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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ペロリーナ様はゆるキャラとしてもアウトのデザインだと思うペロ、第8話。確かに水着回だけど……なんか中盤作画がちょっと緩かったな。クリスの大活躍はもう少し気合い入れて描いて欲しかったなぁ。

 まさかの展開である。これって1クール作品ではないよなぁ。鉄壁と思われていたアルゼナルも随分なザルである。いや、そもそも鉄壁だと思ってないな。モモカがあんだけ簡単に入ってこられたし。そもそも慰問団の警備関係もかなり緩かったし。今までずっとこの警備体制で問題無かったってことなんだろうか。いくら何でもノーマしかいないからって舐めすぎやろ。今回ヒルダがモモカを脅すシーンを見ても、実銃突きつけられたらいかにマナを使えたとて分が悪いわけで(まぁ、モモカはヒルダに遠慮してマナを使わなかった可能性はあるが)、もう少し問題意識を持って取り組むべきだったな。あ、でも今年になって初めて「ノーマの中にマナを使える人間が混ざっている」っていう状態になったのが問題なのかな。だとしたら、安易にモモカの滞在を認めてしまったジル司令の責任問題ですね。

 さて、大きく動いたポイントをいくつかまとめて行こう。まず、個人的に一番意外だったのは、諸々のシナリオ展開より何より、ミスティというアンジュの過去の知り合いがあっさりと(公式に)島を訪れてしまったことである。つまり、ミスティさんというミスルギ皇国以外の人間は、ノーマ収容所としてのアルゼナルがどんなところなのかを知っていたわけだ。アンジュは初めてここに落とされたときに何もかも全く知らない状態でやってきていたので、てっきり龍退治機構としてのアルゼナルは一般社会にとって禁忌なのかと思っていたのだが、別にそんなに隔絶したもんでもないらしい(ひょっとしたらミスティもドラゴンのことを知らないで来た可能性はあるが、その場合、監察官があっさりアンジュとの面会を認めるとも思えない)。ま、確かに世界政府とそれなりのレベルで繋がっているわけで、完全な異世界ってわけにもいかないのか。アンジュがなにも知らなかったのは、ひょっとしたら実はノーマだってことをひた隠しにしたい両親が、徹底的に情報を遮断したせいかもしれない。彼女自身、ノーマの隔離保護施設があることは知っていたが(1話)、そこで何が行われてるか知らないっていうだけだったしね。後の問題は「ドラゴン」ってのが一般社会にどの程度認知され、脅威として把握されてるかだなぁ。

 で、そんな「遠そうだったけど案外近い」アルゼナルを脱走しようとする悪い子が2人。島にすっかり馴染んだと思われていたアンジュだったが、愛する妹シルヴィアのヘルプ要請を受けて気もそぞろ。最初は会う気も起きなかった過去の友人について、「そういや、あいつ利用すれば脱走できんじゃね?」と思いつき、行き当たりばったりのエスケープ。彼女の元々の計画ではモモカを連れていく予定はなかったようなので、ひょっとしたらミスティ頼みで自分だけ逃げるつもりだったのかもしれない。後に残されたモモカの絶望感は凄まじいものになっただろうに。

 幸か不幸か、同じことを考えていたもう1人の悪い子は、もう少し計画性がある。ここも今回意外だったポイントであるが、これまで憎まれ役を一手に担ってきたヒルダが、実は割と芯のあるアツい奴だった。悪辣な態度がすべて演技というわけでもないだろうが、あのゾーラに取り入って妾扱いされていたのも、そこから役割を継いで隊内で百合園を経営し続けたのも、すべてはこの1日のため。「ママに会う」という何とも乙女チックな目標のため、彼女は必死の脱獄プランを決行した。個人的には、彼女の行動の根底には「ゾーラへの弔いの意」があると考えていたので、彼女の告白がその真逆の真相を伝えたのが驚きだった。すべてを打ち明けた彼女にとって、アンジュは別に敵ではなく、むしろ利害の一致した共犯者。互いに憎み合っていた2人は、心を入れ替えて手に手を取った逃避行……とならないあたりがこの作品の素晴らしいところで、土壇場のアンジュの裏切りは「今期アニメ三大クズ」の名に恥じない立派なものであった(残りの2クズは各人で決めて下さい)。まぁ、アンジュのいう恨み辛みは一理あるっちゃあるんだけどね。殺されかけたのは事実だし、ペロリーナが酸っぱかったのならしょうがない。しかし、最後の最後、モモカのナイスアシストもあり、ギリギリで人としての優しさを失わずにすんだアンジュさん。昨日の敵は今日の友、とまではいかないかもしれないが、互いにいがみ合っていた2人が、無事に手を取り、(ある意味とても安易に)友情タッグを成立させたのであった。でもまぁ、その代償として、勝手に脱走したことで残りの全員との友情タッグはおじゃんだけどな。せっかく信用しかけていたサリアさんはまたまた裏切られて本当に可哀想だ。あ、「胸の話じゃないわよ」。

 というわけで、大きな転機となるお話だったわけですが……このアニメはそんな話だって阿漕で下品で適当なシチュエーションでやっちゃうぞ。フェスタで水着になる意味、特になし。女しかいないイベントなのにいちいちエロい企画をやる意味、特になし。突然のメリーゴーランドの説明、特になし。エマ監察官に「イカ臭い……」って言わせる意味、特になし。サリアさんの胸、特になし……。無い無いづくしの無意味イベントだ。でもしょうがないよね! そういうアニメだからね! 色々と確認できたこともありますよ。たとえば「あんなレースゲームでもいちいち大穴にぶっ込むロザリーさんってばホント馬鹿」とか、「クリス、そんなにあったのか……」とか、「蝶のように刺すことも出来る」とか。特にクリスさんの躍進は今回のトピックとして注目すべきところで、本当にどうしようもないクズのロザリーと違い、彼女はアンジュ側に転げたといってもちゃんと現実を見ており、もちろんヒルダを裏切ってのけ者にしようなんて気はさらさら無かった。彼女なりに勇気を持って最善を尽くした結果の行動だったわけだ。多分、チームサリアの中では間違いなく一番真面目で良い子である。まぁ、なんかこの活躍、死亡フラグっぽくみえなくもないけども……。クリスが頑張れば頑張るほどにガチクズとしてのロザリーも引き立つので、あれはあれでおいしい役回りだ。

 次回はアンジュが外でドンパチやる展開になるでしょうが、はたしてチームの他の面々は活躍するチャンスがあるんでしょうか? サリアさんは再会したらものすげぇ恨み節とマジカルステッキぶつけてきそう。怖い。

 まとめ:シルヴィアは容姿がアリスなのに声がカレンなので大変ややこしい。

 

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