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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 高校生にとっての小学生ってそんなに昔か? 第5話。いや、ひょっとしたら阿良々木さんの記憶にも色々とトラブルがあるのかもしれないが……この人、あまりにも波瀾万丈の人生を送ってるせいで一般人と出来事記憶のレベルが違い過ぎる気がするんだ。

 老倉家突入編。これでもしついてきたのが扇ちゃんだったらどうなってたんだろうとは思うが、羽川さんのとんでもない運動神経のおかげで割と良い方向に話が転がっていった。老倉のキャラはもっと殺伐としてエキセントリックなものだと思ってたんだけど、こうしてみると人物に帰結する事件ではなく、あくまでも境遇に帰結する問題だったみたいなので、(少なくとも現時点においては)撫子とか神原に比べれば事件としての難度は低そう。いや、撫子の事件よりもレベルの高い問題なんてそうそうあるもんじゃないだろうけども。

 事実関係をまとめておくと、結局老倉に関係している事実は、「親の虐待と貧乏で幼少期がボロボロ」という一言にまとめられる。その間、小学生時代に実は阿良々木家を訪れていた、なんて事実も判明したが、まぁ、それも「不幸な幼少期の記憶」の一部とまとめてしまえば、彼女の壮絶な人生の中では些細な1ページだったはずである。その割に彼女が阿良々木家という「正反対の環境」に憎悪に近い感情を抱いていたことはいささか執着が過ぎる気もするのだが……まぁ、阿良々木さんは大勢のヒロインを手籠めにする謎のカリスマ性があるからな。幼き老倉もその片鱗に触れて多感な幼少期の感情を処理しきれなかったということなのだろう。

 そして、彼女が幼少期からの積もりに積もった人生の「不幸」を吐露するに至る。もう、今回はこの老倉の長口上が最大の見せ場ですわな。これまで「物語シリーズ」の登場キャラというととにかく我が強く、どこまでいっても軸がぶれない女性ばかりが登場していたが、老倉はそんな中でも初めての「ぶれる」キャラと言えるのかも。声音もコロコロと変わって、不安定な彼女の精神性が窺える。独白を聞いていると彼女の「不幸」に対する執着は「めだかボックス」のマイナスみたいな印象を受けるのだが、彼女の場合はそこまで異常な価値観を持っているというわけではない。あくまで、子供だった彼女が「何をしたらいいか分からない」という状態が処理能力の限界を超え、現実感の乏しい、何とも胸のすかない結論を出して、そこに固まってしまっただけなのである。今回の羽川さんのように優しく諭せば、案外彼女も丸くなって収まってくれるのではなかろうか。

 ただ、そのための条件として提示したのが「母親探し」なのは悩ましいねぇ。唯一(?)の肉親なのだからそりゃ会いたい気持ちもあるのだろうが、現状、彼女が母親に会っても事態が好転する未来が見えない。そこを切り捨てられるくらいに要領の良い子だったらここまでこじれてないんだろうし。なんとかしてまっとうな方法で救出するには、羽川さんのように超然とした力に頼るしかないだろう。普通に考えると、この任については阿良々木さんはあんまり向いてないのよね。正面切って「お前の幸せそうな家庭が憎かった」と言われているのに、「幸せを過大評価するな」とか言っちゃうのはどうなんだろう。「お前にはわからねぇよ」っていう老倉さんのひねくれ根性が加速するだけな気がするんだけど。まぁ、結果的にはデレる方向に進んだみたいで良かったけどさ。ここから阿良々木さんが出来ることって何かあるのかなぁ。

 ところで、撫子の台詞っていつぶり?

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