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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 看護婦その2が宮森だったよ、第28話。原作では登場してないとこでちょいちょい女性キャラ増やしてくるよね。病院は女の子が多くていいよね。「1人では行動するなと言っただろう!」とポルナレフには怒鳴るのに、典明君は1人で放置していくジョセフ、鬼畜。

 今回は冒頭を含めていくらかオリジナルシーンが追加されている。例えばポルナレフがパピルス売りつけられる前までのところ、イギー追っかけるところなんかは、「なんであのタイミングでポルナレフが単独行動を取っていたんだろう」っていう原作の不明確な部分を補足したものだが、一番最初のシーンなんかは、原作通りに進行したのではあまりに出番が少ないイギーの登場シーンを増やすためだろう。確かに考えてみると、イギーってンドゥール戦が終わっちゃうとあとはペットショップ戦まで出番無いんだよな。流石にそれだけじゃ「6人目の仲間」として加わった意味が薄いんで、アニメではこうして「イギーもちゃんといるよ!」っていうことを示してくれているんだろう。そうしないと福圓先生にもギャラが発生しませんし……。特にポルナレフとの絡みが多くなっているのは、「バカ犬」イギーを際だたせるにはお騒がせポルナレフとぶつけるのが一番やりやすいってのもあるだろうが、やっぱりこの2人の関係性を深めておくことで、最後のヴァニラアイス戦への伏線を張っておくのが目的なんだろうね。確かに、あそこまでの展開でイギーが「一緒に旅した仲間」っていうイメージを植え付けとかなきゃいけないんだものね。ま、ペットショップ戦のあとだから原作でもそのあたりに違和感は無かったのだが、こうしてアニメでちゃんと「イギーとの日常」を描いておくと、今後の関係性もより明確に示せるってもんだ。また、アヌビス神を警戒しているのイギーだけ、っていう状況もアニメオリジナル。これは「切れ者」としてのイギーのイメージの補足かな。

 さて、そんなこんなでアヌビス神である。改めてアニメでじっくりと振り返ってみると、連載当時に読んでいたリアルタイムの感情が蘇ってきた。実はこのアヌビス神、めっちゃ強い。しかも、「強さ」として表れる要素は非常にストレートに「剣がめっちゃ速い」「なんでも切れる」というシンプルなものなので子供にも分かりやすいのに、そこまで積み重ねる過程は「妖刀」がモチーフとなっているので非常におどろおどろしく、つかみ所のない恐怖も兼ね備えている。当時、まだ正しい年齢層の少年読者だった私は、もしかしたらこのアヌビス神との戦いが一番絶望したバトルだったかもしれない。まず、「刀の存在に気付かないと絶対倒せない」「上限無しでどんどん強くなる」「しまいにはポルナレフまで……」と、絶望的な要素がこれでもかと盛り込まれているのだ。ンドゥールのような正攻法の脅威も見応えがあるが、そうした「どうしようもなさ」がジワジワと迫ってくる恐ろしさが、このアヌビス神にはある。今回放送されたシーンでも、例えばポルナレフが刀を抜こうとしてクラクラしてるとこなんかは「ポルポルー!後ろ後ろ!」と子供ながらに念じていたし、来週放送されるであろう、「ポルナレフが刀抜いちゃうシーン」の絶望感は半端じゃなかった。「あのポルナレフが!」ってなった。スタープラチナなんて結局無敵やんけ、って思ってたお子さんに対して、「じゃぁ、スタープラチナより速いわ」という単純明快な回答もインパクト抜群だったし。いやぁ、先週のトト神戦といい、ジョースター御一行は本当によく勝てたもんだな。

 そんな懐かしい絶望感が、アニメでも丁寧に再現されている。初めてチャカが刀を拾うシーン、チャカがスラリと刀を解き放つコマはとても印象的。そして、何故か憑依が完了すると緑色になる唇。うーん、荒木テイスト。ただ、コム・オンボでの「ゴゴゴゴゴゴゴ」だけはどうにかならんかったかな。あれ、無くてもええやんけ。今まであそこまでクドい演出はしてこなかったはずなのに、なんで今回だけあんな変な形にしたのか、謎。それだけチャカとアヌビス神の有無を言わさぬ迫力を表現したかったのかしら。いや、別に書き文字なくてもあれだけ書き込んでれば伝わるからさ。

 そして、やっぱり何度見てもヘンテコなチャリオッツの剣針。奥の手として取っておいたとのことなのだが、そんな大した技じゃねぇ。射程は1m数十㎝って言ってるけど、多分アヴドゥル戦の時はもうちょっと遠隔操縦出来てたやろ。あとラバーズ戦でも(まぁ、あれは一応射程内ではあるが)。剣針を飛ばしての攻撃は「距離を伸ばす」意味はあるのだが、「柱の陰のチャカを狙い撃つ」ことが出来た理由は謎である。剣士としてのカンなんですかね。まー、どうせこの後剣針飛ばすシーンなんてないし、チャリオツさんは割と適当なスタンドです。そういやアヴドゥル戦で見せた甲冑脱ぎも1回しか使ってないんだよな。何故、旧格ゲーは1回しか使ってない技をそれぞれスパコンにしたのでしょう(答え・それしか特徴が出せなかったから)。

 なかなか強烈なキャラだったチャカを退治し、いよいよアヌビス屈指の名シーン、カーンの営業する床屋へ。やっぱり床屋に立ち寄る流れが突飛な気もするが、まぁ、ポルナレフはオシャレさんだから。あの髪の毛は維持するのも大変だろうし。カーンも突然あんな変な外人に店に来られて焦っただろうな。「おい、コイツの髪のどこをどういじればいいんだよ」って。なんか上の方だけ適当にちょきちょきしてたけどさ。そして格ゲーに狂っていた人間ならば全てそらんじることが出来るであろうカーンの名言の数々。「顎の、下ですね」「俺だよ間抜け! アヌビスの暗示のスタンドさぁ」。ちなみに、これらの台詞は全てアヌビス神に乗っ取られた後のものなので、実際のカーンはほとんど台詞がありません。原作で、カーン本人が発したと思われる台詞はポルナレフに文句を言われた後の「ソースカ、スンマセン」のみ。ただ、アニメではそこも微調整が入っており、この台詞を言ってカミソリを磨いでいる時点で既にアヌビス神になっているようだ。確かに、カーンは「刀を移動させてくれ」って頼まれた時にしか触っていないわけで、あのときに乗っ取られたと考えるのが自然である。だとしたら、「ソースカ、スンマセン」の時には既にカーンじゃなくてアヌビス神になってるんだよな。細かい修正である(いや、誰も気にしないと思うが)。しかし、世界中どこを探しても「単なるエジプトの床屋の親父と命を取り合う漫画」なんてジョジョくらいのもんだろうなぁ。カーンがまた無駄にマッチョなのが笑える。ゲームだとやたら猫背であんまり大きく見えなかった(立ってる状態で赤石があたらない)けど、アニメだとちゃんとガタイが良く見えるな。チャカも割とマッチョだったし、エジプト人ってみんな強いわ。まぁ、アヴドゥルが桁違いにでかいが。

 さて、敵キャラは1人なのに、一気に3人ものキャストが追加されるという賑やかな回。アヌビス神本人には、きちんと威厳のある声を当てるってことで松本保典が担当。何もいうこたぁございません。来週のおふざけモードも楽しみである。そして、チャカは「憑依前」「憑依後」のギャップが楽しい曲者キャラだが、ここになんと勝杏里。この人もなかなか捉えどころのない役者でねぇ。面白い仕事をしてくれました。カーンの方はまだ本領発揮ではないが、こちらには名バイプレイヤー、宇垣秀成氏。このアニメは本当に安定してかちっとハマるキャストを当ててくれるから本当に安心して見られるよなぁ。

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