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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「ローズ!」「アイス!」「ルナ!」ってきたら「トリガー!」って繋ぎたくなるよね、第13話。最終的にキーを組み合わせて「フローラ!トワイライト!」とかになると(絵的に)すげぇ格好良いんだけども。

 今期は東映タイムが退屈しなくて本当によろしいことです。元々プリキュアはそんなに真剣に見ていない層だったのだが、プリプリ、掛け値無しに面白いので毎週楽しみ。流し見するのが勿体ない品質になってると思いますよ。デザイン・作画面が比較的安定しているのが精神衛生上大変よろしくて、今回もバイオリンショップの少し落ち着いたトーンの背景演出とか、毎度お馴染み拳と拳の語らいになる戦闘シーンのメリハリが良い。最初から最終形態みたいにゴテゴテしたコスチュームは、浮くのではなくてあくまで「アクションを見せるためのパーツ」として機能してるのもいかにもプリキュアらしい割り切り方。CGバンクについては賛否あるみたいだけど、バンクが入るタイミングで「ここから世界が切り替わります」みたいなメリハリの付け方も嫌いじゃないよ。ま、手描きだったらどうなっていたのかを見てみたい気もするけども。

 シナリオ面でも常に退屈しないように色々とこれまでのお約束が覆されており、プリキュアでは珍しいギンガマンパターン(敵幹部が1人ずつ戦い、順番に退場していく形)を採用しているのが新鮮(今期はニンニンジャーもギンガマンパターンになりそう)。クローズさん、すごく良いキャラだったのに消滅してしまったのは残念だけど、きっちり節目節目で中ボス戦だと分かる試合が入ってくると引き締めやすいからね。メンバーが3人だけなので1人1人にスポットを当てる話数も多く、キャラが掘りさげやすいのも現時点では非常に良い方向に働いている。元々「きららちゃんが性的過ぎる」というのが一番の誘致要因だったのだけど、今週なんかを見てたらはるはるの人たらしっぷりも負けちゃいないし、みなみさんの適切なタイミングでのポンコツ片鱗も阿漕でよろしい。そしてきららちゃんは性的過ぎる(2回目)。

 さて、そんな刺激の多いプリキュアであるが、更にドラマは混迷を深める方向へと向かった。新キャラ・プリンセストワイライトの登場で今後の展開は全く読めなくなった。当然、視聴者の最大の興味は「はたして4人目は誰なのか?!」というところだろう。これまでの中では当然ルームメイトのゆいちゃんあたりが4人目候補として上がっていたわけだが、どうも、正体バレからサポーターへ回る流れを見るに、彼女はプリキュアの器ではないようだ。今回もミスシャムールのレッスンを客席で眺めていたが、あそこからステージ上へ上がって活躍するようになるキャラには見えない。もし彼女が4人目になるのだとしたら、ここまででそういうことを匂わせる伏線くらいあってもよさそうなのに、演出意図は真逆にあるように見えるのである。まぁ、それも含めてのどんでん返し狙いという可能性もなきにしもあらずだが、今作のテーマは「プリンセス」であり、最終的にパンピー代表のはるはるがプリンセスとして成長するまでを描くことが目標である。そうなると、最後にはるはるが「大成した」ことを示すためには、その脇にもう1人パンピーを置いておく方が分かりやすいのである。多分ゆいちゃんはそうした尺度の表示装置として機能するポジションなのではなかろうか。

 その他、先週のドーナツアイドルがワンチャン? とか色々妄想は捗ったわけだが、今回1クール終了の節目で満を持して登場したのが、敵方の姫、プリンセストワイライトである。迫力充分、どこか小物臭の漂うディスダーク三銃士とは違い、いかにも「幹部クラス」の威厳を持つ。そりゃもう中の人の影響が大きいって話もあるが、一切顔を隠す気が無かった仮面の形状とか、シャットさんの心をこじ開ける際の優雅な所作とか、1つ1つが大物じみていて「今後はこいつとの戦いが困難を極めそうだぜ」というのが良く伝わってくる。敵方ヒロインとの対決といえばダークプリキュア、セイレーン、レジーナさんといった面々が思い出されるが、どのキャラも実に良い仕事をしてくれるプリキュア界の花形なのである。

 そして問題になるのは、「はたしてトワイライトは4人目のプリキュアであるのか?」という問題。過去にはイース、セイレーンという「寝返りプリキュア」も存在しているので期待は高まるが、正直、現状では全く分からない。彼女がプリンセスという立ち位置にあるのは、「下賤の者がどれだけ頑張っても生まれもってのノーブルブラッドに敵うはずなどなく、プリンセスなど夢のまた夢である」というスタンスがはるはるの「プリンセスになる」という夢と真っ向から対峙するため。つまり、トワイライトがプリキュアに膝をついた時点で、はるはるは夢を成就させてゴールインすることの換言となる。すると、時間的に考えてトワイライトが仲間として活動する時間を取るのはちょっと難しいかもしれない。彼女が説き伏せられ、力ではなく情で打倒されてしまうと、それはつまり「プリンセスというのは血ではない」ということの証明になり、現時点で何の後ろ盾もなくただ「王族だから」というので地位を確立しているカナタの存在意義までもを否定してしまう可能性があるのだ。もちろん、そうした部分にフォローを入れていくドラマの展開はいくらでも可能なので、今後はカナタ・トワイライトの対峙を中心として「地位」の問題ではなく「正邪」の対立を中心に描いていくことになるとは思うのだが。ぶっちゃけると、「元々あんだけ黒い衣装の人はプリキュアにイメージチェンジしにくいんじゃないか」っていう懸念が先立ってるんだけどね。まぁ、過去にイースさんっていう大先輩がいるからどうとでもなるのは間違いないのだが、あくまで敵幹部の1人だったイースと、「王族の娘」であるトワイライトでは寝返りのハードルがだいぶ違う気がするんだよね。もし彼女が寝返っちゃうと、その後に誰と戦うかって「母親」しかいないわけでねぇ……それもどうなのか、って話。

 ただ、逆に改心フラグと見られるものも散見されるのは事実で、特に出会いのシーンではるはるが彼女のバイオリンを「美しい」と認識したのは、普通に考えればトワイライトの中に邪悪以外の要素が含まれていることの証左とも取れる。これでダークプリキュアのように最後の最後まで悪を貫き通して死んでいったら、「はるかは見る目がなかったんやな」という非常に残念な結末になってしまい、彼女の華々しいプリンセス遍歴に傷をつけることになってしまう。できることならば最終的にトワイライトはプリキュアの軍門に下るが、それは末期の間際であるとか、下った後は大人しく深窓の令嬢を決め込んでバトルから身を引くなどの措置が望ましいと思われる。レジーナさんみたいに「人たらしの主人公にベタ惚れしてオチるけど、プリキュアにはならない」っていうくらいが落としどころなのではなかろうか。まぁ、そうなると「4人目は誰?」っていう問題は引き続き残ることになるのだが……いっそ、サンバルカンばりに最後まで3人でいけばいいと思うの。きららちゃんもライバルが少ない方が気兼ねなくはるはるとイチャイチャできるから(重要)。

 しかしね……沢城ボイスの新プリキュアが見たい、っていう願望も根強く残っているのは事実でね……………………。いや、最後まで悪い方がいいのかな……みゆきちに「プリンセスってのは生まれもってのもんなんだよ、庶民は消えろ」って言われたら「はい」って返事するしかないやん(なお、実家は喫茶店の模様)。

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