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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「マギ シンドバッドの冒険」 5

 日5枠だったせいもあってあまり追いかけることが出来なかった「マギ」の新作(?)がこの度久しぶりにアニメ化。間にOVAなんかも挟んでいるみたいだが、当然チェックはしていないので随分久しぶりの視聴となる。確認したらもう2年も前。いや、まだ2年しか経ってないというべきなのかな。目の前を数多のアニメが通り過ぎていくせいで、時間の感覚も随分おぼろですわ。

 シンドバッドの冒険ってことで、「マギ」本編では容赦無く強キャラっぷりを発揮してくれていたシンドバッドの生い立ちの物語となる。あの通りの性格だから、もやもやしてしまうアリババの話よりはすっきりと晴れ渡る7つの海の冒険譚が見られるのかと思いきや、1話目は幼少期の「動機」の物語だったために容赦無くハードな展開。今作は「国」と「戦争」というテーマを正面から描いているため、本編でも同様に容赦無く現実的な「悲劇」を扱っちゃうんだよな。「始まり」の物語ということもあり、1話だけを見てしまうとすっきりする要素は何一つ無く、ただただテンションが下がってしまう辛いお話である。正直、なんで週末の穏やかな一時にこんな話見せられなあかんねん、とも思う。

 でもまぁ、悲劇だからって悪いってことはないわけで、これだって立派なドラマの1つ。シンドバッドという人間はもちろん「1000年に一度」と言われた天才であり、剛胆な人柄もあって「勇者」たり得るわけだが、単に才があるからといって魅力的な人間が形成されるとはかぎらない。その才を活かし、人格を形作るための動機は必要不可欠。彼の場合は父親を巡る悲劇を通じて、「国」や「人」を考えるきっかけが与えられ、それが後の物語に彼の治世を生み出す基盤となっている。この下準備は何を差し置いても必要なエピソードということだろう。理不尽なのは間違いないが、短い話の中できちんと彼の父親の高潔さは現れているし、シンドバッド本人も子供ながらに真っ直ぐな人物であることは何となく分かる。「はじめの一歩」としては過不足のない物語ではなかろうか。

 まぁ、そうは言ってもやっぱりテンションは下がってしまうが……来週以降にワクワクするようなお話が見られれば充分ペイするでしょう。映像製作はあまり見たことのない名前のスタジオだが、確認すると「Clasroom Crisis」の会社。大崩れするという心配は無いだろう。A−1が製作を担当していた元々の「マギ」に比べるとやや主線が太くなり、色遣いも淡めなっているが、取り立てて違和感があると言うほどでもないし、丸っこい子供スタイルのシンドバッドのデザインなんかはむしろ可愛く見える方向性。まぁ、来週以降は子供シンは出てこないだろうけども。出来れば鬱要素は少なくして、元気なアドベンチャーが見たいもんです。

 中の人については、幼少期のシンドバッド役に高本めぐみがキャスティングされているのは個人的に嬉しい。でも、これまた来週からは出番がなくなりそうなんだよなぁ……。めぐたんにお仕事プリーズ。

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