最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「PSYCHO-PASS2」 6→6 毎週感想を書いていたのでここで改めてまとめる要素もあまり無いのだが、とりあえず総評まで。また劇場版もあるし、そっちまで見てからが真の「最終評価」になりますかね。 一言でまとめると、「予想以上にきっちり仕上げた2期目」という印象。そもそも1期目で与えられた「今後の課題」であるシビュラとの対決姿勢という設定自体がものすごく高いハードルになっており、続編のシナリオを作るといっても、適当にミニエピソードをつなぐだけならまだしも、ここに「意味のある」続編をつなぐのはかなりの難行。狡噛・槙島コンビで散々食い散らかし、朱ちゃんがなんとかとりまとめた社会秩序を、また別側面から引っかき回す事件なんて、そうそう綺麗に風呂敷をたためるとも思えない。そんな状況で与えられた時間がわずか1クールってんだからそりゃ大変だった。そうした限定された状況下において、今回の鹿矛囲事件の構造は綱渡りのようなギリギリのバランスで成立させた理想的な「ネクストステップの事件」だった。社会をかき回すキーコンセプトとして「集団的サイコパス」という概念を導入し、その是非を問うことで改めてシビュラの存在そのものを問い、さらには常守朱という一個人の信条も問う。完全存在であるシビュラに妥協は許されないだろうし、主人公ポジションである朱ちゃんにも半端は許されない。そうした設定をなんとか盛り込み、語り、片付けるのにギリギリの12話。本当によくここまで作り上げたと思う。 もちろん、そうしたギリギリのせめぎ合いの中での構築であるから、ほころびが見えるのも致し方ない部分はあるだろう。鹿矛囲の設定はもっともっと尺を割いて浸透させるべきものだったが時間がなかったのでどうしても安易に見えてしまう部分はあっただろうし、最終話で東金が小物っぽく見えたのも、彼という人物像をもっと丁寧に描く時間があり、最終決戦での三つ巴に筆を割く余裕があれば回避出来たものだ。また、気になる存在だった雛河が一切何もしなかったことや、1期メンバーである六合塚さん、唐之杜さん、ギノさんに至るまで、脇のストーリーを語る余裕が一切なく、キャラクターに無駄が多かったのも残念な部分。1期ファンとしては、2クールの尺でもって、メインボディはそのままでガンガンサブエピソードを突っ込んで世界を膨らませて欲しかったものである。もう、六合塚さんで2話くらい確保して唐之杜さんとずっといちゃいちゃしてもらうとか。雑賀さんの過去話だってあってもいいだろうし、それこそ朱ちゃんとお婆ちゃんの水入らずの休日なんかもあれば悲壮さがより強固なものになったかもしれない。尺不足によるオプションの排除は、実に勿体ない部分だったと思う。 これに加え、せっかくの2期目だったというのに何故か途中で作画がへちょるという残念な側面もあった。劇場版にスタッフを取られたのだろうか。ビッと締めてなんぼの今作の世界観は、作画が緩くなってしまうと途端に腑抜ける。1期の時にも残念作画であれだけ騒がれたのだから、なんとかその部分だけは維持して欲しかったものだ。そこは素直に減点ポイントだろう。 とはいえ、そうしたネガティブな要素も鑑みつつ、やはり「予想以上にきっちり仕上げた」という印象は変わらない。尺が短くなったことで1話あたりの密度はぐっと増し、持ち味であるグロもまじえたサイコな演出、そして世界構造を考える上で充分に想像出来るだけの余地を残した描写の数々など、制作スタッフがこの「PSYCHO-PASS」世界をとても丁寧に、真に迫るものとして育てようという意志が感じられた。今回これだけ思い切ったシナリオで「ネクストステップ」を描いてしまったため、これと同等のサイズで新たな物語を構築するのは更なる難行となってしまったわけだが、是非とも、新しい物語にも期待したいところである。 そして、個人的にはとにかく霜月美佳ちゃんに幸あれ、と。ほんと大好きなキャラです。酒々井さんともども、ピーピー泣かせたい。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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