最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
雪山でグロスオーゲンと一緒にスッと消えてしまった怪獣はやっぱりウーのオマージュなんだろうか、第4話。今作はそういう感じのネタが山ほど盛り込まれてそうな気はするんだけど、あんまりそっち方面に明るくないので反応出来ないのは残念。 前回の感想で今作における善悪の扱いについては認識出来たと書いたが、今回はさらに分かりやすく、作中でも再三「正義」と「悪」という言葉が語られている。これまで登場した「お化け」「機械人間」などは人間の生活に密着していたり、そもそも設計者の意志が介在したりするので存在そのものに善悪を問うことが難しかったが、今回はサブタイトル通りに「怪獣」ということで、「生まれながらに善であるか悪であるか」を問題にすることが出来るようになっている。これまで「超人」に関しては徹底して「守る」という姿勢を貫いてきた人吉であるが、怪獣に関してはその態度は真逆で一貫している。「怪獣は自然発生したものであり、地震や台風同様に人間の生活に害を為す現象でしかないため、それを未然に排除出来るのであればそうすべきである」というのが彼の理念。また、彼と同様の考え方は社会でも一般的であり、多くの市民は「迷惑をかけられないうちに超人が怪獣を排除すること」を望んでおり、数多の超人たちも、そんな人間の要望に応えるために特に前提を設けずに怪獣の排除に努めている。そりゃま、登場直後からビルを壊して回ったり、流れ落ちる体液が強酸だったりするデカブツと仲良くなれると思う人間はおらんわな。 しかし、当然のことながら「怪獣は本当に悪なのか」という問いかけがここに介在してくるのが今回のメインシナリオ。これまた怪獣映画の大看板である「ウルトラマン」を紐解かずとも定番中の定番であり、シリーズ作品だったら作中に2度3度と「悪くない怪獣」が出てくるものである。かのゴジラだって元々は人類の愚かな兵器開発の被害者であり、そこに同情するファンだって少なくない。いつしかゴジラは災厄の象徴から人間を守るヒーローへと転化することになるわけで、この世界だってそうした動きがあるのは自然の摂理である。 しかし、本作で不思議なところは、そうした自然な「怪獣愛護論」への進展が起こるのかと思いきや、最後の最後まで「善なる怪獣」が登場しなかったという部分。小さいラゴンが出てきたのでこれが「善なる怪獣」の象徴とも取れるが、結局ラゴンは狂信的な怪獣支持者である博士に改造されて人吉を襲う化け物になってしまった。結果的に「悪」になったラゴンは、生まれながらにずっと善なる存在だったのか、それともあのまま成長していたら人類に害を為す悪へと変貌していたのか、それが描かれていない。結局「悪くなった怪獣」の裏には人間のエゴイスティックな思惑が絡み、今回の事件で描かれたのは「怪獣の善悪」ではなく、「人の業」。「怪獣の善悪」については横槍が入って保留された状態なのである。もちろん、次週が「後篇」なのだからこの続きが描かれることになるのだろうが、おそらくこれまでの編成から考えると5年後の世界の話になってくるだろう。ラゴンを巡る「善なる怪獣」の物語はこのまま放っておかれる可能性も高い気がする。どういう目的意識で今回のお話が描かれたのかがはっきりしないので、次週の展開が気になるところだ。 今回追加された要素としては、まずはとにかく大量の超人連中。本当にありとあらゆるヒーロー要素がぐちゃぐちゃになっているのはこの作品の最大の売りなので、見ていて割と楽しい。ただ、個々のヒーローは別々に怪獣退治の任をこなしているので、出来るならばごった煮状態のヒーローが1つの画面で共闘する姿も見てみたい気がするのだが。カオスになりそうやな。そして、超人課のおやっさんもやっぱり変なやつだったことが判明。エクトプラズム化して同僚連中と精神交信。なんだあれ、危ない。そして、人吉がラゴンを打ち砕いた後に笑美さんに修復されていたわけだが、そこにはおよそメカとは縁遠い呪のような文様が組み込まれている。回想シーンでも人吉の暴走とおぼしき災害に笑美が絡んでいたが……彼の存在って一体なんなんだろう。色んな超人要素のハイブリッド的なものなのかしら? PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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