最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「夜ノヤッターマン」 6 そのインパクト抜群のタイトルで注目を集めていた一作。一体どんなものが飛び出してくるのかと思っていたら……なるほど、完全にエロミーニングだと思ってた「夜の」っていうのはそういうことなのね。 基本的にわたしゃ「ヤッターマン」について何も知らない。いや、日本国民が持っている一般知識程度には概要は知っているが、実はほとんど見たことがないのでディティールはよく分かってない。まぁ、ドロンボー一味が悪だくみして、ヤッターマン一味がそれを打倒して、ビックリドッキリして、おしおきだべ〜で終わり、っていうくらいは分かる程度。結局平成版もほとんど見てなかったし。そのせいで、新たにスピンオフ作品が作られると言われても「ピンと来ないんじゃないかなぁ」と勝手に思っていた。ただ、事前の特番で「ドロンジョー一味が主人公で、しかも幼女です」と言われた時には「もしや?」という期待も湧き、とりあえず1話目を見てみたわけだが……こりゃすげぇのが出てきたぞ。 話の筋立ては、バックグラウンドを一切考慮しなければ至極ありきたりのものだ。まさに王道展開。貧しさに苦しむ一般市民が実は「選ばれし者」の末裔であり、圧政を敷く悪王、つまりは魔王を退治するために仲間と一緒に旅を始める。どこをどう切り取ってもRPGのスタート1話目である。ただ、この構図の「善悪」がぐるっと入れ替わるだけで、なんだか随分倒錯した状態に見えるのが面白い。誰がどう見ても、幼女は正義だ。彼女の真っ直ぐな生い立ち、愛のある幸せな家庭環境はこれでもかというほどに見せつけられているので、どんだけひねた人間でも「ドロンボー一味が悪い奴だ」なんてこたぁ考えるはずもない。過去の歴史はどうあれ、この作品の幼女は「正義」である。そして、その正義を苦しめる存在であるヤッターマンは、どう見ても悪として描かれている。分かりやすすぎるが故に、なんだかとてもいけないものを見ているような気がしてくる。原典に興味がなかった私のような人間ですらそうなのだ。もし、元々の「ヤッターマン」をよく知っている人間がみたら、ひょっとしたらネガティブな印象を与えてしまうかもしれないくらいのものではないだろうか。こんなんで大丈夫か、と思ったが、ちょっとフライング気味で公式ページ確認したら、どうやらドロンボー一味にはこれから同行者が現れるらしい。そしてその2人の男女の名前は「ガ」リナと「ア」ルエットという。ガちゃんとアちゃんですよね。更に極めつけはCVが吉野裕行と伊藤静……。まぁ、そういう筋立てになるんだろうな。今後の展開がどうなるのか、引き続き王道ながらも楽しみです。 で、そんな分かりやすい筋立てではあるが、1つ1つの要素が非常に丁寧に作られており、嫌でも期待が高まる1話目になっている。まずもって幼女が可愛いというのが一番でかいのだが、それを取り囲む2人の手下連中のコミカルな挙動は、これだけ等身が高い作画であるにも関わらず、不思議と原典のギャグタッチが透けて見える絶妙な配分になっている。もちろん、ギャグだけに偏ってしまってはせっかくの設定が無駄になってしまうわけで、きちんとシリアスな部分はシリアスかつスマートにまとまっている。この「本来ならギャグアニメで使われるような動きをシリアスの中に取り込む」という技法はとても新鮮で、それだけで「新たな時代のヤッターマンを見ているのだ」という説得力がある。最近のタツノコはこっそり良い作品を世に送り出しており、同じくリメイクでは「ガッチャマンクラウズ」も面白い作品になっていた。更なる変化球で投げ込んできたこの新たなヤッターマン、時代に即したヒット作になってくれるんじゃなかろうか。監督の吉原達矢氏ってのはどこかで見た名前だと思ったら、「むろみさん」の監督やってた人なのね。今回の画を見てたら妙に納得出来るわ。 中の人の力も、当然作品を引っ張り上げる大事な役割を果たしている。やはりキタエリは素晴らしい役者である。完璧な幼女である。完璧な可愛い幼女である。そして平田広明のボヤッキー、三宅健太のトンズラーという、渋さの中に絶妙なコメディを混ぜ込める2人の手腕。この3人が中心にいれば、まず心配はないだろう。上述のように、後からヤッターマンの2人も合流するみたいだし、既にブタ役でちあきんぐもいるし。っつうか、御前は既に今回ママン役で他界してるやんけ。そんなとこで兼ね役まわさんでもいいと思うんだけど(まぁ、エロ可愛かったので良しとする)。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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