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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG」 5

 1クール空けての2期目開始。1期目はとっ散らかっていて色々と大変な作品だったが、果たして2期目はどうなることやら。

 とっ散らかった印象は相変わらず。それは映像面でもそうだし、シナリオ面でもそうだ。1期はジロウが超人課と決別するまでを中心に描かれてきたが、2期に入り、いよいよジロウが独自に動き出し、この世界の「正義」を問い続ける物語になっていく。1期では時系列シャッフルで神化20年代、40年代が混在していたが、今回は40年代が中心になっていくだろう。それでもやっぱり、時代は細切れにされているし、視点も様々な人物に飛んでいく。なかなか視聴者に優しくなってくれない。でもまぁ、この雑多な感じがまさにコンレボなのだから致し方あるまい。幸い、時系列が歪むと言っても1期ほどの隔たりは無くなっており、ジロウのキャラクターは一貫しているので分かりやすくなった部分も間違い無く存在している。今回はそんなジロウに引きずられるように、柴刑事もその思想を塗り替えるまでの物語。初登場した宇宙刑事ロボが瞬殺されるとは思ってもみなかったが、ロボット刑事が思い悩み、「同種」を破壊することで自分が「壊れて」いることを認識するというプロットはなかなか捻くれていて良い感じ。今後も、「正義」と「超人」の意義を問い続ける物語の中で、様々なイデオロギーがゆがみ、ぶっ壊れていくことになるんだろう。こうして思想があり、弾圧があり、イデオロギーのぶつかり合いが続く世界観は、まさに作品の意図した通りに昭和の紛争のイメージと重なっており、「レトロカオス」の舞台設定もはっきりとその意味を成してきた。縦筋が明確になってしまったために1期のような雑多でどうでもいい話はあまり挟めなくなってしまう気もするが、これはこれで楽しめそうな展開である。

 映像面での雑多さも相変わらずだが、ロボ、宇宙人、妖怪、怪獣といった様々な「超人」の混ざり合いは本当に統制を取るのが大変そうな画面。今回笑ってしまったのは、怪獣とS遊星人が必死に戦っているのに、そのバトルは完全に背景に回されてジロウたちが論争を繰り返してるシーン。この世界において、怪獣と宇宙人の戦闘なんてのは既に普通のことで、そこまで大々的に取り上げるべき題材でもないってことなんだよな。あくまでジロウの「正義の戦い」がメインなのだ。S遊星人の背中にエクウスがちょこんと乗って魔法のゲートから消えていく絵面も非常にシュールで面白い。こういうヘンテコギミックがガンガン出てくれば、このカオスの強みも次第にはっきりしていくのではなかろうか。あとは無事に風呂敷がたためることを祈るばかりだが……。

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