たほいや譜（16／07／17②③）

　オールナイトたほいや、後半戦。すでに日付は変わっており、ここからは選ばれし５人の戦い。

Round２−１・「ちんたくのほう」

１．分岐点では新規な方を選ぶべきであるという教え。

２．異民族よりも漢民族を優位に置く一連の政策。

３．新築の家屋へ移転する時に行う呪法。

４．ロシアの兵法家、セルゲイ・チンタクノが開発した大砲。20mある砲身にベアリングを敷き詰め、圧倒的低摩擦を実現した。

５．敵を宴席に招きひとまとめに毒殺すること。

　オープニングは軽いジャブから。　④ジャブだっつってるだろ！　⑤これも割とひどい。

 

Round２−２・「くわた」

１．腹痛。胃腸の病の俗称。

２．活字組版の際に、行末の余白や空白の行などにつめる込め物。

３．未熟な農民が耕作の練習に使う、何も植わっていない田。

４．猪や鹿の内蔵を取り出し神前に供えたもの。

５．フィリピンの実業家、教育者。日系２世。

　突然のクワタ!!　①苦腸　②quadratというらしい。よく分からないけど業界用語なのかな。よく分からないので画像検索すると当然こうなる。③鍬田　④供腸　⑤誰だ？

 

Round２−３・「ささらさっぽう」

１．豊川風の鰹の削り節。

２．沖縄古武術の極技の一。

３．心ここにあらずで気の入らない状態。

４．佐々木小次郎の父、良太郎が完成させた対農戦術。農民をかかしに見立てて畑に立て、他の農民をおびき寄せる。

５．サボテンの異称。

　内輪ネタの要素を多分に含むために文面でお伝えすることが出来ないのが残念だが、歴史的大事件が起こった出題である。端的に言うと、「ついにアイツに追いついた」。ちなみに全外し発生してます。そういう意味ではいい出題だったんだが、その他の事件の衝撃がでかすぎて。　①豊川は愛知県の地名で間違ってなかったみたいだ。「かだめ」みたいな問題もあったんだからこれだってありそう。②武術とか言われるとヤツの影を感じる。極技ってなんだ。③「めくら滅法」の対義語みたいなイメージだったんだけど。④「佐々木」「良太郎」で「ササラ」。佐々木家が何故農民の対立し「対農戦術」を開発したのか、何故１人をとらえた時点で対立が終わらないのか、何故わざわざかかしに見立てるのか。あらゆる疑問に、親切なタイラントが全て答えてくれました。最大の問題は、この解答を作ったのがタイラントじゃなかったってことだ！

 

Round２−４・「ばかどり」

１．モタギダケの俗称。誰にでも簡単に見つけられることから。

２．→バーコードリーダー。

３．アホウドリの別称。

４．魚を深追いして水に溺れる鳥。

５．（水に写った自分の顔も忘れてしまうことから）鶴の別称。

　約２名、前の出題のショックを引きずった状態での消耗戦。①うろ覚えで答えたんだけど正しくは「タモギダケ」でした。②憔悴しきった状態で「嗚呼、なんて自由な回答なんだ……強者の余裕しか感じられない……」とうわごとを漏らす被害者が現れる。もう、ここまでくるとゲームじゃなくて一方的な蹂躙ですよ。

 

Round２−５・「とうらんけい」

１．卵を倒したような顔のこと。瓜実顔。

２．温泉卵専用ゆで器。

３．戦後復興期に活動した大道芸人、活動家。日本各地を回り、経済状態を中央に伝えたとされる。

４．卵をさかさまにした形。

５．「寸又峡」に同じ。

　①④完全に一致。②もう、SAN値が尽きてる人間なみの回答。⑤寸又峡は過去の出題からのフィードバック。こうして色々なワードを復習することで、我々のたほいや力は強化されていくのです。

 

 

　多少の休憩を挟み、深夜２時過ぎからの最終戦。

 

 

Round３−１・「へむろっく」

１．血栓に同じ。

２．ドクニンジン。

３．→ハムレット。

４．白人系ロックバンドの総称。

５．ピンクフロイド以降のシューゲイザー文化の流れを汲んだプログレッシブ・ロックの一派。ハンマーを叩く音のリズム、消しゴムをこする音のビート感、マトリョーシカを開閉する音のシンコペイションを伴奏に聖歌を唱和する。古典と現代音楽の架け橋となりヒップホップなどレイヴカルチャーの基にもなった。

　①ヘモグロビン＆ロック。　②「毒パセリ」とも呼ばれるらしいですよ。節操の無いネーミングだ。　③まだSAN値が回復していない様子。　⑤他の４人の解答を全て繋げても足下に及ばない圧倒的長文。当然のように用紙は２枚に渡っている。ちなみにワードの引用元の多くは「とんかつＤＪアゲ太郎」らしい。HammerのH、eraserのE、そしてmatrioshkaのMでHEM Rock。なんでよりによってマトリョーシカでカポカポしようと思ったのか。

 

Round３−２・「よわりだいこ」

１．恵みの乏しい現世に悲嘆し、過去を追想してばかりの罪業。

２．（尾張大根をもじっていう）弱ること、閉口することに言う語。

３．病人の耳元で太胡を鳴らし大声で囃したてる風習。四国・中国地方に広く存在。

４．女性の着物の帯がほどけかけているさま。転じて遊女。

５．その音で浮世を割る太鼓。打ち鳴らせば現世を割り砕き、浄土が現れるという。

　①「世悪代顧」なんだけど、当然理解してもらえるわけがない。③「太鼓」じゃなく「太胡」なのがポイント。どっちにしろひどい。④これもわからねぇな。⑤「どくく」に続くミラクル太鼓シリーズ。何でも出来るな、太鼓。

 

Round３−３・「ちゅっちぇふ」

１．ソ連の書記。中央書記、上級書記、第一書記を歴任し、国土の平定に貢献した。

２．ソ連の豪商。青果の取り引きで財を成し、その後航空機産業に参画。軍との関係を深め、同盟国との兵器開発に従事した。

３．サーフィン用語。四肢のき関節を完全に固定した四輪駆動パドリングで行うチューブ・ライディングをいう。サンディエゴ、ロックパイルの伝説的サーファー、チェ・ロドリゲスの名から。

４．ロシアの詩人。ロシアの哲学的抒情詩の代表者。詩「沈黙！」「ロシアは頭では理解出来ない」など。

５．帝政ロシア期の宮廷音楽家。「春の歓び」はエカチェリーナ２世により皇歌に採用された。

　出題者がうっかりカタカナで書いてしまったために「チュッチェ譜」みたいな解答が否定され、ほぼ全員がロシア人で揃えてきた（まぁ、普通はそうなるが）。①書記歴任しすぎ。どの書記が一番偉いんだろう。ソ連の政治形態がよくわからねぇな。②社会主義の中での豪商の存在とは。③「チューブ・ライディング」とかの一部のワードはちゃんと合ってるのが質が悪いよな。「四輪駆動パドリング」が全く分からないし、大体人名で台無しになるが。④「沈黙！」の原題は「Slientium!」。世界にはこういう「たほいや用偉人」みたいなのがいっぱいいるよな。⑤「皇歌」という謎のワード。２試合目で禁断の降霊ドーピングに成功してしまったため、その後はずっと魂からタイラントが抜けきらずに苦しんでいる。

 

Round３−４・「とんけん」

１．不意の訪問。

２．愚かで役に立たぬもの。

３．屯田兵の犬。足に鍬をつけられるよう筋肉隆々と品種改良された。

４．死の間際まで元気であること。ぴんぴんころり。

５．チェコ、プラハの街の玩具店組合。

　①頓見。②豚犬。ちなみに「豚犬」の画像検索はオススメ。③「なんで筋骨隆々じゃなくて筋肉隆々なんて変な言葉を使ったの？」「別に骨いらないな、って気付いたんですよね」④ピンピンコロリは実在するワードですが、「ピンピンコロリ運動」、略してPPKって怖くね。パンチパンチキックのコンボじゃん。もしくはProfesional Player Kill。

 

Final Round・「おとひ」

１．尾と毛皮。獣と人とを隔てるもの。転じて、人でなしの意。

２．弟また妹。

３．海底にあるという竜宮城の城主。男ならおとひお、女ならおとひめと呼ばれる。

４．中国の次門山に住むとされる人の顔を持つ鳥。雄のオトヒ、牝のタクヒで番を成す。

５．ソニック・ブームで彫刻した像。

　午前４時を回る頃の最終問題。ここでもなかなかの奇跡が。ちなみにこれもググれない案件。②「おたあさま」を思い出させるフレーズ。③「おとひ」という出題を聞いて「乙姫」は当然の連想だが、そこから「男の城主ならおとひ男、女の城主だからおとひ女」という改題はコペルニクス的である。そもそもアイツが城主だったのかどうかもよく分からないけど。⑤「どうやってソニックブームを発生させるの？」「何でもいいですよ、音速さえ超えれば。石をコンコルドにくくりつけて飛ばせばいいんじゃないですか？」

 

　みんな賢くなれたかな？　ちなみに、合間に行われた新ゲーム「たほいやナンジャモンジャ」もオススメだよ！　良い子は真似しないでね！