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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ワンパンマン」 6→6

 当初の予定通りに、期待されていたものがそのまま出てきたアニメ化。まぁ、簡単にいってはみたものの、これを実現するのがどれだけ難しかったか、って話でね。

 アニメ放送が始まってから、Webで公式に見られる部分はちょこちょこと読んでみたのだが、今作の恐ろしいところは、原作漫画からして既にアニメ的に大仰なモーションがふんだんに取り入れられているところ。「アニメはそれをそのまま動かせばいいだけじゃん」と言われりゃなんだか易しいようにも見えるが、もちろん、そんなわけがない。むしろ原作であれだけの描き込みがなされ、しかもアニメを意識したようなダイナミックな動きまで付けられてしまっては、付加価値を見いださなければいけないスタッフは相当な無茶振りを押しつけられたようなものである。しかし、そこは近年好調が続くマッドハウス。前クールでも「OVERLORD」という秀作を世に出しており、今回も見事に期待に応えてみせた。監督の夏目慎悟氏は「スペース・ダンディ」に続いての快挙と言っていいだろう。

 正直、「とにかく画が頑張っている」を見るべき作品なので、それ以外の部分で特に押し出す部分も無い作品なのだが、原作からして最初の設定の出オチみたいな部分はあるので、そこはしょうがないだろう。本家アンパンマンみたいに毎週毎週バラエティ色の強い怪人と戦って殴り倒していく展開もありかもしれないが、流石に少年漫画だとそれはまずかったのだろう、一応は縦筋となるシナリオラインも作られている。途中、サイタマが一般市民の信頼を得られずに迫害されるところとか、別にこの作品にそういうシリアスは求めてないんだけどなー、という気もするのだが、「とにかく最強の主人公」という設定自体が鬼門であり、そうでもしないとお話が回らないのである。むしろサイタマの登場はお話としてはオチ以外の何ものでもなく、作中で描かれるべきはその他の個性的すぎるヒーロー群の方だろう。流石にSランクが集まってわちゃわちゃやっている最終回付近のお話は苦笑いするしかないが、個人的には無免ライダー絡みのお話なんかはいかにも正統派で嫌いじゃないです。作中で一番恰好良かったヒーローを挙げろと言われたら彼になるんじゃなかろうかね。

 あとはまぁ、タツマキちゃんとか? タツマキちゃんの「私はお前らより年上だ!」と叫ぶ台詞、中の人の魂が籠もっている気がしてとても好きです。作中でへちょ絵になるのはサイタマとタツマキちゃんだけ、っていうのも特別待遇っぽくていいですよね。

 原作ストックはまだ残ってるみたいだし、近いうちに2期目があるんじゃないでしょうかね。

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