最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
年に一度のお楽しみ、新戦隊登場! 諸事情により一週間遅れてしまったが、おかげでニンニンニンの日から放送開始というグッドタイミングになったので結果オーライだ。でも、これって後の日程考えたら1話削られてしまうことになるんだよな……。封印手裏剣の数は48枚って明言しちゃったけど、ちゃんと全部回収出来ますでしょうかね。 さて、戦隊ヒーロー40年の歴史の中では3代目となる忍者戦隊。繰り返し使われるモチーフってのは、それつまり「人気のモチーフ」「金になるモチーフ」ってことで、直球で売り出してもきっちり制作側の期待に応えられるだろうという保証と自信が表れているということでもある。実際、戦闘シーンでの演出方向なんかは、先輩忍者と大きな差は無く、悪く言えばベタな、良く言えば分かりやすい方向性でまとめられている。今作のキャッチコピーである「忍びなれども忍ばない」というフレーズについても、先輩忍者も大して忍んでなかったわけで、取り立てて新しいスタイルでもないだろう(まぁ、カクレンジャーはそれなりに忍んでたイメージもあるけども)。とにかく素っ頓狂な目新しさが注目を集めたトッキュウジャーとは対照的な、王道路線のスタートといえるのではなかろうか。 もちろん、お約束を大事にするスーパー戦隊、ベタであることは決して悪いことではない。この見やすさはむしろ歓迎されるべきものであるし、そうした基盤の中でいかにオリジナリティを発揮出来るかが勝負どころといえる。そういう意味で、かなりいい滑り出しだったんじゃなかろうか。まず、メンバーの集まってくる理由が至極分かりやすい。兄弟、家族でこそないものの、1人のじいちゃんを基点にして集まってくる親戚連中というのは理屈のいらない関係性だし、じいちゃんが「ラストニンジャ」で、その血を引く孫集団という「血縁」は個性を出しながらも団結出来る興味深い設定。親族戦隊も、なんだかんだ言ってマジレンジャー以来なのでちょうど10年ぶりである。「親子3代の物語」という歴史と伝統をテーマとした関係性も、「子供の自由」をテーマとしたトッキュウジャーとは真逆の関係にあるが、最後に登場した笹野さん演じるじいちゃんもなかなかファンキーで良いキャラに仕上がっている。忍タリティってなんやねん。師匠ポジション、司令官ポジションがじいちゃんっていう家族経営は戦隊の歴史の中でも新しいけど、お年寄りの智恵と経験を尊ぶことが出来るのは良いことですよね。 個々のキャラクターについても分かりやすい。まずアカニンジャーは「アツいぜ」が口癖の典型的熱血馬鹿の設定。実は、劇場版の時にたった一度書いただけなのに「アカニンジャー 滑舌」でやたら検索されるくらいに滑舌に難があったわけだが、正直、事前に心配してたほど悪くはないと思う。いや、確かに滑舌は悪いのだが、演技自体は初めての本格的役者業の割にかなり頑張ってるんじゃないだろうか。多分1年勤め上げれば割と良い仕事が出来る気がしている。ほら、マジイエローだってあんなに立派になったんだから(7年後くらいに)。 アオニンジャーは、久しぶりに戻ってきた「クール系青」である。いや、まだクールかどうかは定かじゃないが……多分トカッチやノッさん(やリュウさん)よりはクールなんじゃなかろうか。忍者の末裔がイギリス留学して魔法の勉強……ちょっと何言ってるかよく分かりませんね。ホグワーツかな? あと「加藤・クラウド・八雲」っていう名前もどうかと思う。そしてマシンはドラゲナイ。なんかもう、設定盛りすぎだ。この青がどんどん崩れていくのに期待したい。キニンジャーは、いわゆる青二才ポジションだろうか。まだそこまでキャラは出てきてないが、リーダーシップの強い赤、サポートの青と男メンバーが強そうなので、その中では緩衝材の役割になるのかな。担当マシンがダンプなので、ひょっとしたらパワーファイター型も兼ねるか? 白は貴重な貴重な妹キャラ。ただ個人的には「兄と妹」の関係よりも「父と娘」の関係性の方が気になるのは、歳取ったせいなんでしょうかね。でも伊賀崎家は仲良さそうでなによりである。戦隊史上最強の妹、マジブルーを超えることが出来るだろうか(そこはゴーピンクだろ、というご意見の方の気持ちもとてもよく分かります)。最後に控えしピンクもまだ様子見の段階だが、目力強めの美人さんである。イエローバスターと傾向が似ているので、声優業界で人気が出そう(主に鈴村・神谷に)。今回のスーツは当然デザインモチーフが和装なので、女性メンバーの衣装がどことなく色っぽいのがよいね。ハリケンブルーなみのミニスカでもよかったんやけどな……。あ、あとちょっとぼんやり気味の親父さんも良い味だしてますよ。 敵側は、今のご時世に真っ向から喧嘩を売る(??)「悪い妖怪」である。まー、やっぱり和のモチーフだと敵は妖怪になりますわな。変化のスタイルは、古来よりの妖怪というデザインではなく、封印手裏剣+現代のマテリアルの合成魔獣スタイルだが、チェーンソーからカマイタチが生まれるというように、名前自体は伝統的な妖怪に則っている。カクレンジャー時代のファンキー過ぎる妖怪像に比べれば穏当なデザインで、やってることは大体メタロイドと同じようなもんやからな。ただ、性格は割とおちゃらけており、カマイタチの壁ドンは1話目最大の見どころと言っても過言ではない(過言だ)。多分、しゃべり方から考えて大半は中の人である稲田さんのアドリブだろうが。1話目から稲田さん使っちゃったよ。オルグに怒られるぞ。でもラスボスの牙鬼幻月なんて麦人さんやからなぁ。麦さんの悪役、最近じゃものすげぇ珍しいぞ。あと謎の狐怪人の中の人は潘めぐみ。うーむ、業界で重宝されとるなぁ。戸松が戦隊怪人→プリキュアの順だったのに、こっちはその逆だな。 そして、個人的に一番の驚きだったポイントは、何と言ってもとんでもない合体ロボだろう。まず個々のパーツはそれぞれに意志を持つ守護獣スタイルなのだが、「忍者」「ドラゴン」「ダンプ」「犬」「リニア」という、一切統一させる気のない散らかしっぷりは史上初だろう。普通「動物系」か「機械系」かは統一するはずなのだが、今回はその辺も一切忍ばない。無茶苦茶すぎるやろ。何でもありやないか。まさかの電車モチーフ被せてくるとか予想外過ぎるわ。そして更なる度肝を抜く合体シークエンス。赤のマシンそこかよ。パーツとしていらんだろ。実際戦闘中に着脱されとるやないか。あと白の犬もいらんやろ。トッキュウレインボーの列車なみにいらんやろ。扱い悪いわ。ただ、合体のモチーフ自体は「赤の忍者ロボを担ぎあげる御輿」のようなので、その辺のコンセプトは理解できるし、割と面白い。コクピットの訳のわからなさは歴代ロボでもトップクラスだろう。あのデザインはすげぇな。次回予告では青が御輿に乗ってたし、ひょっとして乗り手を換装出来るのか? だとしたら画期的なデザインだ。とりあえず言えることは「トッキュウオーよりは格好良い」。 さー、色々と突っ込みどころも多いし、期待を持たせる意味じゃ文句のない1話目であった。やっぱり忍者モチーフは正しい客層であるお子さんたちにも見映えが良さそうだし、期待は高まるな。世のお母さん方が、忍者一番刀を振り回すお子さんに手を焼かされないことを祈るばかりである。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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