最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「空戦魔導士候補生の教官」 3 これはとても良い作品だ。なにせ、今期はあんまり初見で「あかんわ」っていう作品が無くて、ここまで20本以上新番チェックを書いてきたが、そのほとんどが5点か6点しかつけられていないのだ(まぁ、いつものことなので採点方式の方に問題があるとは思うが)。ここに来てようやく、「あ、これおもんなさそう」と言える作品に巡り会えた。差別化出来るってのは、それだけで貴重なのです。まー、いつぞやのように「ぐだぐだラノベ四天王+1」とかいって軒並み駄目ってのも困るんだけども。 そして、今作は、スタッフだけでいえばその「四天王+1」の「四天王」部分を務めた「聖剣使いの禁呪詠唱」のスタッフがベースになっているというのだから期待大である。別に、わたしゃ監督の稲垣さんを馬鹿にするつもりは無い。彼の作品には「脳コメ」みたいな明らかに馬鹿っぽくて楽しい作品だってある。ただ、残念ながら今作はそういう方向にはとても行きそうにないし、ネタ度合いで言ったら「聖剣使いの禁呪詠唱」とどっこいどっこい。いや、狙ってないのだとしたらこちらの方が病巣が深い可能性すらある。また、「禁呪詠唱」は致命的な作画によるヤシガニ演出という更に分かりやすいダメージ要素があったわけだが、こちらは1話目でそうした破綻が無いにも関わらず、にじみ出る「なんか駄目そう」感。もう、これこそが私の蔑称として定着している「ラノベ」のひな形と言っていい。 ま、多分作者も分かっててネタでやってる部分はあるのだろう。流石に何の考えも無しに「トーストくわえて曲がり角」をやるとは思えないし、「ほーら、お約束のネタだよ」と、まるで2chのスラングを引用するかのようにして、伝統的な「ギャグ」を繰り返してみせたはずだ。しかし、これが別に何のアピールにもならないし、「結局そういう話作りしか出来ないのでは?」と思われるマイナス要素にしかならない。話の骨子は「電波教師」なんかと同じ。俺ツエー系主人公(松岡系主人公)がのらりくらりと文句を言いながら「俺強いからー、別に努力もしないし興味もないけど、なんか気付いたら後進育成してたわー、俺が教えたから落ちこぼれが一気に強くなったわー」っていうのをやるつもりなんだろう。ワンパターンが悪いというわけではないが、それにしたって集められた生徒達の設定がやっつけ仕事過ぎるし、あまり可愛くもないので応援したいという気にはならない。しいてあげるなら勘違い女王様の「問題児」とかじゃなくて完全に「もうあっち側の人」感は振り切れているので笑える部分もあるのだが、あんな人格破綻者を飼っている時点で教育機関としては無能以外のなにものでもないだろう。教官っていうか、どっちかっていうと療法士とかそういう仕事の人に頼んだ方がいいと思われる。 筋立てが適当だし、それに合わせるようにしてアニメーションとしてもすこぶる低調。1枚絵の良し悪しでなしに、コンテ演出に工夫が見られず、単調な画面でもっさりした話が進む。分かりやすいところだと、廊下で男子生徒がヒロインに驚き叫んで後ずさるシーン、その角度から相手が来てるのに、顔も動かさずに突然視認して驚くのは明らかにおかしい。他にも理事長室みたいなところでだらだら返答する主人公に相方が肘を入れるシーン、主人公が台詞を一通り言い終わってからしばらく間があっての肘。とても動きがもっさりしている。普通、こういうタイプの会話でリズムを作りたいなら、相手の台詞を遮るように肘を入れて牽制するだろう。それをせずに1つ1つのアクションを別々に描いているので、やたらもっさりするのである。 あんまり今後に期待を持つタイプの作品ではないのだが……まー、ヒロイン役ののじょさんに免じてもう少し見てみるけども。アブソリュートデュオでいいんじゃないかな。 PR |
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