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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 冒頭のパックのむしゃむしゃだけで割と満足してしまった感のある、第10話。まぁ、単なるゆーみんファンの感想ですが。今回だけをピックアップしてもパック、ラム、レム(あとスバル)と、今作はキャストのいい仕事が色々と楽しめるのが素敵。

 死に戻ったわけではないが、エンディングを確定させるまではもう一歩、ラストミッションが待ち構えていた。結局あの魔獣大暴れの状況からは「青鬼」レムの力によって一時的離脱に成功。さらに村に帰還したレムのおかげで子供たちは一命を取り留め、村の結界の不備も報告されたおかげで魔獣が好き放題暴れて村が壊滅する危機は避けられた。今回のごたごたではっきりしたが、これまで何度も何度もスバルが死に戻り、さらに一度はレムが呪術で殺されてしまったという惨事は、ほぼ1体の魔獣のせいであった。つまり、もしスバルの死に戻りが無かった場合、その他のパラレルワールドでは、結界が破られた村が少しずつ魔獣に侵食され、少なくともスバルと同じ5日目の夜に子供たちはほぼ死に絶えていたのであろうし、結界が破れたままだったらロズワール邸も含めて領地は壊滅的な打撃を被っていただろう(レムが呪い殺されたことがあるという事実は、ロズワール邸の面々でも警戒していなければ対策出来なかったことの表れである)。つまり、こうして村の危機が回避出来たルートというのは今回が初めてのこと。スバルの苦労は決して無駄なものではなく、スバル一人の問題でもなかった。スバルはループを繰り返すことで、またしてもエミリアの命を救っていたのである。

 しかし、そうしたハッピーエンドもまだ確定ではないというから面倒臭い。魔獣の呪術ってのは色々と制約が多くて大変な代物なのかと思っていたのだが、「魔獣の従僕が噛み付けば噛み付くほどに累積する」という無体な性質を持っていたようで、結局スバルは死の運命から逃れられていない。さらに、ベア子ですらどうにもならないその呪いの唯一の解決策として、怒り心頭のレムさんは魔獣殲滅作戦のために一人で野山に分け入っていった。まぁ、他の面子とレムでは戦力が違い過ぎるので、いっそこのレムさんの単独行に一縷の望みを託してみるのもありだった気もするが、流石にそれじゃ主人公の名がすたるし、ラムは座してみているだけなんてことは出来ないだろう。結局、どれだけギリギリで救われた命であっても、スバルはまた危機の中へ飛び込んでいくのである。「命は1つしかない、大切だ」なんて白々しい台詞を言っており、どう考えても「お前が言うな」案件なのだが、まぁ、自虐的ながらも「今のループを精一杯生き抜く」という彼なりの宣誓みたいなものだ。他の面々からしたら、それは文字通りの意味でのみ受け入れられる、「最後のあがき」である。

 ぶっちゃけ、ラム1人でも大変な森の中にお前が入っていっても役にたたんだろ、と思っていたのだが、スバルには常人では考えもつかない斜め上の作戦があった。なんと、「死に戻りを誰かにばらそうとすると嫉妬の魔女が自らスバルをいさめに来る」という圧倒的なペナルティを逆利用する形での特性発揮。この発想力はすごい。まずもって、死に戻りカミングアウトの時に何が起こっているのかをしっかり把握出来ているあたりがすごい。そりゃま、視聴者目線から見れば「なるほど」程度で済む発想かもしれないが、スバルの立場で考えると、彼が得た情報は「自分からは魔女の匂いが嫌と言うほど漂っている」「死に戻りを誰かに話そうとすると、なんか分からないけど致命的な存在が自分の中をよぎる」という2つの事実だけ。この2つから「死に戻りカミングアウトによって自分の魔女の匂いを増幅できる」という発想に至り、さらに「匂いが強ければ魔獣は問答無用で自分を襲う」という結論に至るまでにももうワンステップ必要だったはず。凄まじい発想の飛躍で、成功(?)したから良かったようなものの、ぶっつけ本番で駄目だったらラムともども路頭に迷っていたかもしれないのだからなかなかのギャンブラーだ。

 そして、策が成った後はもう、ラム・レムのエプロンバトルシーンをげっぷが出るまで堪能するだけ。今回のコンテ担当は細田直人。けれん味あふれる動画モーションの見せ方はピカイチの演出家である。レムのアクションはこれまでも様々なシーンで見られたものだが、今回はさらに一段レベルアップした超絶技巧で恐ろしいクオリティを見せつける。何がすごいって、どのモーションも「同じものの使い回し」が無く、状況に応じて全て「見たことがない」所作で暴れ回っているところだ。個人的にメイド服にそんなに思い入れは無いが、今回のバトルから「戦うメイドさん」に目覚めてしまう人間がいてもおかしくないレベル。とにかくレムの鬼気迫る大迫力は、文字通りに「鬼がかって」いたのである。

 結局、レムはバーサーク状態がそのまま持続し、スバルが下手に魔女の気配を増幅させてしまったもんだから、もう思考も追いつかずにただひたすら「穢れをぶっ壊すマシン」へと変貌。スバルが大切な姉を抱えていたことすら、ひょっとしたら認識出来なかったのかもしれない。そんなレムに最後の望みを託す、スバルのスローイング・メイドアタック。超シリアスなシーンなはずなのに、あそこだけなんかとぼけた表情になっちゃうのが最高に可愛い。ちなみにラムのパンツは黒だったのか、それとも影になって見えなかっただけなのか……

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