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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ○「CANAAN」 5

 那須きのこが脚本、竹内崇のキャラ原という、微妙にアレな臭いのする作品。原作はそれなりにメジャー(?)なゲームとなった「428」とかなんとか。プレイしてないしいまいち興味もないので分からないが、とりあえずパッと見は嫌いじゃないです。まぁ、少女と銃火器っていう組み合わせが好きなだけなんですけどね。真下耕一信者なもので。

 そんなわけで大した予備知識も無しの1話目。本筋だけを追おうとすると、この1話は結構きつい。カナンのキャラクターこそそれなりに浮き出てはいるものの、人間関係がどのような構図になっているのか、何が正義で何が悪なのか、誰と誰が敵対関係にあり、誰と誰がメインキャラクターとなっているのか。散逸的な場面構成とキャラクターの顔の区別がいまいちうまくいってないことが原因で、初回に必要な情報は万全とは言い難い。画面が非常にきらびやかであるために、その煩雑さはより際だっているようだ。

 といっても、制作はあの「true tears」で知名度を上げたPAworks。グラフィックの魅力にはあらがいがたい。今回は上海の祭りの会場が主な舞台となったわけだが、その人いきれの様子、賑々しさに、下町の雑多なイメージなど、非常に緻密な描画は嘆息もの。カナンの大立ち回りの演出も見事なもので、しなやかな殺し屋のアクションと銃撃戦の勢いが実に印象的だ。カナンとマリアの2人の会話も言葉数こそ少ないものの、信頼関係の度合いが細かい仕草などから伺える。動画の質だけを見れば、今期でも指折りのクオリティと言っていいだろう。

 あとは脚本面での勝負。1話では正直顔見せ程度の内容だったので、2話目以降の広げ方次第で評判も分かれそうだ。

 まぁ、私の場合は個人的に中の人補正で見続けるとは思うんだけどね。マリア役の南條愛乃は全くマークしていなかったがなかなか印象的な声質。これをきっかけに覚えることが出来るだろうか。そして田中理恵vs沢城みゆきという、某薔薇乙女対決にも注目。ほんとにまぁ、みゆきちは恐ろしいとしかいいようがないね。今期の沢城キャラをまとめると、狙撃屋カナン、「Phantom」では殺し屋見習いのキャル、「GA」のトモカネに「絶望先生」のマ太郎。なんか飛び道具ばっかりですね。

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