最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
イギーのしっぽ! 第43話。やっぱりイギーはオリジナル描写で恵まれておる。 ヴァニラ決戦のメイン。全編通じて画が濃いし芝居が濃いし、もう何もかもがぎっちぎちである。ヴァニラ戦ってそれなりに長いイメージがあったのだけども、こうしてみるとやってることは割とシンプルなんだよな。1話で収められる部分も割とあって、ポルナレフの解説がいちいち忙しそうではあるんだけど、何とかこの尺にまとめきることが出来た。アヴドゥルの死からポルナレフの絶対絶命まで、ものすごい勢いで転がっていくので、もう死んだアヴドゥルを悲しんでいる暇も無いのである。 その上でしっかりと演出されているのが、何と言ってもヴァニラアイスという強烈なキャラクターである。速水ヴォイスのおかげで騙されそうになるが、DIO様の臣下の中ではトップレベルのイカレ野郎であり、善とか悪とかいう次元を超越した、純粋な「敵」なのだ。これまでのキャラクターたちは多かれ少なかれ「自分のこと」を考えており、アレッシーとかホルホースみたいにそのイデオロギーが分かりやすいやつから、一見するとヴァニラアイスと同様にDIOに心酔しているように見えるンドゥールまで幅広い。しかし、そんなンドゥールの場合でも、「DIOは強いよ、心酔しちゃうんだよ、だって俺はそれが幸せだからね」という「個人」が見えていたのに、ヴァニラの場合、もう「DIOへの忠誠」以外の何もかもがかき消えてしまう。「忠誠」の高さゆえににじみ出てしまう「どす黒いクレヴァス」の描写が強烈で、今までで一番濃いデザインでのブチギレヴァニラさんは初見だったらトラウマもの。おかげでイギーに対する「ド畜生がッ」もやたらと長いこと続いてSAN値がガリガリ削られてしまう。イギー、あんだけやられてよく生きてたな……小型犬とは思えない生命力だが、ひょっとしたらスタンド使いになった時点で、精神エネルギーは普通の「イヌ」のそれを超越していたのかもしれません。もしくは「仲間を守るための根性」なのかな……。 いつの世にも話題になるのは、ヴァニラアイスのグルグル戦術についてのお話である。そもそもクリームの性能ってのは現時点でも謎の部分が多く、「顔を出さないと視界が確認出来ない」という弱点があるらしいのだが、それ以前に「クリームの中に入ったヴァニラはどうなっているのか」っていうのも謎だし、「消えた瞬間は存在が無くなるのに、何故消えたままで物体を亜空間に送り込めるのか」っていうのも謎である。例えばポルナレフが斬り刻もうとして襲い掛かるシーンなんかで、クリームに飲み込まれたヴァニラはしゅるしゅると小さくなって消えていく。この「小さい状態」での「存在の無さ」はアヴドゥル戦で証明した通りだし、「足の下の溝」云々の時にも、一切まわりのものを飲み込む様子はなかった。つまり、意図的に存在を消そうと思えば本当に消してしまえるのは間違いない。しかし、その「見えない状態」のままで外界にちょっかいを出すコトができるのも間違いないわけで、この状態がいわゆる「無敵状態」である。おまけに空も飛べるみたいなので、移動にも不自由しない。マジで外界の様子が分からず、飛行可能だと重力の影響すら無視できそうなので、亜空間の中のヴァニラさんがどうやって方向を決めているのかは全くの謎だ。きっと自宅で何度も練習をしてコツを掴んで……って、練習繰り返すだけで世界がぶっ壊れる能力だよな。うっかり間違って地表の奥底とかに突っ込んで行ったらどうなってしまうのだろうか。 まー、そんな謎な能力なので、ポルナレフの熱闘も苦戦する一方。あっという間に重傷を負い、死の間際ではあの有名な三択問題が出題されるに到る。建物の下ではYESとNOの二択、建物の上では理不尽かつ自分勝手な三択。変なところで連帯感の強い連中である。まぁ、答えは「③」なんですけども。ラストシーン、ヴァニラアイスが突っ込んできて「あばよ」するポルナレフのカットが無闇に盛り上がっていて「アニメ化してよかったなぁ」と思わせるだけの画になっています。まぁ、個人的にはやっぱり尻尾がピン! なんだけども。そこに到るまでの道程ではイギーが必死に逃げようとしていた、ってのはアニメオリジナルの解釈ではあるんだが(原作ではポルナレフの独白ばかりでイギーはほとんど注目されてないからね)、なかなか面白い演出になった。ここでポルナレフとイギーの友情は完成したんだなぁ。なんか改めてしみじみするわ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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