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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まとめて逝ったぞ第9話。次回の生存者カウントは一体いくつになってるんでしょうかね……。

 

(今回は核心についてボチボチ考察を加えるので、一応注意)

 




 

 ぼちぼちエンディングが近いんだなぁ、ということがひしひしと伝わってくる急展開。みんな死にたい放題である。1つずつまとめていこう。まずは前回の復習から。「噛ませメガネ」こと十神君たちがドンパチ繰り広げるお外の対決では、入り口付近にあったトラップで未来機関のタワービルが大爆発。倒壊して葉隠がまた殺されかけた。しかし、この倒壊が建物内部にいた連中にはそこまで大きな影響を与えていない。さらに前回開いた「秘密の扉」を逆蔵さんが開いたところ、そこにはムカつくモノクマのメッセージと絶望的な状況が広がるだけ。そう、試合会場はビルの中は中でも、特別に設けられた地下ステージだったのである。この手のデスゲーム設定では参加者達が想定していなかった別フィールドに飛ばされていた、っていうのは割とよくある設定だし、「建物の下(もしくは上)に全く同じような空間が作られていて錯誤を引き起こしていた」っていうのもそれなりに前例があることなので、割と世界設定が無茶苦茶なこの作品では特別驚くようなものでもないだろう。一応この設定によりいくつかの真実が見えてくる部分はあり、特に前回の「黄桜は一体どこに落ちていったんだよ」問題なんかはこれであっさりと解決したことになる(まぁ、どこに行ったかは分からないままなんだけども)。

 で、この建物の真実に内部の人間が辿り付く方法は大きく2つ。1つは霧切さんのように推理で辿り付く方法。彼女は「眠らされる前と起きた後の部屋は違う部屋だった」というところから結論を導き出したようだが、「海中」っていうところまで分かるのはどういうことなんですかね。まぁ、理論的には考えると「眠らされた後、建物の外に長距離輸送されたとは思えない(絶望側からしても外をうろつき回るのはリスクが高いため)」→「移動したのは建物の中の別な場所である可能性が高い」→「ビルの上階はこれまで機関が使っていたはずなので、関係者が部屋の存在を知らないはずがない」→「つまり自分たちは建物の地階にいる」というのは一応推論で導けるところか。つまりこのビルって窓から一切外が確認出来なかったってことなんだよな。一体どこまで絶望側の肝いりで作られた建物なのやら。

 そして建物の真実に気付くためのもう1つの方法は、モノクマが提供した「秘密の部屋」に入ること。今回逆蔵さんはこれにより答えに辿り付いた(あんまり意味なかったけど)。そして、本来ならばその前にドアを見つけた十六夜(+流流歌)もこの真実に気付くことが出来たはずなのだが、残念ながら十六夜は流流歌を守るために、扉を開くことを拒んだ。それどころかドアを再び封印し、流流歌を守ることを選択したというのだ。うーむ、間違いなく集められた機関の人間の中では一番良い奴だったな……。前回必死で流流歌との関係性を勘ぐってしまって申し訳なかった。無償の愛でもって建物からの脱出を拒否した十六夜は、さらに扉が絶対に開けられないよう、部屋中にトラップを仕掛けて秘密を封印した。このまま二人の愛は永遠かと思われたのだが、歪んでしまった流流歌の精神は、すでに「信じる」という行為そのものに拒否反応を示すようになっていた。忌村との激戦で参っていたというのもあるのだろうが……彼女が選択したのは十六夜の口封じ。もちろん、単純な意味での口封じとはひと味違った結末ではあるのだが、彼女の傲慢は最悪の結果で幕を閉じたことになる。

 その後、霧切+御手洗が苗木+朝日奈と合流、月光ヶ原ロボを徹底的にぶっ壊した宗方が逆蔵と合流。月光ヶ原ロボはなんとそのメインAIに様々な情報を取り込んでおり、そこには全参加者のNG行動が記録されていた。これも不思議な話で、モナカは「襲撃者」とは別勢力だったので、元々このデータを持っていたわけではないはず。彼女の卓越したハッキングスキルで腕輪のシステムに介入して抜き取ったのか、はたまた過去の襲撃タイムで自由に動き回って1人1人集めた情報なのか。万一後者の場合は襲撃者本人のNG行動は集められないはずなので(起きてるからね)、一応現時点では前者ってことにしておこうか。結局月光ヶ原ロボは謎多きままで退場してしまったなぁ。

 そして今回の山場その1、なんだか気まずい雰囲気の逆蔵さんと宗方。逆蔵は何とか宗方をなだめようとあれこれ気を遣っているものの、しょせんは脳筋ボクサー。どうあがいても宗方の真意をくみ取ることは出来ない。そして、「話さなきゃいけないことがある」と思い詰めて口を開いたところを、突然問答無用のひと突きであっさりと裏切られてしまう。「殺さなければいけない理由はお前が一番よく知っているだろう」というのが宗方の弁。つまり、彼が覚醒した天願さんの衝撃告白は、彼に絶望の正体を伝えただけでなく、さらに逆蔵までもを手にかける理由になったということらしいのだが……これは何なんでしょうね。どうにも、「絶望編」からの流れで考えると逆蔵が告白しようと思っていたことは雪染関係の話だった気がするのだが、ひょっとしてそれが真相にも絡んでくるのか? 考えられるパターンとして、一番素直なのは「実は雪染が黒幕で、宗方も逆蔵も彼女に操られるようにして今の状況に転がり落ちた。そして逆蔵はそのことを何となく知っていたが、宗方に隠していたことで怒りを買った」というアイディアがある。ただ、この場合には襲撃者が誰なのかという問題が残る。この問題については最後に付記する。そして2つ目の(ちょっと駄目そうな)パターンとして、「実は宗方が黒幕で、彼は多重人格とか記憶障害を患っており、彼が全て手を下してきたにも関わらず、都合の悪いこと、希望側の宗方が望まないことは全て忘れている。逆蔵はそのことを何となく知っていたが、宗方に隠していたことで怒りを買った」というアイディアもある。流石に都合が良すぎる展開なのでちょっと無理があるが、天願さんがあれだけ溜めに溜めて宗方に打ち明けたのも、「実はお前が全部悪いんやで」という説得だったとするなら案外筋は通るかも。とりあえず「宗方」「雪染」、このどちらかが黒幕の存在に関わるのはほぼ間違いないので、今後はこの2つのルートを検証していくことになるだろう。

 先に残りの出来事を解決しておくと、まず完全に孤立した流流歌が4度目の襲撃タイムであっさり退場。襲撃者側もなんでどうでもよくなった流流歌をわざわざ襲うのかは謎だが、まぁ、その方が事態が混迷するからかな。わざわざ恋人を手にかけて「手を汚した」彼女があっさり殺されるんだから皮肉なものだ。そして、この4度目の襲撃タイムをリミットとして、霧切さんがまさかの退場である。うーむ、そりゃぁショッキングな出来事ではあるが、果たしてこれ、鵜呑みにしていいのかどうか……。とりあえず、モナカが残していった「苗木のせいで誰かが死ぬ」の答えはこのNG行動だったわけだね。モナカは前述の通りに全員のNG行動を把握していたので、こうして含みを持たせた言い方で「4度目の襲撃タイムを迎えられるのは苗木か霧切のどちらかだけ」ということを伝えたわけだ。それにしてもあまりにも恣意的でひどい設定だが……。ちなみに今回判明したその他のNG行動は、雪染の「宗方死亡」とゴズさんの「3カウントをとられる」。ゴズさん、絶対にNG行動では死ななかったよね。

 霧切の退場について、普通に考えたら疑う余地はないんだ。NG行動での死亡は万代の死が確認されているのでかなり強固なものになっており、もし霧切に同様の処置が行われたのだとしたら彼女は死亡している。でも、なんか発覚後の霧切さんの描かれ方、微妙じゃなかった? 他の人と違って、変色する左半身が具体的に描かれてなかったし……彼女は過去の事件で手を負傷しており、それを隠すために常時手袋をしているという設定がある。死亡シーンの前に苗木を励ます時にわざわざ手袋を取ったのも、そんな隠している自分を開けっぴろげにして、彼を信頼していることを強調するためのデモンストレーションだ。そんな彼女が手袋を外して見せた「左手」が死因になるというところに、何か作為的なものは感じるんだよね。あと、単純に「ここで霧切さんを殺すのはシリーズ作品としてもったいなさ過ぎる」っていうメタ的な打算もあるんだけど。彼女の死が本物かどうか、今後の展開待ちだ。ちなみに、ホントのホントにNG行動で死亡したと断言できるキャラって、実は万代だけなんだよね。黄桜は行方不明だし、十六夜はわざわざ流流歌がナイフ突き立ててとどめ刺してるから。そのあたりに付け入る隙はある気がするのだが……。

 で、最後に大事な「黒幕は誰か」のお話。今回、冒頭の生存者カウントは前回から1人減って9人。これは前回の黄桜退場を表している。そして今回、宗方によって逆蔵(と流石に月光ヶ原)が退場、襲撃で流流歌が退場、さらにNG行動で霧切さんが退場。一気に4人減ったとするとカウントは「5」。もう一度確認すると、生存者は「宗方」「御手洗」「苗木」「朝日奈」……である。そう、やっぱり「1人多い問題」が残っている。ここで改めて、上述の「宗方か雪染が黒幕に密接に関係していなければならない」というテーゼを引っ張り出す。単純に考えれば宗方が犯人だが、はっきり言って、こんなに面白くない答えもない。「絶望編」との同時放送の意味を考えるなら、キーパーソンはどう見ても雪染だ。しかし、雪染は最初に殺され、死体も確認されている。

 ……本当に? 彼女の死亡行程は、改めて見ると非常に曖昧だ。確かに死体は残されていた。しかし、落ちてきた死体が雪染のものだと、断言できる人間が1人でもいただろうか? 死体の取り替えは絶望側の十八番。あの死体は、「全然関係無い誰かを雪染に仕立て上げたもの」という仮説はあってもおかしくないはずだ。もしその場合、自由の身になった雪染はゲーム内を好きに動くことが出来る。いやいや、死人がその辺をうろつき回ったら流石にばれるだろう。じゃぁ、一番手っ取り早いのは誰かに変装すること、ではないだろうか。何しろ彼女は潜入捜査を専門とした、超高校級の家政婦なのだ。変装術くらい身につけていてもおかしくない。そして、残ったメンバーの中で彼女が変装出来るキャラといえば……。ねぇ、似すぎてない? 顔かたち、常人離れしたパワー、そしておっぱいのサイズ……。これ、つまり……。

 そもそも初回の襲撃タイムで殺されたはずの雪染に「NG行動」が設定されてるのって不自然だよね。腕輪すら付ける必要がないはずなのに(1話目を確認したら、死体はわざわざ腕輪を付けていた)。変装した偽朝日奈が実は雪染、そしてどこかに本物の朝日奈さんが拉致監禁されてると考えれば、生存者カウントの辻褄は合う。まぁ、逆に1話目の16→15のカウントダウンの説明がつかなくなるんだけども。ハナから雪染に該当する人間が2人いれば楽なのだが……。

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