」つけてぶっ込んでくる「ハゲ脱ぎ」芸もお約束。やっぱり2〜3マナの動き方ってでかいよなぁ。

 

 

2位 【Serra】 マルドゥ <刃の隊長 アブザンの戦僧侶 対立の終結

 最近は速いデッキが安定して結果を出している。こちらも上のデッキに負けず劣らずの安定性で初速を出すことが出来る。違いはというと、1引き「刃の隊長」でも分かる通りにいくらか戦士シナジーにもウェイトを置いているし、「小馬乗り部隊」×2からの「戦場での猛進」「ラッパの一吹き」などの典型的なマルドゥモードでの勝ちパターンに大きく依拠している部分だろうか。その割に「古き者どもの報復」なんてスローペースなカードが入っているあたりにどこかいびつな印象は否めないが、押し込みきれなかった時のお守り代わりに入れておくのは一応ありなのかもしれない。今回とみに感じたのは、「略奪者の戦利品」は当初思っていたよりもずっと強いカードだってこと。特にこういうデッキだと一気に計算がひっくり返るので、4マナ払う価値がちゃんとあるのだよね。

 

 

3位 【Alessi】 アブザン <鱗の隊長 ラクシャーサの死与え 風番いのロック

 何とも意外な「鱗の隊長」スタートからのアブザン。戦士シナジーから立ち上げたピックだったが、2パック目「ラクシャーサの死与え」からゆるゆると緑の方にシフトしていき、「凶暴な殴打」などの強さがよく出るゴルガリの流れかな、と思っていたら、ダブルシンボル「風番いのロック」という何とも贅沢なお悩みである。まぁ、別に色が合わないわけじゃないのだから喜んでぶち込むけどね。ダブルシンボルでメインとは言えないカラーを押さえなきゃいけないところにちょっともやもやはあったようだ。それでも「死与え」「ロック」の2大レアパワーはやはり大きく、色で多少難渋したとしても充分ペイするだけのエネルギーがあった模様。「射手の胸壁」などで堪えてそこから「ロック」や「松歩き」といった連中が突っ込んでくるのはいかにもなアブザン流儀である。押し切れるかと思っているところに出てくる「アブザンの先達」×2の絶望感ね。あの1枚だけでも、アブザンはマルドゥ、ジェスカイをメタれる陣容といえるかもしれん。

 

 

4位 【Thraxi】 イゼット <軍族童の突発 マルドゥの心臓貫き 軍団の伏兵>

 誰もやってないことはまず俺がやる。今環境初の2色デッキである。いや、もちろん最初から2色のつもりでピックしてたわけじゃないんだけどね。開けたパックが「硬化した鱗」と「アブザンの鷹匠」のセットで、どっちを引いても下と被るのは避けられなさそうだったために、敢えて「軍族童」スタート。そこからイゼット2色メインで引いて、今回は緑が強すぎたために被りを避けてたら自然にジェスカイ方向に。おそらく「戦場での猛進」と「武器を手に」くらいをタッチしたジェスカイになるのかなー、と思っていたのだが、気付けば特殊土地を1枚も引いておらず、タッチするくらいなら多少強引にでも2色でまとめてしまおう、という結果になった。とにかくスピード重視のジェスカイマイナス白なので、タップインランドを入れずにすむメリットは実は馬鹿に出来ない。バウンスが2枚、火力も最低限キープ出来たので、「ジェスカイの風物見」×2「隠道の神秘家」×2だけでも充分ゲームは決められた。一番ブン回った試合は本当にギャグみたいな回り方をして、2ターン目「速槍」、3ターン目「風物見」、4ターン目「沸血の熟練者」、5ターン目、相手の変異バウンスして全軍ゴーで9点、6ターン目もバウンスでもう一回変異戻して9点で終了、っていう。ようやく果敢フィーチャーの良いデッキが堪能出来ました。充分優勝も狙えたんだけど、まさかね、まさか「粉砕」をサイドインしなきゃいけない苦しいゲームがあるとは予想してなかったね。「心臓貫きの弓」……。今まで見たことすらなかったのに、なんで今回に限ってメイン投入やねん!(憤怒)

 

 

5位 【Metallica】 ティムール <雪崩の大牙獣 荒野の後継者 高地の獲物>

 今回の連日ドラフトが発生した原因。主犯。ただ、このドラフトを開催するための袖の下として、先日発売した統率者デッキ×5を奉納していくというお大尽プレイ。しょうがないにゃぁ。ありがたく受け取っておくんだからね! さておき、普段のオンラインでは最近ジェスカイづいていたらしいのだが、今回は「雪崩の大牙獣」からのティムール。幸い今回は7人卓でティムールは1人だけだったのでそれなりにペイしそうではあるが、残念ながらメインとなる緑は5人が使っている。なんとか差別化を図るため、「煙の語り部」「高地の獲物」といった2マナ域の厚さで勝負をかける(なんと「高地の獲物」は1引き!)。3パック目では「龍爪のスーラク」を5引き出来るなどのボーナスもあり、ゆっくり動くティムールのデッキとしてはそれなりのものだったのだが、やはり数多居並ぶスピードデッキに太刀打ち出来るほどの陣容は揃わず、「遅いデッキの中ではそこそこ戦える」くらいの位置に落ち着いてしまった。まー、久しぶりのリアルドラフトだったので色々と勘が鈍っていたところはあるみたいだけど。俺のクリーチャーを絶賛スルーするだけの「春の具象化」とかな。まぁ、「増え続ける成長」が堪能出来たんだから、これはこれで。3パック目の「高地の獲物」→「長毛ロクソドン」→「スゥルタイの魔除け」→「増え続ける成長」→「スーラク」っていう謎の出世ピック。

 

 

6位 【Mei】 アブザン <族樹の発動 対立の終結 アイノクの盟族>

 「このデッキで勝てないなんて」という毎度お馴染みの台詞を吐いて沈んでいく役回り。なんか、ぼちぼち持ち芸みたいになってきたな。どのあたりが「このデッキ」なのか分からないのは相変わらず。もちろん、弱いデッキには見えない。「アイノクの盟族」×2のおかげで速いとは言わないまでも序盤〜中盤の動きは安定しそうだし、「アブザンの隆盛」1枚出せれば多くの試合は決することが出来そう。かててくわえて「対立の終結」まで揃っており、色々と派手な動きは期待出来るデッキだ。ただ、それって結局レアゲーになるわけで。最近は回りの速度がガンガン上がっている中で、「遠射兵団」×2をベースにしたアブザン戦術は割とお客様になりやすい。回りの人間にも散々言われていたが、「どのカードが強いか」じゃなくて「どのカードが自分のデッキに必要か」の方を先に考えてピックしなければならない。そのためのピックの流れ読みであり、アーキタイプイメージなのである。個人的な印象としては、「3色じゃなくてまず2色」がこの世界の基本的な考え方だと思うので、そのあたりから意識したら多少ピックに芯が通るのではなかろうか。

 

 

7位 【Sea-chicken】 スゥルタイ <氷河の末裔 死滅都市の悪鬼 族樹の発動>

 相変わらずの乱高下、優勝のあとは自然にこの位置に戻ってくるのがこやつ流である。ただ、普段は「勢いで勝ったねー、でも今回は回らなかったねー」という繰り返しなのだが、今回は本人も幾度となく繰り返していた通り、デッキがショボい。うん、多分誰が見ても「別にショボくなんて……ショボいな」と言わしめるだけの内容になっていると思う。何しろ「大牙コロッソドン」が2体、「朽ちゆくマストドン」が1体の「象さんがもっと好きです」デッキになってしまったのだから。象さんを入れるのが必ずしも悪いことだとは思わないし、プール次第では入れなきゃいけない場合もあるかもしれないが、ここまでやっちゃうと流石に失敗ピックと断言してしまっていいだろう。今回は「初のスゥルタイチャレンジ」ということで勝手が分からなかったことにくわえ、中盤から焦って集めようと思ったのに、色の合う2マナ域がほぼ皆無という結果になり、自然に「序盤なんてないさ、デカブツだけで生きていくしかないさ」みたいなデッキに。上手く堪えられれば「ケルゥ」から象が空を飛んだりする愉快な光景も見られたのだが、まぁ、普通はそんな悠長なことは相手が許してくれません。「テイガムの策謀」×2でこぼれ落ちる象を寂しく見守るばかりです。やっぱり、スゥルタイって「スゥルタイデッキ」を組むための存在じゃない気がするんだ(散々やってみたやつなりの結論)。

 

 

今回のピック表

 

 【Sangriter】(白黒赤)→【Sea-chicken】(黒緑青)→【Thraxi】(青赤)→【Mei】(緑黒白)

                        

 【Alessi】(緑黒白)←【Metallica】(緑青赤)←【Serra】(黒白赤)

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