最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
名シーン、名台詞のオンパレード、第45話。今の時代となっては、若い人から「これって2chのパロディ?」とか言われてもしょうがないレベルの内容になっております。こっちが先です。 DIO様のお茶目っぷりがよく分かる今回のお話。正直、完全に舐めプ状態でふざけまくっているため、設定面を考えると色々おかしなシーンがてんこ盛りである。そして、1部ディオに比べて今回登場したDIOの尊大かつ不遜なことと言ったら。元々、ディオ・ブランドーという男は文武両道、知略も長ければ身体的にも優れたスポーツマンであった。それが吸血鬼の能力を手に入れ、敗北を知って謙虚さを学んだことにより、ジョナサン・ジョースターの最大のライバルたり得たのである。この「ディオという男の思慮の深さ」は6部でも少し垣間見ることが出来て、無敵を誇る「異能者」でありながら、どこかで人間味を残し、孤独に向き合いながら素直になれない「弱さ」を感じさせる、実に放っておけないダークヒーローなのである。 しかし、3部DIOは全然違う。何しろ他の部と比べても圧倒的に図体がでかい。そりゃスポーツマンだとは言ったが、お前、生前(?)はそこまでムキムキじゃなかったはずだ。ザ・ワールドのごつさが更にそのでかさを強調しており、スタープラチナと肩を並べる「近距離パワー型」の完成形として存在感がある。そんな脳筋じみたステータスを手に入れてしまったものだから、DIO様ったら遊ぶ遊ぶ。ポルナレフ相手に無駄話していたのも、「ポルナレフが殺すには惜しい男だから」とは言っていたものの、多分遊びたかっただけだろう。何しろ唯一の身近な話し相手であるヴァニラアイスが死んでしまったのだ。出来ることなら自分のことを知っていて、ある程度対等に話せる茶飲み友達の1人も欲しい。プッチ神父はいるけど、太陽を浴びないようにアメリカまで会いに行くのは大変である。だからこそ「昔は肉の芽で操ってたけど、今のポルナレフなら強引に籠絡できないかなー」ってちょっと期待しちゃったんだと思う。100年前のディオの性格から考えると「一度は自分に牙を剥いて刃を向けた男」なんざ絶対部下に出来ない気もするのだが、この「マッチョDIO」さんは、ホルホースに余裕を見せたり、ポルナレフを駄目もとで勧誘してみたり、色々と人生を楽しむ術を心得たポジティブな性格のようなのである。 そんなお茶目のおかげで生み出されたのが、いわゆる最も有名な「AAポルナレフ」である。はい、完璧でしたね。やっぱり小松氏の声であの台詞を読んでもらえると、「ついにここまで来たんだなぁ」と感慨深くなります。しかし、今回はいきなり冒頭からこの名台詞が飛び出して「いきなりクライマックスやんけ」と思ったが、そこからも名台詞が続く続く。今回だけでダイレクトな比喩表現が3つも4つも飛び出した。たまたま荒木先生の筆がのっていたのがこの時期なのだろうか。ジョジョ特有の文化である「たとえ話トーク」はこれ以前からたっぷり存在していたが、1つのエピソードでこれだけ大挙して押し寄せるのは、やはりクライマックスを迎えているせいなのか。まぁ、「みんなしてこんな状況でやたら冷静だな……」って思うだけだけども。ヌケサクが小便でズボンを汚し、ジジイは尻の穴につららを突っ込みながらコーラを飲んでげっぷをし、花京院はエンジン音を聞いて車の大きさを知る。こいつらの話法はやっぱりおかしいよな……。 そんな、やたらに盛り上がるDIO様とジョースター御一行だったが、そこにこの作品最後の刺客、かの「史上もっとも有名な上院議員」(俺調べ)ウィルソン・フィリップスが現れる。主立った登場人物としては第3部最後の1人と言ってしまっていいだろう(「ファーストクラスのスチュワーデスみたいにディオに足を運ぶ女」をカウントすれば話は別だが)。そして、期待されていた上院議員のキャストは……チョーさん!!!! うわあっぁぁぁぁぁぁ! 完璧やこれ! すげぇ! これ以上無いくらいに完璧や! もう、持って生まれた上院議員体質だ!(なんやそれ) いやー、単に「それっぽいおっさんの声」だったら誰でも出来るんだろうけど、あの短い時間で乱高下するあのテンションを完璧にやりきれる役者は限られているだろう。もう、たった1話だけの登場のくせに、完璧に空気を持っていった。登場時の悠然とした紳士の顔、怒った時の権威を笠に着たうさんくさい様子、そしてDIO様にいじめられた後のボロボロの状態、3つとも完璧でしたね。個人的にすげぇな、って思ったのは、立て板に水で独白してくれる上院議員のプロフィール部分。単なる脳内独り言のくせに、ものすげぇ滑舌よく、早口でまくし立てていくの。あのスピードでめちゃめちゃ聞きやすいでしょ、これが年季ってやつなのよねぇ。実は個人的には上院議員については「飛田展男あたりがいいなー」って思ってたんだけど、考えてみれば飛田さんはすでにストレイツォで使ってたな。僅か1話のキャラのためにチョーさん使っちゃうかー。いや、玄田哲章も1話だけだったし、山口勝平に至っては台詞すらなかったけども。このキャスティングは目が覚める思いでしたわ。ちなみに余談だが、エジプトには上院とか下院は無いので、彼はおそらくアメリカ人であろう(名前からしてそりゃそうだが)。更に余談だが、過去の作品では、OVA版上院議員は滝口順平、最近のゲーム版では佐藤正治が担当したらしい。どの上院議員も全部容易に脳内再生出来るのが凄い。 しかし、そんな無敵の上院議員も勝てないものが2つだけあった。1つはテレビの規制。そりゃまー、あのシーンはアニメで細部にこだわって描写! ってわけにはいかないかー。せめてちょっとでもいいから描いてほしかったけどなぁ。カメラを運転席に固定してオフ目で通行人の悲鳴だけのせるとかさ。いや、何やっても酷いことにはかわらんのだが……DIOの残虐性を出せる一番いいシーンなだけに残念。ちなみに、個人的に「人を轢いてもなんとも思わない大物」部門第2位は「海原雄山」である。 上院議員が勝てないもの、それはやっぱりDIO様である。DIOの宣言する「駄目だ」の言い方が楽しそうで笑ってしまった。くそう、DIO様活き活きしてるなー。楽しそうだなー。最高にハイッ!ってやつだなー。来週はもっと活き活きしたDIO様と、次回予告が遺影にしか見えなかった彼の対決です。最近はすっかりコラ素材としてネタ扱いされている彼にも、アヴドゥルたち以上に男前な見せ場を期待しましょうね。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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