最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」 5→5 変なアニメだった。「主人公達がゲームに入る方向じゃなくて、ゲームの方から現実に出てくるなんて珍しいな!」って一瞬思ったけど、冷静に考えたら昔からよくあるやつだ。 そう、「昔からよくあるヤツ」なんですよ。主人公が始めたゲーム世界が少しずつ現実を侵食していき、現実世界の平和を守るために主人公は勇者として異能を使い戦っていく……うん、そこだけ見れば昔からよくあるタイプの話なんだ。でも、この作品はなんかズレてるんだ。なんというか……「その部分が主軸」じゃないんだ。だって、「現実世界にゲームがにじみ出してきた」のって、割とシーズン後半になってからだからね。ボーッと見てたから正確に何話だったかまでは覚えてないけど、鈴来さんが転校してきてからも、ゲームと現実が混ざり合うまでしばらくかかったからね。つまり、その部分はあくまで「最後にオトシマエつけるために用意された舞台」であって、今作が描きたかったのはそんな古式ゆかしいファンタジー世界ではなかった。 じゃぁ何が描きたかったかと言われると……なんだろ、やっぱりあれかな、「PSO2をやっていれば現実世界でも友達が増えて、コミュニケーションが広がれば女の子とも仲良くなれます! さぁ、みんなもPSO2でリア充生活を!」っていうところじゃないかな。何しろ最終的に会長を助ける目的が「一緒に後夜祭やるんだ」ですからね。世界の危機とか、命の危機とかじゃなくて(まぁ、それもあったけど)、あくまで「高校生がイベントを一緒にやりたいから命懸けで巨悪をやっつける」ですからね。物語の中盤までは、そのためにひたすらPSO2絡みの人脈を繋いでいき、会長といちゃいちゃしながらますます仲良くなっていくリア充生活のお話。その中にはネットで身分を隠して荒しをやってる現実の友達がいたり、会長自身も性別を偽ってキャラを演じていたり、基本的な「ネトゲあるある」を交えつつも、「生徒会の仕事はネトゲをやってその報告レポートを仕上げること」なんて訳の分からない学校生活の中で、「とにかくPSO2で強くなれば女の子と仲良くなれる」をひたすら実践し続けるイツキ。このアニメを見て「わぁすごい、僕も今からPSO2!」なんて人間はおそらく誰一人としていないだろうが、この潔すぎる脚本構成は、むしろ思いつけないレベル。そういう意味では、非常に斬新で、何故か退屈しなかった。蓋を開けてみれば本当に単なる「学校でいちゃいちゃしてるやつ」なのだが……。イツキのキャラってのも捉えどころがなかったなぁ。鈴来さんが来てくれてからは一応三角関係みたいな展開も広がったので、キャラが増えたこともあってそのあたりから俄然見やすくなったのだが、序盤は本当に「こいつら何がしたいねん」状態だったなぁ。 そんな変な作品で、果たして販促が出来たのかどうかは定かじゃないが、少なくとも僕のように一切興味が無く、「PSO2ってどういう世界なの?」っていうレベルだった門外漢も、一応何となく世界設定を認識し、どういうゲームかは分かるようになった。リア充生活云々を差し置いても、「PSOって過去のタイトルだと思ってたけど今でも絶賛稼働中なんだな。そんだけ人気があるならやってみるか」っていう人も、ひょっとしたらいるかもしれない。それが実現すれば販促アニメとしては成功。もしそうでなくても、ゲームとしての製品にアニメというオプションを紐付けしておけば、今後の商品展開なんかもバリエーションは増えるし、どうにも閉塞的な印象のある日本のネトゲ業界の中で、多少なりとも裾野が広げられれば一応は目的を果たしたことになるのだろう。それで良いんではないでしょうか。 とりあえず、エンディングテーマでモモーイのセンスが変わってないことを確認して安心しつつ、幕。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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