最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
颯人のとこのババアの顔が怖すぎるんですが、第9話。私、最近は(冒頭の注意テロップを無視して)部屋を暗くしてアニメ観ることが多いので、正直マジでトラウマものの怖さでした。時宗とかトーマスみたいにもうちょっとファンシーなノリを残した状態で出てきてくれよ。 混迷極める展開が続く。残念ながらアニメーションとしての作画の質がどんどん下がってきてる感じがあるのでいまいち真に迫って入り込むことが出来ないのだが、映像が追いついてないのは色々と詰め込みまくって演出が処理し切れてないってのもあるんだろう。本当に莫大な人材と予算をつぎ込むことが出来れば、1つ1つの心情面でもう少しキャラに寄せることも出来てるのだろうが……まぁ、ここは開き直って「こういう企画の設計図」としてこの作品を追いかけて行くしかない。話だけ見てればやっぱり気になるのは事実だし。 話は絞り込まれており、今回は美影軍団がほとんど登場せず、クライマックスに向けての中心人物は選別された感がある。まず、当然中心となっているのは光宗と真咲のカップル(仮)に颯人を加えた、いかにもアニメの主人公チーム然とした3人。最初はそこに運転手もセットだったのだが、あっという間に煙のように消え失せてしまった。今回一番違和感があったのはトンネルを巡るあれこれだ。ここまで何度となく登場した「トンネル」だが、あれって納鳴村には複数存在していると考えた方がいいのだろうか。それとも、今回バスが突っ込んだトンネルと最後にナンコたちが入ろうとしたトンネルは全部同じものなのだろうか。確か最初に山歩きチームが化け物パニックになったトンネルって線路が敷かれてたような気がするので、どうやら複数個のトンネルが口を開けているようなのだが。山歩きの時は色んなところを巡り巡って疲弊した状態でトンネルまで辿り付いていたけど、今回ナンコは散歩気分で雑談しながらあっという間にトンネルについていたし、バスで向かったトンネルに至っては、あの場に同行していなかったはずの運転手が独断で向かえことを考えると、「彼が村までバスを引っ張り込む時に認識した」と考えるのが自然な気がする。まぁ、おそらく納鳴村と外界の境界ってのは非常に曖昧な領域になっていると思われるので、複数のトンネルが現出するのも1つの現象と処理してしまってもいいのかもしれない。とりあえず、「中では必ず現象に出会える」ってのは共通認識のようだけど。 実際、バスが激走しているトンネル内で光宗は時宗を、そして颯人はババアを目撃している。それでは運転手はどうかというと、彼は死んだ娘を見ている。以前の考察で「運転手の見ている娘は、『現象』とは異なる事象だ」という判断になったのだが(主にホラー要素が介在していないため)、結局あれも現象の一部なのだろうか。あまりにも他の連中とテイストが違い過ぎるんだけども。とにかく、トンネル内部でのごたごたのために、あっという間にパーティーは解散だ。「窓の外からババアが迫ってくる」という状況で颯人が「このバスから出してくれ」と言い出すのはどう考えても違和感しかないのだが、まぁ、あそこは「運転手と他の3人を引き離すための段取り」として不自然なのはしょうがないのだろう。結局、無事にトンネルを抜けられたのは3人。そしてそこにはレイジのものとおぼしきメッセージも刻まれている。「ナナキを受け入れろ」の「ナナキ」は、素直に考えるならば一連の「現象」のことだろう。ここからは勝手な推測だが、「ナナキ」とは例えば「戦慄く(わななく)」とか「嘶く(いななく)」みたいな語からの派生じゃないかね。まぁ「わ - ななく」と分解するのはおかしいのだが、一応「いななく」の語源を調べると「イ」が馬のことであるとされているので、「ナナク」の部分に「震える」「恐れる」みたいな意味を当てはめるのはあながちでたらめとも言えない。とにかくそんな「トラウマ」のことを「ナナキ」と言ってるんじゃなかろうか。 さておき、こんな伝言が掘ってあるということは、残念ながらトンネルを抜けてもそこはまだ納鳴村の一部だったということ。てっきり「トンネルを抜ければ外」だとばっかり思っていたので、さらに「もう1つの納鳴村」に続いているのは意外だった。村の構造は最初のものとさほど変わらないが、大きな工場跡地があるなど、多少の差は見られるか。レイジのメッセージを素直に受け入れるなら、こちらのフィールドの方がステージ2というとらえ方も出来そう。未だ言ってることが要領を得ない真咲はやはり隠し事があるらしく、ここで露骨に光宗とは別行動に。直前になんだかラブっぽい展開を見せていただけに、「それでもやっぱり裏切るんやな」というあたりはなかなか容赦無い。結果的に2人きりで残ってしまった光宗と颯人はここで関係性に1つのけじめを付けることになり、颯人さんは遅ればせながらのトラウマカミングアウト。まぁ、分かりやすい親子関係のトラブルやな。既に面倒の極みである光宗の事例が出てきているので大したインパクトはないが、中高生の人生の悩みなんて言ったら大体は家族関係よね。村に来てからは終始テンパり気味だった颯人はあまりの状況に判断力が落ちていたのか、まさかの「隷属対象」である光宗の前で全てをカミングアウトしてしまい、無茶な関係性だと分かっていながらも「これからも俺に従順でいろ」とあり得ない申し出。トラウマ絡みで色々溜まっていた光宗には当然のNOを突きつけられ、颯人さんは依って立つところを失ってガタガタに。やっぱ基本的に駄目なやつだよな。 すがりつく颯人を振り払って真咲捜索に繰り出した光宗だったが(それまで忘れてたのもひどいが)、霧深い町中で出会ったのはまさかのヴァルカナさん。彼の「化け物に遭ったけど思ったより勢いが無かったから逃げ切れた」という発言は彼岸島みたいなシュールな趣がある。まぁ、後でナンコさんが言ってたように、各々の中でトラウマの処理が進んでいるという証拠なのだろう。ちなみに、ヴァルカナさんは「ケツさんに支持を出していたヤツを追いかけてここまで来た」と言っていたわけだが、その途中でトンネルを抜けてきたのかどうかが定かじゃない。何せ、トンネルの出口にはバスが停車していたはずで、決して馬鹿ではないヴァルカナさんなら、あのバスを見て近くに光宗たちがいることは予期できたはずなのだ。しかし実際にはかなり面食らった様子だったことから、彼はバスを見ていない可能性が高い。つまり、やっぱりあのトンネルは通っていないのだ。トンネルが複数個あることの証左である。そんなヴァルカナさんは「会議室の机の木目」という何ともニッチな部分からのトラウマ発現だが、まぁ、何に嫌気がさすかなんて人それぞれですからね。幸いにも「思ったより勢いが無くなった」現象を相手に、ヴァルカナさんは何とか勝利。光宗は勝利どころかペンギンの後を追いかけて三途リバーみたいなところを渡っちゃう始末。ホント、みんなして極限状態で散り散りになるの好きだよな。光宗はみまかってしまうのだろうか そして、最後にもう1つの動きを見せたのがナンコさん率いるリオン、マイマイの3人組。「トラウマを解消すれば村を脱出できる」理論を独自に展開するナンコさんは、さらに「推理」でもって各々のトラウマが力を弱めているところまで洞察する。そして、トンネルにみんなで飛び込んで荒療治を行うというプランを立案。マイマイは完全に巻き込まれた形だが、確かに彼女が目撃したという「でっかい光宗もどき」が現象の中では一番ショボそうだし、最悪でも死にはしないだろう、くらいの計算もあったのかも。しかし、トンネルに飛び込む前に再びの石矢。今回の狙撃手はなんとあのジャックだ。おぅ、生きとったんかワレ。いや、生きてるとは思ってたけどさ。ケツさん同様の武器で狙撃してくる様子を見ると、彼らに指示を出しているのは同一の存在である。最初はてっきりジャックがケツさんを脅して狙撃をさせているのだと思っていたのだが、ケツさんはジャックの言うことを素直に聞くとも思えないし、「あの人」みたいな言い方はしないよな。ジャックもケツさんも、山の中で路頭に迷っているところを何者かに保護され、村を出ようとする者、もしくは村以外の何か重要な施設に近づこうとする者を狙撃するように命じられていたのだろう。そしてそれが誰なのかと言われれば、まぁ、最後に登場したレイジが一番可能性は高いわけだ。もしくは真逆で、レイジはそうした「何者かを守らんとする勢力」に対してはレジスタンスとも考えられるが。とりあえず、これでようやく「メンバー以外にも事態に関わる人間」が明示的に登場したことになる。先週登場した神山の存在も考えれば、そろそろ「村の意味」の説明がなされてもいい頃合いなのかな? 本作も既に9話目ということで、そろそろゴールを考える時期に来ている。軽々しく「ゴール」という言葉を使ってみたが、今作におけるゴールが何であるかは案外難しい問題だ。単に村を脱出するだけでは意味が無い。そもそも世を捨ててやってきた連中なわけで、脱出を望まない人間もいるのだろうし。ここではやはり「旅の目的地」が必要なのだ。それは光宗たちにとってもそうだし、我々視聴者が見届ける物語としての「目的」地も必要だ。納鳴村とは何だったのか、そして彼らはそこで何をなし得たのか。それらが紐解かれて初めて、この物語はゴールに辿り着ける。果たして、そこに望まれた姿はあるのか。ドキドキしてくるよなぁ。 PR |
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