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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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9月9日 ドラフト模様(EMN×2 SOI

ピック順 【Sangriter】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→

 

 異界月環境ラスト3回、触れる機会も少ない環境なので1試合1試合を大切にしていこう……って思ったのに、今回は5人戦。突然欠席とかひどい、って思ったけど、考えてみりゃ「あまり遅くなると駄目だから欠席」って言ってただけらしいので、夜11時に起きて遅刻してくるやつの方が問題あるよな。

 ただでさえキツいピックに唸らされているこの環境、5人戦とかますますクソやんけ! とみんなして嫌々ピックを開始したのだが……あれあれぇ〜? おかしい。なんかパックの流れが妙だ……。気付けば、5人が5人とも、普段のような文句もなく、いつもよりも随分尖ったデッキ構築に成功し、普段のドラフトよりも一段上のレベルのバトルが展開されたという。なんでだ? なんで6人戦よりも5人戦の方が純度があがるんだよ。まぁ、開けたパックの都合といえばそれまでなのだが……。いつもと違うガチの命のやりとりに、何故こんなことになったのかと様々な憶測が飛んだ。「世界が5色なんだから5人の方が綺麗なのは当然」「我々程度の人間では6とかいう数字は難しすぎるので5くらいが限界」「今回休んだアイツが全部悪かったのでは」「いや、今回欠席したのは、ひょっとしたらパックの練度を上げるためだったのでは」などなど。一回休むだけで何言われるか分からない世界ですよ。

 

 




 

 

    SE TH SA ME CH

SE  ー  ×  ×  ×  ○  1ー3 4 ○

TH  ○  ー  ○  ×  ×  2ー2 3 ○

SA  ○  ×  ー  ○  ◎  3ー1 1 ○○

ME  ◎  ◎  ×  ー  ◎  3ー1 2 ○

CH  ×  ○  ×  ×  ー  1ー3 5

 

 

1位 【Sangriter】 黒青 <厄介な船沈め 厄介な船沈め 歯牙収集家>

 人数が少なく、偏りまくったパックから発生した謎の乱戦を辛くも制したのは、なんと2連勝のこちら。均等に優勝旗が巡るこの世界で、いち早く2勝目を達成したのであった。今回は色分布だけを見るとそこまで綺麗に棲み分けているようには見えないが、実際は青がほぼ共有財産のようになっており、デッキ自体は「黒単タッチ青」「緑単タッチ青」「赤単タッチ青」「緑黒タッチ青」のような状態。こちらのデッキは「厄介な船沈め」→「不憫なグリフ」という流れなので青からの現出狙いだろうが、3引き「絞墓の群衆」で黒の様子を見、さらに「殺害」4引き、「集団的蛮行」7引きという状態からすんなり黒メインに移行した。今回、異界月のレアが10枚中5枚が黒絡みという状況で、「殺害」も2枚出たり黒は色々と主張が強い色だったのだが、何故かみんなが忌避したために最終的にここに流れ込んだ。ただ、メインの戦略はあくまで現出。「厄介な船沈め」×2に「不憫なグリフ」「甚だしい大口」と4体の現出クリーチャーを擁し、「歓喜する信者」あたりから繋いでいく。特に「生命の危機」×2が絡んだときの「厄介な船沈め」はその名に恥じぬ厄介さで、ある程度持ちこたえた後にこの現出ラッシュが繰り出されれば太刀打ちする手段は皆無である。「オリヴィアの竜騎兵」に始まり「ガヴォニーの不浄なるもの」が中盤を支えるマナカーブに、今回ほぼ初登用と言っていい「墓所からの徴用」も充分な活躍。なかなか楽しげな黒が堪能出来たのではなかろうか。

 

 

2位 【Mei】 緑黒青 <老いたる深海鬼 捕食 呪われた魔女>

 他の人間が「単色気味」を満喫する中、唯一デッキの色が割れまくったのがここ。相変わらずの強欲さ、ピックの性格がよく出ており、3色が均等気味に割れた理由はその圧倒的なレアパワーを享受するためである。1引きの「老いたる深海鬼」はもちろん青への指針だが、上述の通りに青は共有財産気味だったので枯渇が早い。代わりに自分のパックから流した「無情な処分」が一周してくるという異常事態があり、ここですんなり黒も確定。さらには様々なレアのパワーを駆使した上でギミックを安定させる接着剤として「異界の進化」×2も投入され、これにてめでたく3色デッキ。幸運にも今回は「謎の石の断片」が2枚出ており、これを用いて多少なりとも無茶な3色レアパワーを味わう所存だ。最大の売りはうっかり揃ってしまった「ギサとゲラルフ」と「秘蔵の縫合体」コンビ。今回はこれまで一切日の目を見なかったゾンビ・ギミックが1位2位のデッキで同時に花開くという謎現象が起こっているのである。「憑依された死体」や「ドルナウの死体あさり」と言ったギサゲラ姉弟にぴったりのカードが見事にハマリ、これを味わうためなら「ケッシグの不吉な豚」を「異界の進化」させて「ギサとゲラルフ」に変身させることだって躊躇いは無い。こういう無茶なデッキが実現出来るのも性格ゆえと考えればデッキメイクってのは本当に自由な世界なのである。

 

 

3位 【Thraxi】 赤青 <熱錬金術師 改良された縫い翼 薄暮のニブリス>

 こちらは「赤メインに青タッチ」のデッキで、そのピックは1パック目の「熱錬金術師」→「熱錬金術師」→「流電砲撃」→「流電砲撃」で終わったと言っても過言ではない。何故6人戦では2枚以上集まることすら無かった「流電砲撃」が、5人戦で3枚集まるのか。結果的にはこの他に「悪戯」×3、「詮索するホムンクルス」に「気紛れな霊」と、お手本のようなイゼットパーツが集まった錬金ターボデッキである。軽めのカードが多く息切れも早いのだが、今回は「偏った幸運」2枚でそのあたりをフォローしている。ちなみに遊びで入れた「狼の試作品」は結局一度も戦闘に参加することはなかったのがやや心残り。あと、もう1つ悔やまれるのは、異界月では存分にバーストしたイゼットが、最後のイニ影で思い切りブレーキを踏んだこと。ピック表を見てもらえばわかるが、3パック目はほぼカットに終始している。だって、使えるカードが1枚も回ってこないんだもん。まぁ、2パック目までである程度骨子が出来ていたからこそ適当にカットで時間を潰しても問題が無かったとも言えるのだが。もう一段上のレベルも狙えたはずなんだよなぁ。2引きからスタートする「天使の粛清」→「アヴァシン」→「不屈の聖戦士」→「不屈の聖戦士」の引きに、いっそ赤白でも良かったんじゃないか説もある。

 

 

4位 【Serra】 緑青 <絡み草の闇潜み 直接射撃 ウルヴェンワルドのハイドラ

 こちらは緑メインの青タッチ。緑はこの環境では鬼門とされるもっとも面倒臭い色だが、1引き「絡み草の闇潜み」ということで、そこに敢えて飛び込む姿勢を見せている。下家も緑になっていたせいで結果的にそこまで大きなペイがあったというわけでもないのだろうが、「自然もどき」が5引き、「捕食」が10引き、「古き智恵の賢者」5引きなどボチボチの収入。なんだか懐かしい旧式人狼ギミックもそれなりに搭載された「でかい緑」を体現し、「捕食」「直接射撃」で捌きながらでかい肉が殴る分かりやすい構成になった。現出要素も「自然もどき」「不憫なグリフ」「忌まわしい群れの存在」とそれなりの数がおり、「悟った信者」×2が良い動きをしていたのでシナジーとしても充分か。惜しむらくはトランプルが絡むカードに乏しく、細かいチャンプブロックに手を焼いたことだという。確かに「ウルヴェンワルドのハイドラ」もトランプルはねぇんだよなぁ。

 

 

5位 【Sea-chicken】 白赤 <勇敢な先導 単体騎手 癇しゃく>

 今回、某氏に私的な憎しみを込めまくって試合に挑もうとしたものの、いざ会場入りしてみればその憎むべき相手は欠席との報。怒りの矛先が定まらなくなり、モチベーションが落ちてどうにもならなかったという。なお、怒りの原因は先週麻雀でなんか嫌なことをされたかららしいです(リーチ後に食いながされた結果とんでもないところに振り込む羽目になったとかいう話。まあ、よくあるやつだ)。そんなぼんやりした精神状態で挑む5人戦だが、前々回同様にまたしてもここが白を独占する流れ。まぁ、この流れになったということは当然白に力がなかったから、ということなのだが、それでも「勇敢な先導」×2が引けたし、それに付随するように「単体騎手」も2枚、「悪鬼を縛る者」も2枚と、人間デッキとしての骨子はかなり強い(こうしてみるとちょっと4マナが重いが)。さらに3パック目は上述の通りの白フィーバーが巻き起こり、何事も無ければミラクルなデッキになったかもしれないのだが……残念、上がカットしてました。まぁ、それでも「往時の主教」「石の宣告」などが引けているので全然不足はないのだが、ピック表を見ると、このデッキにさらに「不屈の聖戦士」×2なんかも入っていた可能性があったわけで、人間デッキの純度がさらに上がっていたかもしれないのだ。赤や青がもっと充実していればカットされることもなかったのだろうが……この偏りの大きなパックの巡り、一体なんだったんでしょうね。それにしても、なんか最近は「雑に恩寵借用さえ打てれば何とかなる」みたいなデッキがほとんどになっているが、こんな展開で大丈夫か。……大丈夫なんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

今回のピック表

 

 【Sangriter】(黒青)  →  【Serra】(緑青) 

                       

 【Sea-chicken】(白赤)←【Thraxi】(赤青)←【Mei】(緑黒青)

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