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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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6月10日 ドラフト模様(EMA×3)

ピック順 【Alessi】→【Mei】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Serra】→→【Sea-chicken

 

 一週間ぶりのドラフト、しかし、今回は突発事案として私が無理矢理ねじ込んだエタマスドラフトである。パックのお値段が1つ1500円だったので1人につき4500円の高級ドラフト。流石に2回目は無いです。

 しかし案の定、この「リミテッド用に調整された」パック群は、全く高級感を感じさせることなく、パックによってはむしろ地味なくらい。「これ、イニストラードのデッキとぶつけても勝てへん」とか言われる始末。まぁ、流石にそこまでヘボくはならないと思うが、あんまり高級感が感じられないのは事実。いっそ、こういう昔のカードだけで構成された新たなリミテッド規格を、嘘みたいな高級レアを全部取っ払って適正価格で販売してもらえないもんかなぁ。今回のエタマスだって神話レア全部取っ払えば値段は1/3くらいで済むだろうよ。我々みたいなリミテッド専門のプレイヤーはカードを集める必要が無いから「面白いリミテッド」が出来ればなんでもいいんだけど。

 幸い、「高級感」は皆無でも、プレイするモチベーションとして「郷愁」という要素はある。特に今回のセットは我々が猿のように年間100試合ペースでドラフトをしていたオデッセイ・オンスロート期のカードが多く収録されているため、その懐かしさだけでも割と満足出来た感はある。コンボ要素とかも多いのでおふざけリミテッドのソートとしては割とよく出来てるしね。どっかのショップで「神話レア、抜いちゃいましたパック」みたいなの販売してくれよ。

 なお、今回開封された中での最高値はおそらく「不毛の大地」、次点は下手したら独楽なのかな……コレクターアイテム的にはFoil版の「陰謀団式療法」もそこそこ。

 




    AL SE TH SA ME CH

AL  ー  ○  ○  ○  ○  ○  5ー0 1

SE  ×  ー  ×  ◎  ×  ◎  2ー3 3

TH  ×  ◎  ー  ◎  ◎  ○  4ー1 2

SA  ×  ×  ×  ー  ○  ◎  2ー3 4

ME  ×  ◎  ×  ×  ー  ×  1ー4 6

CH  ×  ×  ×  ×  ◎  ー  1ー4 5

 

 

1位 【Alessi】 白黒 <象の導き 考え直し ネクラタル>

 日々行われるドラフト以外のMagic文化にそこまで興味がないため、エタマスみたいなサプライ商品はあまりチェックしないのがこちらの御仁。そんな人間に突然「エタマス剥くから金出せや」と言っても割と簡単に出資してくれるのはありがたい話である。幸い、上述の通りに「郷愁」の強さは堪能出来るくらいのキャリアを持つおかげで、寝耳に水のヘンテコセットのドラフトながら、ピック中は非常に楽しげ。そらね、15年前に悲喜こもごもの思い出を作った「象の導き」や「考え直し」を再び1引きする時代が来たというだけでも、おっさんたちは何となく楽しいのである。そんなわけで当初は緑白のピックだったのだが、今回卓で誰1人いかなかった不人気カラーは意外にも黒。1パック目で「よじれた嫌悪者」を押さえていたおかげで、そんなエアポケットに2パック目怒涛の「名誉回復」2連引きからスルリと入り込み、あとは独占カラーのうま味をこれでもかと堪能するピック。白黒は、今回デザインされたアーキタイプは「明滅」なのだが、「白たてがみのライオン」が1枚も出なかったこともあり、今回そちら側のシナジーはほぼ無い。代わりに、白赤用にデザインされた「トークン」戦術、そして黒赤用にデザインされた「サクリファイス」の戦術がこの白黒で重なり合い、「白黒アリストクラッツ」が完成。2ターン目「急報」から圧力をかけ、「ファイレクシアの憤怒鬼」を連打して先陣を構築。適当な肉を並べれば後は2体の「血の芸術家」が進退窮する状況を作り出す。中盤以降は「カルシダーム」と集まりまくった「よじれた嫌悪者」が理不尽なビートを刻むし、「血の芸術家」を必死に潰しても「霊体の先達」で舞い戻ってくる悪夢が待っている。中長期戦を見越したデッキだが、その屋台骨を支える除去が「考え直し」「剣を鍬に」、そして2枚の「名誉回復」。流石にこの辺はエターナルな貫禄である。過ぎ去りし時代を懐かしみながら、理不尽極まる奇天烈シナジーを満喫していました。「名誉回復」を見直しての「なんや、追放じゃないんやな」に時代を感じますナ。

 

 

2位 【Thraxi】 青赤緑 <物静かな思索 イチョリッド 支配魔法

 金に糸目はつけるんだけど、そりゃやってみたいだろうよエターナルマスターズ。ということで半ば恐喝じみた立ち回りで資金をかき集めて卓を成立させた、僕です。もちろん、それだけやりたかった環境ですので、割と決め打ちでめくらなデッキを組んでおります。1パック目が地味だったので選択肢で一番現実的だったのは「火打ち蹄の猪」からのクソステロイドだったと思うのだが、そんなデッキは夢じゃねぇ。某氏をして「まさに三つ子の魂」と言われて返す言葉もないよ、僕のデッキは青赤フラッシュバック! 2引きという早い時点で「燃え立つ復讐」をキープ出来たのでそこからはほぼ脇道を見ないで猛進し、フラッシュバックと回顧呪文だけをかき集めている。一応このアーキタイプを目指した理由の1つに「カードが地味だから喧嘩しにくいだろう」という見込みがあり、実際にキーカードの「炎の突き」なんて余裕で一周させられるから楽である。最終的にはタッチ緑から「ワームの咆哮」×2を含む13枚のフラッシュバック/回顧呪文を詰め込んだ、かつて旧イニストラード時代に夢見ていたデッキが完成。「燃え立つ復讐」が1枚こっきりなので「引かない」とか「割られると終わる」という問題はあるものの、前者の問題に関しては「信仰無き物あさり」×2「綿密な分析」×2「捨て身の狂乱」「ウーナの寵愛」とシナジーパーツにドローが多いのでいつかは引く。実際、デッキの下から4枚目に「復讐」があった試合でも、火力とバウンスで時間を稼ぎ、最後に到達した「復讐」を張って「炎の突き」を連打してゲームを終わらせたこともあった。デッキにクリーチャーが6体しかいないという状況でデッキメイクの時にはどうなるものかと思ったが、長年の蓄積した怨念の集大成は何とかなるもんである。というか、「金切り声のスカーブ」は「復讐」が墓地に落ちるのが怖くてプレイ出来ないことの方が多かったので、もっとクリーチャー減らした方が強かったのよね。夢をありがとう。

 

 

3位 【Serra】 青白 <ネビニラルの円盤 流浪のドレイク 嘘か誠か>

 キャリアが同じなので「懐かし補正」がかかる人間が続く。こちらはカードそのものにはそこまで興味はないが、「天使が出たら譲渡する」という分かりやすい条件もあってそれなりの出資をしてくれた人。めでたく「霊体の先達」は出たので天使コレクションに加えられたが、2枚も出るとはおもわなんだ。さておき、デッキの方は「白青飛行」。今回の6人卓は黒がほぼ無視された色だったために残り4色を5,6人で奪い合う形になったわけだが、その中で唯一アーキタイプでも被ってしまっているのがこの青白。まぁ、「イーヴォ島の管理人」から「幻影獣」や「集魂者」、「スプライトの貴族」を連打するデッキは見た目に分かりやすく強そうだしな。上家からそうしたカードがガンガン流れてくれば、スムーズに青メインのビートになるに決まっている(ちなみにその頃、上家は興奮しながらフラッシュバック呪文を集めていました)。2人に割れてしまったダメージは小さくなく、例えば「戦隊の鷹」の収穫量に影響を与えるし、アンコから2枚でた「スプライトの貴族」も重ね取り出来ず。それでもまぁ、「大クラゲ」やら「連合儀仗兵」やらのサポートに支えられれば、何とかエターナルらしい迫力は出せていたのではなかろうか。今回やたら多かったのは「エイヴンの裂け目追い」で、これは「白黒ブリンク」のためのキーカードの1つだったのだが、短期決戦を狙えば時間制限ありとはいえ3マナパワー2フライヤーがかき集められるのは馬鹿にならないのである。いざとなったらネビ盤でちゃぶ台もひっくり返せるし、現代社会でフリースペルが唱えられるというだけでも軽い奇跡かもしれない。まぁ、このデッキだとフリーである意味はほとんど無いんだけどさ。「イーヴォ島の管理人」がいると無駄に1マナ増えるのが笑える。

 

 

4位 【Sangriter】 緑赤青 <大渦の放浪者 嘘か真か 傲慢な完全者>

 今回のエタマスドラフトに、私と同様に積極的になってくれたのがこちら。それなりに多めの出資を申し出てくれたので私の負担も軽くなり、その見返りとしてレアをいくらか持ち帰り、「ギャンブル」は多少の銭になったという。私みたいに使いもしないカードを死蔵させておくよりも、こうして次のアクションのためにさっさと売り払ってしまう方が正しい気もするんだけど、それが出来ないのが私の貧乏性の罪なところである。さておき、そんな積極的な人間だったのでそれなりにデッキコンセプトとして狙う部分はあったのかもしれないが、1引きで開けちゃったレアが「大渦の放浪者」だったせいでもう後は流れでお願いします。ティムールカラーをやるための指針なんて流石に用意してねぇよな。一応2引きが「森林守りのエルフ」だしレアに昇格した小生意気な「傲慢な完全者」もおり、「リス・アラナの狩りの達人」や「ラノワールのエルフ」×2などエルフ要素はそこそこであるが、実際は赤い要素も青い要素もちゃんぽんになった。「調和」や「嘘か真か」でカードを引きまして「激憤の本殿」で露払い、「ファイレクシアの摂取者」で相手を削って「歩哨蜘蛛」に「森の力」で謎ビート。うーむ、こうしてみると今回一番節操がなかったのはこのデッキに違いないな。まぁ、その分このヘンテコ環境の妙味を一番堪能したと言えるのかもしれないが。

 

 

5位 【Sea-chicken】 赤緑 <悪辣な精霊、シルヴォス 刃の翼、ロリックス ケンタウルスの酋長>

 ここから2人は我々の中では若手2人。さらにこちらの御仁は旧環境なんて知るよしもないので、「いつも通りドラフトやるつもりで来たのに、なんか理不尽に金をむしられ、見たことのないカードのよく分からないピックをさせられた」という被害者である。まぁ、「知らないからむしろ楽、今までで一番無心にピック出来た」とも言っていたので、今回のインターバルが悩めるイニストラードに対する息抜きになったら……いいかもね。そうかもね。で、知らない環境で組むデッキといえば、当然シンプルなビート。開けたパックから「シルヴォス」という指針は非常に分かりやすく、席順的にも緑は引きやすい位置。さらに2パック目では同じくピットファイター枠から「ロリックス」まで重なり、トリプルシンボルのレジェンド2体を引き連れた頭の悪そうなデッキがサラリと完成した。実は低マナ域にそこまで押し込めるカードがなく、「ケルドの匪賊」×2のような時限装置を除いてしまうといわゆるステロイドとしてはかなり微妙なマナカーブになっているのだが、その辺は「力の印章」×2なんかを置いて中盤以降の雑なビートに備えることでごまかしている。マナさえ並べれば「威厳の魔力」まで待機してるし、デッキの方向性と噛み合わない「ドラゴンの卵」×2も、「戦闘飛翔艦隊」の餌だと思えば我慢できるだろうか。実際、「力の印章」を2枚並べた状態で殴ってくる「巨大戦車」(さらに墓地に「豪腕」がいる)とかはただただ筋肉のみの構成なのに結構な恐怖感。あとは6枚目の土地まで置ければ勝ちに。残念ながら私の試合では山3枚で止まってたんだけど。ターンエンドに次々と墓地へ葬られていくピットファイターを眺めながら、オンスロート当時を思い出して涙を禁じ得ない。

 

 

6位 【Mei】 青白黒 <霊体の先達 イーヴォ島の管理人 鋼の風のスフィンクス

 「懐かしさなんて欠片もねぇよ」という突然の高額ドラフト被害者の会、2人目。まぁ、こっちはまだ古いカードについても興味が無いわけではないようなので、多少はマシ? かな? しかし、そんな「よく分からない環境」の2人であったが、こちらは上述の通りに青白飛行というアーキタイプのレベルで被りが発生してしまい、今ひとつピックが奮わなかったことで消化不良の感は強かったかもしれない。飛行デッキに必要なパーツは優先的に削られていくわけで、こちらのデッキは愚直な肉の力に頼るだけでなく、「記憶の欠落」×2「対抗呪文」といったパーミッション要素を混ぜることで独自のブレイクスルーを狙った。クロックパーミを名乗るには流石に今回そっち系統の呪文が少なすぎたのが辛いところだが、なんとか時間を稼げれば「鋼の風のスフィンクス」というボムもあるので何とか出来そう、というデザイン。実際、同型対決では勝利しているわけだし、カード選択についても間違いはなさそうなのだからもうちょっと勝ち星がついても良い気もするのだが、やはりコンセプト被りによるデッキパワーの低下は避けられなかったということか。これでも充分強く見えるのだが、他のデッキはもう一段上にエターナルレベルになってたってことなんやろな。いや、単なる引き運な気もするけど。俺の試合ではひたすら「ウーナの寵愛」で土地を捨てて土地を引き続けるだけの簡単なお仕事に従事してたしなぁ。

 

 

今回のピック表

 

 【Alessi】(白黒)→【Mei】(青白黒)→【Sangriter】(緑赤青) 

                       

 【Sea-chicken】(赤緑)←【Serra】(青白)←【Thraxi】(青赤緑)

 

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