12月5日 ドラフト模様(TKT×3)
ピック順 【Serra】→【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Mei】→
急激な寒波が押し寄せてきたせいで、私の回りにも風っぴきが続出。ただでさえ不摂生な連中が多いので、これからの季節はしばらく地獄絵図です。そんなわけで、今週は風邪が原因でリタイヤが1名。ただでさえピックに不自由するこの環境で、更にしんどくなる地獄の5人戦である。何故か5人というほどよい人数を利用して試合前にはどこぞの社畜にもらった統率者デッキ対決を展開していたのだが、ちょうどそのタイミングで社畜本人から「ぼくはこんなにドラフトがしたいのに、仕事が終わらないんだ」というダイイングメッセージが届いたので、綺麗にシカト。ドラフトしたいなら、仕事を辞めて実家に帰ればいいじゃない。
5人戦は地獄絵図だよ。ドラフトも統率者戦もね。統率者デッキ、出来れば再来週あたりには試合を行いたいので、各人準備をよろしくお願いします。
SE TH SA ME CH
SE ー ◎ × ○ ○ 3ー1 1 ○
TH × ー ◎ ○ ◎ 3ー1 2
SA ◎ × ー × ○ 2ー2 4
ME × × ○ ー ◎ 2ー2 3 ○
CH × × × × ー 0ー4 5
1位 【Serra】 ティムール <凶暴な拳刃 増え続ける成長 ティムールの軍馬>
前回、あやつが優勝したことで「ラストワン」となっていたのがこちら。このまま「優勝してない最後の1人」ネタで引っ張る予定だったのに、鬼の居ぬ間にさっさと勝ち上がってしまった。なんやつまらん。まぁ、これで全員のメンタルが平常状態に戻り、穏やかなドラフト生活が送れそうです。ちなみに、この優勝のおかげで、今回を含めた過去6戦は全員優勝者が違うという、妙な当番制優勝システムが完成している。つまり、今最も優勝から遠ざかってるのは、風邪で休んだあの人である。さておき今回のデッキだが、なんと人生3度目の「凶暴な拳刃」。なんと、登場したあのゴリラ(正確にはオーガ)は全部この男が引いている。どんだけ愛されているのやら。これまでは、1引きでがちがちの3色に固まって自滅したり、基本的に「強いカードだけどドラフトだと良いイメージ無い」ポジションだったが、今回の優勝で厄払いに成功。今後気兼ねなくティムール人生を送れそうだ。デッキはそこまで固まったコンセプトがあるわけではないが、とりあえず適当にクリーチャー並べて「増え続ける成長」撃てばどうにかなるだろデッキ。今回は全体的にデッキレベルが低いので、マジで何とかなった。青も人気カラーだったのだが、巡り合わせの妙で「隠道の神秘家」×2が引けてるのがでかいな。あと早めの「引き剥がし」2枚確保。やっぱりティムールだとこれ(と「凶暴な殴打」)が肝やね。
2位 【Thraxi】 ジェスカイ <千の風 灰雲のフェニックス 雪花石の麒麟>
恥も外聞もないレアゲー。1引きの2枚にくわえて「カマキリの乗り手」もあるので、とにかく飛行がどうにも止まらないデッキ。これにくわえて、今回白ユーザーが少なかったおかげで「雪花石の麒麟」×3なんて無体な陣営も確保出来ている。上手いこと空いてる色に潜り込めるかどうかっていうのは、カードが少ない5人戦だと決定打になるよね。あとは特になんも考えずに飛行出して殴るだけのデッキでした。未だに何故「跳ね返す掌」を2引きなんてタイミングで引いたのか思い出せないが、試合中、何度も何度も読み返して「これ、そんなに強くないな」とガッカリするだけだった。せめて「騎乗追撃」を先に押さえろよ(なお、一周してきた模様)。
3位 【Mei】 スゥルタイ+赤 <書かれざるものの視認 ラクシャーサの死与え 縁切られた先祖>
相変わらず、色を広げて強カードを確保することに余念が無い。これで今回不人気(というか無人)だったアブザンのカードを確保するとかなら分かるのだが、下家2人がやっているティムールのカード(スーラク)をカットしてデッキインしてしまうあたり、容赦無い。この色のぶつけ合いが、5人戦の醍醐味といえる部分なのかもしれないけど、マジ勘弁してほしいよな。デッキのベースはスゥルタイカラー。大量に確保した「縁切られた先祖」で序盤にふたをしてしまい、「スゥルタイの占い屋」あたりでジワジワアドバンテージを広げて最終的に「スーラク」らを「書かれざるものの視認」で引っ張り込んで押し潰す。何度かライブラリが無くなりそうになっていたあたりにこのデッキの性格がうかがえる。今回みたいな泥仕合だとあんまり尖ったスピードデッキも出来ないので、こういうスタイルでもそこそこ戦えるのである。
4位 【Sangriter】 マルドゥ <消耗する負傷 スゥルタイのゴミあさり 抵抗の妙技>
今回不人気だった白・黒という2つの色を確保した形になるのだが、残念ながらマルドゥ戦術をフォローするためのパーツが今回は色々と欠けていた。その最たるものが「戦場での猛進」であり、これが無い時点で白黒ベースの戦士デッキは片腕をもがれた状態である。一応「ラッパの一吹き」1枚でギリギリ矜恃は保ったものの、やはりせっかく「マルドゥの軍族長」×2「武器を手に」「刃の隊長」などと揃ったパーツを底上げするには数が不足しているだろう。これで途中から緑に流してアブザンが確保出来れば大きくデッキが変革する可能性もあったのだろうが、アブザンが頑張り始めたのが2〜3パック目で遅すぎた。舵を切ることは出来ず、結局今回は赤を5人全員が使っているという。この世界の一手の重みよのう。
5位 【Sea-chicken】 ティムール <雪角の乗り手 霧炎の織り手 氷河の末裔>
負ける時にはとことん負ける、それがこいつ流。今回は5人戦だから綺麗にクランが分かれると素敵だったのだが、残念ながらティムールだけ2人。その2人がトップとラスで大きく明暗を分けてしまっているのは、やっぱり上下の妙ということなのだろうか。実際、席順で一段下のカードしか引けてないのは事実だし。デッキのチャームポイントは2体並んだ「氷河の末裔」で、何故か4ターン目、5ターン目にずらずらと揃って登場する展開が多かった。まぁ、2体並んでもパンプマナに限界があるからそこまで大きな意味はないのだが、やっぱりタフ5はエラい。この2体がもう少し活きるデッキ構築が出来れば、この氷河ティムールにも光は見えたのかもしれないのだが……いや、そんなデッキがあるのかどうかはしらんけど。1引き「雪角の乗り手」の時点でかなり辛いよな。
今回のピック表
【Serra】(青緑赤)→【Sea-chicken】(青緑赤)→【Thraxi】(白赤青)
↑ ↓
【Mei】(黒緑青赤) ← 【Sangriter】(白黒赤)
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