最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ビッグオーダー」 4→3 他作品より遅く始まり、他作品より早く終わる、それが角川枠の宿命……なんで製作スタッフはよりによってこの作品を10話でやろうとしたんだい? 一言でまとめるなら「荒唐無稽」。1話時点でも懸念していた諸々の大雑把さが、そのまま作品を引っ張っていった印象だ。それは設定やシナリオ運びなんかの話でもあり、アニメとしての画の作り方の話でもあり。分かりやすいところで大雑把なのは、主人公や諸々のキャラの能力設定。そもそも主人公が「全てを支配する者」の時点でどうかと思ったが、その他にも能力の設定がいちいちダイナミックすぎたり、敵対するにはショボ過ぎたり。もちろん、そうした設定部分については無責任なわけではなく、例えばエイジがなんでそこまで強くないのかということの理由付けはなされているわけだが、だからといって納得出来るわけではないし、もうちょっと説得力を持ちながら「能力バトル」を見せる設定があったはずだ。10話で終わらせるという都合上、何とか全ての要素を丸め込む必要があり、とにかくパーツを組み上げて、それを崩してカタルシスを向かえる必要があるのだが、全てが急ごしらえなので視聴者目線で納得する前に次の行程に進んでしまう。まずもって大破壊を起こしたのがエイジなのかどうかもあやふやなままで進行して、最後に「実は妹ちゃんがやったことでした」って言われても、「あ、そう」っていう感想しか出てこない。父親の正体やらエイジの能力明かしやら、どれもこれも見せ方次第では世界が反転して充分な熱量を持つ「見せ場」になるはずなのに、全てが消化試合みたいな処理のしかたなのでいちいち身が入らない。性急な脚本、淡泊な演出、大味な設定、どれもこれもがまずい絡み方になってしまい、アニメとして出来上がってきたのがのめり込めない「なんちゃって能力茶番」である。 どうも、そこいらで見聞きする限り、今回のアニメは原作とはかけ離れたところにあるらしい。原作が未完結だってのに10話で一応エンディングを迎えていたのでどういうことかと思ったが、今回のアニメはあくまで一種のパラレルワールドというか、「そういう世界線の可能性」のお話であって、原作を読めばもっと諸々の要素の絡みは複雑で、読み応えのあるものなのかもしれない。そう言えば同じ作者の「未来日記」もアニメでは未完(?)だったし、あちらも原作とはちょいちょいずれていて「なんでこういうアニメ化になったんだろう」と首を傾げる感想が散見された。今回は尺が短いだけに、よりアニメオリジナルに寄せた「とりあえずの決着」になり、そのために色々と原作と噛み合わない部分が出てきたのに、そこの調整を怠ったせいでちぐはぐなお話になった、というのが正直なところなんじゃなかろうか。そりゃ終わる予定じゃないところで無理矢理終わらせたら無理が出るのは当たり前だよな。いつも通りの言葉を使っておくと、「じゃ、アニメ化するなよ」っていう。決して画が悪かったわけじゃないし、個人的にはこの作者が描く「荒唐無稽さ」は決して悪いばかりのものじゃなくて、やりたい放題な分だけ面白い要素も少なくないと思うのだが……このアニメではそれは「無理矢理さ」にしか見えなかったね。 中の人でまとめると、本作は「久野ちゃんの限界に挑むアニメ」。かつては伝説の幼女として世界征服に駆り出されたこともある久野ちゃんだが、今回の妹役はまた新しい、そしてかなりハードルの高い新境地。上手く行ったかどうかと聞かれると、正直五分五分ってところな気がする。最終回に集約される多面的な表情については、普段の久野ちゃんキャラでは絶対聞けないような声色が沢山聞こえてきて面白かった反面、どうしても「これ、やっぱり発声に無理が出てるなぁ」っていう部分もちらほら。業界の皆さんは、今後も久野ちゃんを使うベストポジションを追い求めてください。まぁ、色々と試行錯誤するのは本人のスキルアップのためにもいい事だけどね。これはこれで味があるし。どっちかっつーと今作で問題があったのは三上枝織なんじゃないかって気もするんだよ。何でだろ、妙にうわずったような、変な演技になってた気が……。大丈夫かみかしー、「あかり専用機」とか言われないように頑張ってくれ。逆に個人的にお気に入りなのは地元山口県を守護してる原田さん。ダチャーンはやっぱり声域が広くて色んな表情をスッと出してくれるから好きよ。まぁ、自然にキャラがガチレズになるっていうオプションはあるけど。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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