最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「自分への罰は何も下さないくせに」っていう台詞が響く第20話。……しょうがないじゃない! 仕事自体が罰なら仕方ないじゃない! タスクリストにタスク1つ書いたら「その後にやってもいいこと」を3つ4つ並べるのも仕方ないじゃない! ……以上が今回の主張になります。 さておき(とてもさておき)、少しずつ進んでいく「三女」のお仕事。矢野さんの参戦によって万策尽きる事態だけは回避されたが、まだまだ予断を許さない状態。何しろ原作未完結作品を、ほぼ原作者とのパイプが無い状態でまとめなければならないのだ。そこだけを聞いたら、どう考えても糞オリアニ失敗フラグでしかない。原作付きアニメってのは、何をしようがある程度は原作ファンから叩かれるものではあるのだが……それがやっつけ仕事になってしまったらなおさらのこと。幸いムサニのスタッフはそのあたりのことは重々承知のようで、監督・脚本を中心に、なんとかしてファンに喜んでもらう結末を完成させようと必死に頭を捻っている。現時点では脚本の舞茸さんを中心に、キャラの心情をすんなりと落とし込み、王道を維持しながらも達成感のあるエンディングを目指している模様。やっぱりこうやってスタッフが苦心惨憺している様子を見てしまうと、今後なかなかアニメオリジナルとか中途半端エンディングを責めにくくなるな……ただ、やっぱりもっと原作者との連繋は密にした方がいいとは思うのだが……それすらも自由にできないのだとしたら、アニメ製作会社というのは何とも不自由な身の上である。 脚本部分の問題にスポットが当たるということで、(いままでも充分メイン級の活躍だったが)ついにりーちゃんがお話の中心へ。元々5人だった上山高校のメンバーがいつの間にか3人になってしまっている現状で、更にりーちゃんが晴れ舞台に上がってくるというのは、何とも偏った構成になってしまっている。ま、しょうがないよね。どうしたってムサニ社内にいる人間の方がお話のウェイトは大きくなるし、そもそもお話作ってる人間はそういう連中なわけで。これで実際の脚本会議にCGクリエイターと声優も加わっていれば、残りの2人にももうちょっと尺を割けたかもしれないが、水島監督だって脚本の横手さんだって、一番知ってるのは自分の仕事だからな。 これまで順風満帆で出世街道を驀進してきたりーちゃん。ついに舞茸さんに事実上の弟子入りを果たし、すっかり正社員レベルの扱いで脚本会議もコントロール出来る立場に。今回、平岡の乱入によって珍しく一時的にローテンションになってしまっているが、ぶっちゃけ、今回のお話だって彼女は失敗もなければ挫折もない。単に平岡からいわれのないやっかみで食いつかれて、ちょっとびっくりしただけである。オーディション落ちを経験し続けるずかちゃんや、仕事に行き詰まってアイデンティティを問われた美沙ちゃんとはレベルが違うのである。当然、平岡の難癖に対しても、特に誰かから効果的なアドバイスをもらうでもなく、せいぜい舞茸から何となくはっぱをかけられた程度で、後は自力で「みんな何でアニメを作ってるんだろう」というモチベーションのリサーチを行い、そこから自分なりの依って立つポイントを見出し、自力で浮上した。井口さんに助けられた絵麻、色んな人に助けられた宮森とも違って、りーちゃんは、結局自力でなんとかしてしまったのである。強い、でぃーぜるさん強い。だって、電車内の1人寸劇とか、宮森のミムジー&ロロ劇場なみのクオリティだからな。この子、多分声優やれっていわれてもできるで(そりゃそうだ)。 さて、そんな綺羅星のごとき輝きを放つ若手が社内にいることで、どんどん負の感情が増大していたのが、今回のもう1人の主人公、平岡である。物語のポジションとしては宮森たちの「夢」と対峙するために設定された「悪役」が平岡であるが、そんな彼にもきちんとそれなりのお話が用意されており、単なる「駄目なヤツ」に終わらないところに、この作品のメッセージ性が感じられる。ぶっちゃけ、今回平岡がやっていたことは最低である。やっかみは分からなくもない。「女は簡単でいいよな」っていう文句も、ネットでは溢れかえっている男のやっかみの代表であるし、同性としては言いたくなる気持ちも分かる。でも、それを思う事と、実際に口に出すことには天地の差がある。しかも、あのタイミングでりーちゃんに対して漏らすのは、本当に単に情けないヤツのやっかみ。あまりにもみっともない言動だ。これまで散々社内をかき乱してきた平岡だが、そんな彼の所業の中でも、トップレベルに情けない姿だった。 彼がこうして情けない人間としてクローズアップされるのは、当然宮森たちとの対比を明確にするため。今回の三女の脚本会議じゃないが、お話の中心には宮森たち「夢を持つ若者」という「王道」があるのだから、そこと対比される存在は「輝き」の対極に位置しなければならない。この対極におかれる存在は、もし「王道」を描くことだけを目的とするならば、単なる嫌なヤツ、それこそ変な話、編集者のあいつとか、スタジオタイタニックの使えねぇ進行みたいな描写にしてしまえばそれだけで終わりなのだが、そうではなく、「平岡の人生」にも我々の目線を引かせるのは、おそらくこのアニメが単なる王道だけで終わるのではなく、「アニメ製作の現状」について切り込む目的があるためだろう。確かに平岡は最低のことをした。仕事の態度も駄目駄目だし、円さんがブチ切れて叩いてくれたことですっきりもしただろう。しかし、彼の生き方が間違いかと言われると、そんなことはない。「顔さえ描けてりゃ首から下なんて適当でもわかんねぇよ」に代表される「とにかく結果が最低限の形になることが目標」という理念も、結果を求められるクリエイターの業界においては1つの答えである。奇しくも今回、佐藤さんは「アニメ製作会社には完成させるという目標がある」という話をしていたが、それはつまり、「完成」にこぎ着けなければ何もしていないのと同じこと。なれば、平岡のように必要最低限の労力でもって「製品」を完成させ、会社を回していくというのも1つの最適解であるべきなのだ。実際、彼の紹介したタイタニックがなければ、「三女」はもう回らなくなっていた可能性すらあるわけで、この業界には間違いなくこの理念が息づいているはずなのである。 こうした「熱のない仕事人」の代表として、平岡は今回りーちゃんと対峙するという面倒な役割を押しつけられ、更に円さんに叩かれ、「悪者」になった。だが、彼の存在全てが「悪い」と断じられるのではなく、「仕方ない業界の実情」の犠牲者として一度やり玉に挙げられた後、社長のフォローが入り、結果的には円さんにちゃんと謝罪するという形で彼の「悪役仕事」が幕を閉じている。前回の矢野さんとのやりとりでも分かるように、平岡は決して「無能な人間」としては描かれていない(そんなんタローだけで充分だ)。「熱のない仕事人」のポジションから一度ずれた平岡は、ここからの展開できっと巻き返す展開が来るはずだ。そしてそんな彼の存在が、宮森たちの描く「王道」のこれ以上ない下支えとなるに違いない。……まぁ、俺ぁあんまり好きじゃないけどね。 今週の久乃木さんのコーナー。「最後まで言えよ」……俺もそう思う。そこは平岡が正しい。 今週の興津さんのコーナー。何この人。強い。実は今作のヒーローが興津さんで、ヒロインがタローである可能性が??? だとしたらラスボスは誰だ?! 答え:ゴスロリ様 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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