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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 世間ではいまいちいい評判が聞こえてこない作品だが、「いいとき」のこの作品はすこぶる良い。原作・脚本の発想はなかなか独創的で興味を引かれるものだし、それを構成するだけの自力のあるスタッフも多いのだと思う。主人公視点がばらけるためにいくらか散漫な作りになってはいるが、むしろそこは群像劇として様々な角度から1つの世界を見る楽しさにもつながるだろう。そしてなんと言ってもそのグラフィック面。村田蓮爾のキャラクターデザインは非常に細やかでアニメに再現するのは困難であるが、これを絶妙なバランスでアニメーション用に解題しているし、緑に覆われた東京の姿などの背景美術の勇壮さも見応えがある。オープニングアニメの出来なら、文句なしで今年の上半期トップの仕上がりだと信じている。

 ただ、これが「いいとき」限定というのが悩ましくもある。村田絵の再現は難度が高いらしく、今回のように「これ、DVDで修正なかったらどうかと思う」という画がちらほら出てくる。売りの1つであるアクションシーンも同様で、13話のような気合いの入った作画ならば口笛の1つも吹きたくなるが、今回のようにただ消化するのが目的ではなかなか客は付かない。このあたりのクオリティの差が本当に悔やまれる作品である。これが現在のGONZOの限界だとしたら、もう3年、いや5年早く作ってくれれば、と思わずにいられない。

 とはいえ、動きの少ない香凛がらみのシーンは今回も充分面白い。個人的には國子じゃなくて香凛が主人公でいいんじゃないかってくらい香凛押しなので、得意のフィールドで仲間の裏切りを受けて猛ったり、抗ったり、打ちのめされたりする香凛が見られるだけでも満足。貧乏なクラリスとの金の亡者コンビの掛け合いも微笑ましく、幼女のあどけなさが恐ろしくもあり、悲しくもあり。ばぁちゃんが絡み、涼子が絡み、いよいよ全てのパートが1つに結集しようとしている感がある。今後迎えるであろうクライマックスには、今回のような作画がこないことを祈るばかりだ。

 ところで、武彦の慟哭のシーンの意味が全く分からなかったのだが、誰か説明してください。

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