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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「チャットのハンドルネームを理解した上でもう一回みなあかんのかい!」と戦々恐々の第12話。うーん、流石に2人分もチャットネームが判明してしまうと、その伏線はきちんと回収しておきたくなるよなぁ……しかもまだ分からないチャットネームもあって、この作品のことだから、それも多分キャラクターの誰かなんだろうし……うわぁ。

 大団円にして新章突入を飾る記念碑的1話。Aパートは事件の収束からエピローグまでを繋ぐ。恋人を取り返すために帝人にメスを振り上げる誠二だったが、セルティの英雄的活躍によって帝人は危機を乗り越える。誠二は「お前は数に頼るだけか!」とすごんでみせたが、古来より君主キャラなんてものはそういうもの。実際、ダラーズの力により、現時点では池袋でも無敵の存在であるセルティが立ちはだかったわけで、姉の庇護の下で生きてきた誠二との差は歴然。セルティからの返り討ちにあうも、ここは愛のパワー、張間美香の救出によって二人の関係性は一気にゴールテープを駆け抜ける。美香のヤンデレ飛ばしっぷりはなかなか爽快で、何の躊躇もなくピックガンで解錠出来るという行動力と技術力は見ていて気持ちいい。いやぁ、ヤンデレの活躍っていうのは何回見てもムズかゆいものがありますね。また、誠二の方の「病み」方もなかなか堂に入っており、躊躇無く美香の側頭部を壁に叩きつけるアクションは鳥肌もの。やっぱりこの姉弟はどこかおかしい。

 事の真相を美香の口から聞き、誠二は力なく崩れ落ちる。絶妙なタイミングでだめ押ししてやる臨也の悪辣さも相当なものだが、正論ながらも空気の読めない感想文で褒め称える帝人の対応もどこかずれているように見える。結果的に2人はくっつくことになったみたいだが、顔を見て本当の憧れの人を忘れないためにつきあうことを決意した誠二と、自分を半殺しにした男から片時も離れない美香の2人も充分おかしい。めでたしめでたしみたいな格好になったが、いつ破綻してもおかしくないぞ。

 そして、そんな2人の痴話喧嘩のいざこざで首の真実を知ってしまったのが、今回の主役であったセルティだ。自宅へと愛馬をかっ飛ばし、新羅の胸ぐらを掴みあげて声なき恫喝を行う。しかし、新羅は全てを悟っており、いつもと何ら変わらぬ口調でただ諾々と自分の本音を聞かせてみせる。恨みをぶつけようとしたセルティだったが、新羅の恐れは自分の恐れの裏返し。結局、彼を1人悪役にすることも出来ず、彼の愛を本物と認めることで、和解するに至った。デュラハンのパンチはなかなか痛そうだが、殴られてメットがぶっ飛ぶ気分というのもどんなものなのだろうか。最後はいちゃいちゃのベッドシーン(?!)で締め。

 今回はこの2人の関係性が本当にきゅんきゅんしてしまうような仕上がりで、一番の見どころと言ってしまっていいだろう。セルティが何も言わずとも彼女の心情を全てくみ取ることが出来る新羅と、そんな新羅を信頼して全てのぶちまけるセルティ。次第にセルティの「声なき声」が全て新羅に伝わるようになり、いつしか2人の会話は全て「会話」として成立している。セルティの声の演出はこれまでも秀逸なシーンが多かったが、今回彼女が感極まって全てを受け入れるまでの流れは、彼女の持つ魅力と、それを受け止める新羅の一本気な部分がグッとくるベストシーンの1つ。メットを吹き飛ばしたあとの「やっぱり素顔が一番きれいだ」なんて普通なら歯の浮くような台詞も、この2人の関係性に照らし合わせると、また格別の意味合いがある。ほんとにセルティは可愛いなぁ。

 エピローグは学校での出来事や、誠二達のその後、そして晴れ晴れとしたセルティの雄叫び(?)で幕を閉じる。沢城みゆきによる情感たっぷりのナレーションのおかげでありふれた日常への回帰が本当にかけがえのないものに思えるし、セルティの馬上のアクションは、彼女の今の気持ちを余すことなく表現している。まぁ、若干「お前はそれでいいのか」という疑問は残らないではないが、今回のエピソードの締めとしては文句のない仕上がりだったのではなかろうか。

 そして、それだけでは終わらずに後に引くのはこの作品が2クールだから。Bパート中の臨也の独白、一人舞台は、正直言って流石に詰め込み過ぎの感はある。臨也のキャラと神谷浩史による立て板に水のしゃべりのおかげで何とか成立はしているものの、相変わらず厨臭い妄言のオンパレードに、なんだかやるせない思いがする。まぁ、彼の言っていることや回想をまとめると、「結局今回の騒動も全部臨也の手のひらの上」ってことなんだろうけど。

 次回以降、一体どこの誰が騒動を引き起こすのでしょう。ナレーションは園原さんだったので、園原さんメインで話が進むことになるのかな。確かに、現時点でまだ回収されていない伏線は、園原さんの奇行が一番大きいかも。あとは紀田と「黄巾族」の話とかかな。一段落した後ではあるが、来週からもまた楽しみなもんですわ。 

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