最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
まったく、中学生は最高だぜ! 第8話。審査員のおっさんの「これが中学生か……」っていう呟き、「このすさまじさのくせにまだ中学生なのか」っていう意味の発言なのは分かってるんだけど、どうしても上記の文脈で聞こえてしまうのです。シカタナイネ。 まったくもって有馬公生という男はどこまでの化け物だったのか。まるまる1話使って、彼に人生を狂わされた2人のピアニストの悲劇を描いている。かたや、公生に執着し、彼を超える妄念に取り憑かれたおかげでチャンスである海外行きを棒に振ったツンツン頭。かたや、興味のなかったピアノの世界に引きずり込まれたのに、当の公生は路線変更してしまったために憎悪を溜めて彼に復讐を誓う女。まったく、どこまで回りの人に迷惑かけりゃ気がすむんだ。もちろん、そんな文脈ではないのは百も承知。「公生に狂わされた」2人の人生は、溢れ出る熱量でもって、刺激に満ちた濃厚なものになっていたに違いない。 公生に対してまっとうなライバル心をむき出しにする男、相座武士。幼少の頃からコンクールでは公生に上をいかれ、男の子らしい強い敵対心を持っていた。ただひたすらに「有馬公生」という怪物を倒すために修練を重ね、気付けばその実力は業界でも折り紙付き。数々のコンクールを総なめにして、今や師匠からは「国内に敵はいない」と太鼓判を押されるまでになった。いわば「まっとうな強さを持つライバル」である。しかし、そんなシンプルなキャラ造形の中にも、「中学生である」「音楽はただの殴り合いではない」というリアルはうっすらとにじみ出ており、彼の演奏は何も傍若無人な技能の独演会というわけではない。他人を寄せ付けない圧倒的な音の波で回りを黙らせることは出来るが、そのためには武士は武士なりに心血を注いでいる。舞台に立つ前には吐くほどに緊張もするし、舞台が終われば袖に転げ出て、そこから改めてふるえが起こる。傍から見れば「国内最強」のピアニストも、一歩壇上を離れればただの中学生なのである。そして、そんな彼が命懸けでぶつかるからこそ、その演奏も引き立つというもの。寝こけていた渡をたたき起こすほどに、彼の演奏にはエネルギーが満ちている。もちろんそれは、アニメーションとしても充分伝わってくるほどだ。 かたや、公生とは性別も違うし、ピアノを始めた経歴も違うのが、もう1人のライバル、井川絵見。元々ピアノになど興味のなかった彼女をこの道に引きずり込んだのは、幼少期の公生の演奏だった。「公生ママ」に毒されずに好きにピアノが弾けていた公生の演奏は、なんと同い年の幼女の心を鷲づかみ、振り回し、マジ泣きさせるほどのものだったという。一体どんな演奏をしたんだ、ショタ公生。おかげで絵見はその呪縛から逃れることが出来ず、自然にピアニストへの道を進むことに。なんだか唐突な人生行路にも見えるが、考えてみれば「公生のピアノが琴線に触れてしまった」時点でおそらく彼女にも素質があったということなのだろう。自分の心を揺らし、人生を揺らした演奏を追いかけ続けることになるのだが、残念ながらその「有馬公生」は幻影となって消える。残された「譜面の奴隷」に憤りを覚えた絵見は、公生という邪魔な幻影に対して復讐を誓うことになる。今の有馬公生を叩き潰し、自分の人生を自分で改めて切りひらく。それが彼女の目標だろう。その演奏はとても気まぐれで、武士のような絶対的な力は持たないが、その分爆発力に富み、条件さえ揃えばどんなライバルをも蹴散らす必殺の武器に変わる。トリッキーな彼女の産みだす熱を帯びた「木枯らし」が、世界を彼女を中心とした渦へと引きずり込んでいった。 なんとも強烈な個性を放つライバルキャラクター2人。その紹介だけでたっぷり1話使えるこの構成に感謝である。演奏シーンの迫力もあり、2人の強さ、そして個性が嫌と言うほどに伝わってくるエピソードになっている。特に絵見の持つ歪んだ憧れの念は何とも生々しく、猛々しいものだ。この2人ならば、きっと「聞こえていない」公生にも多大な刺激を与え、新しい世界を進むための原動力になるだろうという期待もある。さぁ、公生はこの2人の先制攻撃に対し、どんな返答を見せるのだろうか。単なるピアノ演奏でこの高揚感は見事である。 ちなみに、今週一番関心したのは、ロリっ子絵見ちゃんの「マジ泣き」。はやみんの声とは思えないすげぇ声でした。キャスト陣も昂ぶってるなー。 PR |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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