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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 うおぉ! アツいぜ! 第4話。個人的にはこれまでの中で一番好きなお話になりました。このサブタイトルのダブルミーニングもたまりません、やっぱりシンフォギアは台詞やシチュエーションの1つ1つにこだわりが有りすぎてたまらんなぁ。

 撃槍と烈槍、2つのガングニールの物語。片方の槍は手段を失い、片方の槍は目的を失っていた。その2本がいかに再生するかの物語。

 一本目は烈槍・ガングニール。マリアはかつてのネフィリム大戦でガングニールを失い、彼女自身の身体もリンカーの助け無しで戦うことの出来ないものになっていた。それでも彼女は世界の平穏を願う心を忘れておらず、今ひとたびのガングニール。1つのギアを共有した2人の装者がいてこその、夢の共演である。普通、シンフォギアはシーズンが終わってしまうと、前のシーズンの楽曲はあまり流されることがない(新曲のプロモの意味もあるからしょうがない)のだが、今回、マリア+ガングニールという組み合わせは新曲が用意されていないために、当然流される曲は「烈槍・ガングニール」である。これが嬉しいんですよ。そりゃ短いシリーズの中に挿入歌を大量に盛り込まなきゃいけない関係上、なかなか前シーズンの歌を流す余裕もないのだけど、ファンとしては大好きだったあの歌も聞きたいわけじゃないですか。マリアさんは偶発的な状況設定のおかげでそれが可能になり、彼女に残されたわずかな力を振り絞り、懐かしの歌を聴かせてくれた。シンフォギア名物である「歌いながら戦うからところどころ歌が乱れる」演出も、彼女の必死の戦いを象徴するかのようにいつもよりも起伏に富み、ダイナミックな戦闘演出に見事にマッチしている。おそらく今回がマリア+ガングニールの組み合わせの見納めということになるのだろうが、黒きガングニールの有終の美、しかと見届けられたのではなかろうか。まぁ、視聴者としては「マリアさん、気になるから早く顔拭いて。女子高生相手にその顔は怖すぎるやろ」という部分が一番気になったとは思うけども。あと、「リンカー無しでもそれなりに戦えるやん!」と思ったら、その秘密は遅めに取ったちょいと奮発気味のお昼ご飯にあったらしい。うむ、何事も基礎になるのは日々の食生活だよね。

 そんなマリアさんと正面から対峙したのは、これまで裏で暗躍していたオートスコアラー、ガリィ。機械人形の中では最も個性に富み、悪辣な表情も映えるし、いかにもこの作品らしい持って回った言い回しの数々が非常に楽しい。その特性は「水」か。前から触れようと思って忘れていたのだが、このガリィの中の人の村瀬迪与という名前は初めて聞いたのだが、他のオートスコアラーに負けず劣らず、かなりハマっていて良いキャラ造形になっている。今作におけるオートスコアラーは最後の最後まで引っ張るべき「怨敵」ポジションなので、今後もガンガン活躍してくれることに期待したい。そして、そんな人形たちの立ち居振る舞いには未だ謎が多く残されており、これまでの戦闘でも必ずそうだったのだが、何故かギア装者にとどめを刺すことなく退場する決まりになっている。ガリィは今回、「マリアのギアさえ解除されなければ……」と独りごちていたが、彼女らの行動には何らかの制限がかけられているんだろうか。単に「あのままいけばガングニールを破壊出来たのに」っていう意味だったのかしら。

 そしてもう一本の槍、撃槍・ガングニール。現在唯一まともに戦える状態だったはずの響だが、キャロルとの問答にショックを受けた部分が大きく、回りの期待に反して歌すら歌えない、「ガングニールに拒絶された状態」となっていた。しかし、そんな響の背中を「戦いたくても戦えなかった」マリアが強く押してくれたことに加え、最後の一押しは当然、「正妻」未来さんである。彼女の「響と戦って救われた人間」の中に自分自身が入っているのがなかなか周到である。そう、現在響の回りにはたくさんの「仲間」が揃っているが、その殆どはかつて敵だった者、思想を異にした者たちばかり。形はどうあれ、未来さんもそんな「反抗」の1人にカウントされていた。そして、そんな彼女をシェンショウジンから救った力強さを、未来さんは再び望んだのである。最後のオートスコアラー・ミカの襲撃を受けて最愛の親友が危機に陥った時、響の魂に再び歌が灯る。あまりに鉄板、あまりにお約束だが、水の流れを利用した大胆な演出による「イケメンの化身」である響さんの復活劇に涙を禁じ得ない。前に進む力、前に手を伸ばす力こそがガングニール。その「握った拳」、伸ばした右手の先には、必ず「繋ぐ手」、未来の左手が待っているのである。

 復活を遂げた響と、何とも奇妙な人形・ミカの激闘。ひたすら前に前に突き進む響の拳に、最強と謳われる戦闘特化スコアラーのミカも押される展開。彼女はその特徴的なツインドリルをブースターのように稼働するなど、火属性の強い人形だろうか。CV井澤詩織というセッティングもあり、その異形は実に見応えがある。一時は正面突破出来るかと思われた響だったが、そこに再びガリィが暗躍する。水と火、2つの攻撃に翻弄された響の隙をつき、ミカの最大火力がガングニールを打ち砕く。「歌えない→歌う!」までの復活は王道、鉄板、テンプレ通りとは言ったものの、まさかその劇的な復活が、ものの数分で打ち砕かれて絶望へと転落する展開になるとは! やはり今作は「気になる引っ張り方」に関しては右に出るものがない。ギア破壊、ついでに衣類までぶっ飛んで光輝く響の全裸に絶叫する未来さん。年頃の女の子が全裸を晒したショックは尋常じゃない。いや、響は前シリーズで全世界に発信してるんだけどさ。これでついに天羽々斬・イチイバル・ガングニールという3つのギアが全て破壊されてしまった。次に待ち受けるのは、これまたお約束の展開、つまりはパワーアップイベントだ。プロジェクトイグナイトと称される次なる計画は、エルフナインが持ち込んだ聖遺物により、各々のギアを底上げする作戦である。これ、ついでにシュルシャガナとイガリマも調整したら、リンカー無しでもいけるようになりますかね。切歌さんは年寄りの墓にボトルで醤油を持ち込む畜生なので、駄目かもしれません。流石のマムも醤油をボトルで一気はやってなかったでしょうに。

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