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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 相変わらずの1人と1匹の関係にもきもきさせられる第2話。登場人物も増え始め、「商取引作品」としての軸も少しずつ回り始めている。

 1期の時からそうなのだが、基本的にこの作品の商取引関係の話というのは、そこまで面白い物でもない。いや、小説で丁寧に読めば面白い部分もあるのだが、やはり絶対的にアニメ向きな題材ではない。それなのにこのアニメが良作に見えるのは、ひたすらにその空気感の構築のうまさに依ると言えるだろう。

 今回も相変わらずのホロとロレンスの関係性に終始にやけっぱなしにさせられる。ホロを気遣って年代記作家のところへ1人で出向こうとするロレンスと、その気遣いを悟ってさりげなく挑発と我が儘を交えながらも従ってみせるホロ。若いツバメにホロを持って行かれる危険性をわずかながらも抱えつつ、そんなことはないと高をくくり、それなのにどこか気がかりなロレンス。「商取引もの」というよりもどちらかというと「いちゃいちゃしてる2人の微妙な関係交渉もの」としてのおもしろさが際だっており、おだてて、なだめて、すかして、誘って、からかって、妬んで、感情の上下でとことんロレンスを揺さぶってくるホロが可愛くて仕方がない。本質的には神なので絶対的に上にいるはずなのだが、時折みせる本音の愛らしさは、ツンデレとは全く別の奇妙な感情の二面性。敢えてカテゴライズするなら「神デレ」? よく分からん。使いっ走りの小僧が部屋に来たときにとっさにシーツにくるまっていらんシーンを演出してみせる悪戯心など、腹を立てていいやら可愛がっていいやら。今週も尻尾は元気だったし、まだまだホロにはもてあそばれそうである。

 そして今回は新キャラとしてあけのんボイスの魔女が登場。このあたりの「空想」と「現実」の境目の描き方も実に見事なもので、視聴者からすれば「賢狼ホロ」がいる時点でどんなファンタジーでも許容できる「何でもあり」の世界のはずなのだが、地に足の付いた背景描写のおかげで、年代史に残る「月を喰らう熊」や「錬金術」「魔女」といった様々な存在が、「現実」と「空想」の境を隔てて絶妙なバランスで配される。このあたりのさじ加減は、安易なファンタジーや「ハイスクルールパンク(笑)」なんかではまねできないセールスポイントであろう。

 あけのんがストレートに女性的な役やってるの久しぶりに聞いた気がする。いい女なのにね。

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