最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ひょっとしたらデキムさんって萌えキャラなのん? 第7話。2話のやらかしのせいですげぇ印象悪かったんだけど、こうしてみてるとちゃんと作品の中心人物(主人公といえるかどうかは微妙)として機能してるんだよね。もぐもぐしてるデキムさんの口元、ちょっと笑っているように見せるカットとか小憎らしくて大変よろしい。 5話に引き続いて、裁定者サイドのメインストーリーが進む。結局まともにゲームに興じた回って1,3,4,6話で、そのうち胸くそ悪くなる回って2回だけだったし、案外ハートフルなアニメといえる。いや、裁定者側のドロドロはお世辞にもハートフルとは言えないのだけども。今回のやりとりで大体各キャラがどういうポジションにいるのかは分かりましたな。あと、明確に「作られた」存在ということを言明したのもとても大切な部分。おそらく目の描写にペケが付いてる人は「作られた」存在なのだろうね。 まず、中心となっているのは間違いなくノーナさんである。「ビル」の90階を担当するノーナさんはいわば雇われ大家みたいな存在であり、偉いことは偉いんだけどもその上には神に最も近い玄田声のおっさん、オクルスが控えている。単に太陽系ビリヤードの相手をさせられるだけだったらいいのだけど、どうやらノーナさんとオクルスはイデオロギーに相違があるようだ。今回最も大切なファクターとして、オクルスの言っていた「裁定者三箇条」がある。「1つ、裁定者は裁定者をやめられない」「2つ、裁定者は死を経験できない」「3つ、裁定者は感情を知ることができない」。1つ目は問題無いだろう、以前から言われていたことだし、少なくともこのビルの中には「裁定者とか辞めたいわー」って言ってるようなヤツもいない。職業選択の自由は必要とされていないだろう。まー、情報局に移転を命じられたクイーンさんは激務に文句言ってましたけどね。「裁定者」サイドと一括りに言ってみても、実際はいくつかの部署があるらしく、立会人業務と情報局では全然仕事が違う。そして、そのどちらも(おそらくオクルスらによって)作られた「裁定者」という存在が務めるのだ。情報局に配属されるためにはおそらく一度「立会人」業務を経る必要があるんでしょうね。のんびりした立会人の仕事と違って、情報局は1秒間に2人の死者のデータをまとめて、エクセルで表にして、営業の人たちに提出しなきゃいけないらしい。うむ、ブラック企業だ。こんなスピードで仕事をこなさなきゃいけないとなると、デキムたちだってのんびりゲームなんか楽しんでる余裕は無いよな(1秒間に2人死ぬってことは、仮に死者全員を裁定しなきゃいけない場合、1秒間に1階、ビルのどこかの階でエレベーターのドアが開けられることになる。つまりわずか一分で60フロア埋まる。……とてもじゃないが90階が一番上のビル1つじゃ処理しきれないだろ。まぁ、他にもたくさん裁定者ビルがあるんだろうけども)。 三箇条2つ目についても、まぁ、そりゃそうだろ、という感じのお話。「作られた」存在だと明言された時点で、裁定者たちは「現世」とはまったく違うルールで生きる存在ということになる。目の前をあまりに多くの死者が過ぎ去っていくが、それと「死ねない」ことはあまり関係無く、ただ黙々と、永遠に仕事を重ねるだけの道具になればいいということ。どうせ過去の仕事の記憶が消えるなら、マンネリに辟易するようなこともないだろう。普通のサラリーマンが40年続けることを、それ以上やるかどうかの違いだけだ。ただし、「死を知らない」つまり「死の恐怖が理解できない」というのは構造的な矛盾の1つであり、1話でデキムが間違えた事例のように、裁定者が人間と異なる感情体系を持っているからこそ起こってしまうミスジャッジも必ず存在している。そのあたりの不都合は、効率化の観点から目をつぶるしかないのだろうか。 そして問題となる3つ目。裁定者は感情を持つことができない……うそぉ。どう考えたってみんな感情豊かすぎるやないか。デキムだけは確かにそんな感じかもしれないが、ノーナも、ギンティも、クイーンも、みんなかなり感情豊かだし、好き嫌いをすぐに顔に出す。ギンティに至っては「愚かな人間を弄ぶのが楽しい」とまで言っている。それでもみんな本当は感情がないのか? まー、ギンティみたいな存在は「神の側から与えられた、効率的に裁定を行うプログラム」とも考えられるが……。よく分かりませんね。 しかし、どうやら本作の焦点はこの「感情」の側面に今後は絞られていきそうである。ノーナさんは既存の裁定者の存在に疑問を持っているようで、オクルスの目を盗んで、「感情のある裁定者」を試験運用しようとしている。それが最も平板なように見えるデキムってのが面白いところであるが、彼はイニシエーションとなる「ビリヤードのスイッチ押しちゃうよ任務」でいきなり異端の感性を発揮し、他の3人を唖然とさせた。別にそこまでおかしな反応でもなかった気がするのだが、ノーナやクイーンが驚いたということは、デキムがやったことは「裁定者としてはおかしい」ことだったのだろう(ギンティの方が普通であり、かなり対比的な描かれ方になっている)。そこでノーナさんはデキムの成長に期待し、色々と手をかけて彼に「感情」を呼び覚まそうとしている。その結果なのか、それとも元々の才能なのか、デキムは忘れてしまうはずの過去の客の人形に「執着」を見せるし、瀬戸ちゃんとの付き合い方にも多少の変化が生まれている。 こうして「ノーナさんによるデキム育成日記」だと思って見ると、瀬戸ちゃんのポジションも大体予想が付く。元々イレギュラーとして転がり込んできたのは事実なのだろうが、そうしたイレギュラーに目を付けたノーナさんが、デキムを変化させるための良い呼び水になると考え、彼女を置いておくことにしたのだろう。人間をあの空間に置いておくことはおそらくルール違反である。「作られたもの」だけが存在出来る空間では、瀬戸ちゃんは異端であり、ひょっとしたら害悪であるかもしれない。オクルスは彼女の存在に気付いているのだろうか。どうやら瀬戸ちゃんの記憶も少しずつ戻ってきているようで、これからも人間関係は大きく動いていきそう。まぁ、もう1人もっと分かりやすいイレギュラーのマユちゃんも居候してるわけだけども……彼女は今後どうなるんだろうね。単なるにゃんこマスターとしてギンティのところに居座るつもりなのかな。 それにしてもクイーンさん、どんだけバルメに似てるのやら。強そうだけど、完全にデスクワーク専門なんだよなぁ。ワイングラス抱えたまま寝オチするのって、すげぇ危ない気がするよ。気をつけて。 PR |
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