最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「甘城ブリリアントパーク」 5→5 ようやく今期の番組感想も最後の1つになりました。今期は中間期なので27本とそれなりの数(そういや結局蟲師は書いてないけどまぁいいや)。終わったからと言って休む暇など与えられない。第2第3の新番組が……無限ループって怖くね? さておき、個人的には「やもめで子供の養育費に頭を悩ませてるような役にうりょ子をキャスティングしてやるなよ」っていうのがずっと気になっていたっていう印象の作品。さらに今期のうりょ子は「自分が女性という性を持つことに抵抗があって恋愛に臆病になった」役も担当していたという(コックリさん)。声優ってどんな役でも出来るからいいよね! 戯れ言はさておき、色々と惜しい作品だったという気がする。基本的に京アニシンパなので、京アニデザイン、京アニモーションで動くだけでも割と楽しい作品になる。今作はテーマが「テーマパーク」であり、賑々しくも大仰な京アニのカラーとマッチしており、様々な部分から「華やかさ」を打ち出す画面は相変わらず見事なものだ。「ファンタジーの皮を被った現実の権化」というネタの仕込みも充分であり、メイン3キャストのどす黒さ・下衆さや襲い来る幼稚園児達の悪鬼羅刹のごとき形相など、単に綺麗で可愛いというだけに終わらないネタ振りもお手の物。その上で可愛いキャラはきちんと可愛く、緩急もついて描かれているのだから、総じて見ればやはり「流石京アニ」と持ち上げるのに抵抗はない。 ただ、そうした綺麗に出そろった道具立てによって描かれたメインシナリオが、どうしても役者不足である。「境界の彼方」の時もそうだったのだが、「他では見られない映像」でもって盛り立ててくれる中でも、「別に見なくてもいい話」をされてしまうとやはりモチベーションは下がる。今作の場合は原作にどの程度ウェイトが置かれていたのか定かでないが、「ファンタジーの振りをした下衆の集まり」というパークの設定の時点で既に出落ちになってしまった感がある。マカロン、ティラミーといった個々のキャラクターを紹介するところまでは楽しめるのだが、そのキャラたちがよってたかって、いざ1つの物語を作ろうとすると、なんだか1つ1つの脚本が適当になる。西也がひねくれ者のキャストたちと心通わせるまでのお話、パーク内の封印されたアトラクションを探索に行く話、異世界とゲートが通じて本当の修羅場を客にアトラクションだと思わせる話、エレメンタリオの4人がそれぞれ罰ゲーム大会に挑む話、下衆い秘密道具を持ち出してエロネタに走る話。どれもこれも、「この初期設定があるなら、とりあえずこういうお話で一本シナリオが作れるよね」と思いつくまっとうなもので、1つのショートストーリーとしてきちんとまとめてはいるのだろうが、個々のシナリオが楽しいかと言われても、そうでもない。何ともベタだし、整合性にこだわっているようにも見えない。そして最終的に帰結するはずの「パークの経営を救う」という物語に大したカタルシスがない。おそらく、個々のサブエピソードが単体で散らばっているだけで、有機的に結びつくような構造になっていないためだ。これだけ色々と「面白そうな要素」が転がっていたのだから、もうワンランク上の内容になってもおかしくなかったと思うのだが……どうにも腑に落ちないものになってしまった。まぁ、京アニ文化に慣れてしまったせいで起こっている贅沢病なのかもしれないが……個人的には、きちんとメインの部分で見せてくれた分だけ「Free!」の方が好きだったかなぁ。 ま、キャスト面は充分楽しめたからいいんですけどね。モッフル、マカロン、ティラミーの3強は外見や声とのギャップでの売り込みは素直に面白かったし。メインヒロインを努めた加隈ちゃんの意外な起用、そして藤井ちゃんの真っ直ぐな愛らしさ。こういう楽しみ方なら無問題だ。あと、「金髪褐色美人秘書」っていう新ジャンルを切りひらいてくれたことには感謝している。ビルドファイターズのベイカーちゃんの更に上を行く逸材だ。もっと彼女が輝く世界があったはずなのだがなぁ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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