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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 謎がいっぱい第11話。このアニメの場合は「謎」っていうより「突っ込みどころ」って言った方が正しい気もするけども。ちなみに、個人的に一番の謎はエマ監察官が突然レイプ眼でイッちゃったことです。あれ、なんやねん。ドラゴンブレスの効果なの? ちゃんとあとで回収されるのかな。

 さぁ、いよいよ第2部の始まりだ。たとえるならばFF3で浮遊大陸の探索を終え、外界に飛び出して世界の広さに怯えるくらいのタイミング。ここまで時間をかけてようやくこの世界の概観がつかめたと思ったのに、次は外の世界が更に広がっていくのである。まぁ、次回予告でも言ってた通りに、あからさまに「別なパラメイルにのってアンジュ達と対立する女の子キャラ(CV堀江由衣)」がいることは分かっていたからそこまで驚くわけじゃないんだが、堂々とドラゴンと同じゲートから出現し、リサイタルをひらきながらメガ粒子砲をぶっ放して帰っていくというのはなかなかのサプライズ。出番が少ないと文句は言っていたが、なかなかのインパクトだったんじゃないでしょうか。大丈夫だよ堀江さん、あなたシンフォギアの時なんかメインキャラでキャラソンもあるはずだったのに、結局1話冒頭でほぼ出番終わりだったじゃないですか。アレに比べれば、多分まだ出番はあるよ。

 そんな「外の世界」の恐ろしさであるが、冒頭、アンジュを追い返して一時の平和が訪れた(気がする)ミスルギ皇国の皇宮からして突っ込みどころのオンパレード。化け物の姉の復讐に怯えるシルヴィアちゃん(幼女)は、あれだけ居丈高に鞭打ちにしていたにも関わらず、いざ逃がしちゃうと理屈が通じないノーマがおっかなくてしょうがない。半べそかきながらお兄様に慰めてもらおうと思ったら、なんとそのお兄様(変態)は直属の部下と情事の真っ最中。ただでさえ肉親のいたしているところなんて目撃したくないというのに、生粋の駄目人間であるお兄様は、何とママさんプレイに興じているという一切フォローがきかない最低の場面である。「ママは僕の言うこと全然聞いてくれなくてアンジュばっかり」と駄々をこねて脳内ママンに甘えるお兄様。こいつ、そんな動機で実の母を殺したのかよ。まー、妹が化け物で、母親がその化け物の肩ばかり持ってたんだからいらつくのはしょうがないと思うのだが、現実逃避の方法がいちいち救われないのである。そして、そのお相手の副官様がより一層化け物だったってんだから質が悪い。ノーマなんかよりもシンプルにそれと分かる巨大な羽と、確実に脳から全てをぶっ壊しにきていると思われる毒々しいお薬。もう駄目かも分からんね。そんな様子を見ちゃったシルヴィアちゃんは必死で逃げるわけだが、最後の一言が「アンジュリーゼお姉さまぁ!」なのは確実に突っ込み待ちなのである。「自業自得」で辞書引いたら「今週のシルヴィアのこと」って載ってるレベル。もっと幼女がもがき苦しむところも見てみたいね!

 さぁ、謎の竜人間がこの世界に入り込んでいて一大事であるが、アルゼナルの方は更に一段上の一大事。これまで黙々とドラゴン退治のお仕事を遂行してきた立派な防衛軍だったが、なんと、敵側がついに集中攻撃を企ててきた。向こう側がどの程度狙ってゲートを開けるのかはよく分からないが、今回は初めて敵側パラメイルまで出撃してきたのだからおそらくは計画的なものであろう。「竜の歌」とやらから放たれる殺戮兵器でアルゼナル指揮系統は一瞬で壊滅し、先陣を切った討伐隊もボロボロ。もう、脱走兵のことなんか気にしてる場合じゃない。結局ラッキーハプニングで刑期を短縮させることに成功したアンジュによってこの危機はいったん収束するわけだが、置き土産となった謎はあまりにも多い。

 まず何と言っても「アンジュとヴィルキス」だろう。今週だけでも色々とバックグラウンドが明らかになったわけだが、まず、ヴィルキスは以前ジル司令が乗っていたものだった。しかし彼女も十全に使いこなせていたわけではなく、彼女は「自分たちがこれに乗ってもあかん」という親心からサリアの夢を拒否し続けてきた。彼女より以前にヴィルキスの搭乗者がいたのかどうかは定かじゃないが、今回敵側の機体と共鳴するかのようにして歌に反応していたということは、「あちら側からきたもの」であることは間違いなさそうだ。マジェプリにおけるウルガル製品・アッシュみたいなもんですかね。そんな「未知の兵器」を自由に操ることが出来た上に、相手の歌も(本人も分からないうちに)そらんじたということは、アンジュもあっち側の人間ということでよいのだろうか。ひょっとすると、ミスルギ王家の直系ではなくてどこかの拾い子って可能性もある。そして、そんなアンジュと一応は共通要素を持つのがノーマという種族である。マナを使えず、パラメイルには乗れる。それはつまり「あっち側」の候補ということ? でもサリアやジルではヴィルキスの操縦は出来ないから、やっぱりアンジュはあっち側でも「選ばれし者」だ。ずるいな、臭いくせに。

 結局、そんな謎を深めているうちに、サリアさんの必死の思いはうやむやのままに破れてしまった。いや、駄目なのはもちろん分かってたんだけど、こうも救われない形で現実を突きつけられるのは彼女の努力を鑑みると可哀想すぎるよね。「小さい頃からの夢!」「あこがれのあの人の仇!」「努力を続ければ何とかなる!」。全部漫画やアニメなら成功フラグのはずなのに、サリアさんの場合はいちいちジル司令が「それ無理」「無理なものは無理」「出来ない奴は一生無理」と全否定されてしまった。最後には本人も「無理なんだぁ〜あはは〜」みたいなテンションになってて本当に救われない。作中で一番不幸なのってひょっとしてサリアさんなのでは。魔法少女に憧れるのもしょうがないよな……。

 その他の面々は相変わらずの様子だが、意外なところでは整備チームのメイに今回ちょっとだけスポットがあたった。墓石に名前が刻まれた彼女の姉とおぼしき人物はジルの同期であり、死の間際に「一族の伝承」をメイに伝えた。確か機械整備に命を賭ける不思議な「一族」らしいが……どういうことだろう。彼女だけノーマの中でも特別な存在なのかな。もしくはパラメイルのメンタルモデルだったりして……(中の人的に)。

 その他、エルシャさんはいつも通り、クリスちゃんはヒルダに対してのぷんぷん状態を継続中(なお、ベッドインはする)。ロザリーさんは完全に敬語を使い出した。かくいうヒルダさんはアンジュとの友情タッグが自然と深まっており、なんだかんだでいいコンビネーションを披露するなど、今後の活躍が期待される上げ調子。そりゃね、天下の堀江由衣を相手にしなきゃいけないんですから、ここは水樹・田村連合軍で対抗するしかないでしょう。いや、オーバーキルだけども。あと、今回割とスポットが当たったジル司令についてもまだまだ謎が多い。次回はサブタイトルからして彼女のお話になるのかな。これはアルゼナル全体としての方向性なのかもしれないが、ジルさん、突然のドラゴン大群襲来にもそこまで驚いてなかった気がするんだよね。予測出来てたのか、単に図太いだけなのか。あっさり司令室をぶっ壊されたのに、すげぇ早さで臨時の通信室を復帰させたのもすげぇし。ジルさんは確実に物語の核心を知っているようなので、次回のお話にも要注目。

 そして、個人的に2番目に気になるのが(1番目はエマさんね)、ラストシーンの演出なんだよね。ジルさんとばあちゃんの密談をバックに、何故か画面は寝っ転がるヴィヴィアン。すげぇ意味深。彼女にもまだ何か裏がある? 裏があってほしい。CV的に。俺的に。プリーズ死亡フラグ。

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