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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 逆蔵さぁぁぁぁあぁああああん!!!! 第10話。もう、なんなのあの人。この「ロンパ3」のMVPはマジであの人に決定だよ。どこまで落ちても底が見えない圧倒的な大暴落は、彼をどこまで際だったキャラに仕立て上げていくのか。もう、この情けなさは神の領域やで。

 今回はメインシナリオ部分があらかた予想通りだったので、冒頭の逆蔵ショックを抜け出すことが出来ませんでした。だってさ、オープニング明けの時点で理由も分からずにすでにやられてるんだぜ? まぁ、江ノ島が単体で強いことは充分考えられるが、それでも「超高校級のボクサー」が瞬殺されるのは勘弁しろよ。別に回りのモブに取り囲まれたってわけでもないだろうに。もし多勢に無勢が無茶なんだったら、なんで前回あんな啖呵切ったんだよ。あんた、この過去編で汚名返上しなかったら未来編ではもうチャンスないんやんで。いやぁ、見事なやられキャラっぷり。そして彼の恋愛事情ね……勘違いかと思ったら勘違いじゃなかったパターンかよ! いつぞや謝った俺の謝罪を返せよ! まー、別に人の恋愛観は自由だし、文句を言うつもりもないけども……これ、改めて未来編を見直したら、爆笑出来るんじゃないかな。「アタシはもうアンタのことを恋する乙女としか見てないから」っていう江ノ島さんの台詞はあまりにも正鵠を射すぎてるよ。逆蔵さん、単なる犬っころじゃなくて、愛しいあの人に気付いてほしかった健気な子だったわけね……。知るかよ! その結果刺されてたら世話無いわ! しかも未来編の天願さんの告発が原因で宗方に刺されたんだとしたら、逆蔵さんの秘めた思いは全然関係無いところで宗方に殺意向けられたわけだからな。ある意味幸せだったと言えなくもないが……いや、やっぱり駄目だろ。この人、ホント駄目だろ。挙げ句の果てに強請を受け入れてあっという間に江ノ島のいいなりになっちゃうし……この人に一切「希望」の要素を感じないんですが……。

 こうして江ノ島は宗方の追跡を振り切り自由の身に。いつの間に作ったのかさっぱり分からない学園地下の秘密迷宮、そして地下の裁判場などをフル活用し、「メインディッシュ」である七海達のクラスメイトを一網打尽にする狙い。そして「2」に繋がるためには七海だけが欠けた状態で全員が一度に絶望堕ちしているわけで、普通に考えたら「七海の犠牲が全員の絶望のトリガー」ってことは予想がつくところよね。七海の殺し方なんかはあんまり捻りが無かったのは残念だが、流石にここで懇切丁寧に1人1人の洗脳過程を変えるほどの尺も理由も無いからしょうがないか。しかし、ちょっと洗脳ビデオが便利過ぎるな。案外事前に罪木を通して下準備してた可能性はあるけど(薬物を事前に窃取させてるとか)。

 結局、77期生の絶望のトリガーは「みんなをまとめてくれた大切な学級委員である七海を見殺しにしてしまった」こと。まぁ、それが全てというわけではなく、あくまで洗脳ビデオのとどめの一撃として用意された断片ということなんだろう。前回雪染先生がやられてた脳クチュの代用とでも思えば手っ取り早いか。ただ、無垢な真昼やら左右田あたりがこのビデオでボロボロになってしまうのは分かるけど、百戦錬磨のペコちゃんまで同じように呑まれているのはちょっと釈然としないなぁ。やっぱり全体的に77期生連中の描写が少なかったのは勿体ない。ゲームプレイしてる人間はある程度補完出来るが(まぁ、その補完も「未来の記憶」なのが不思議なところだが)、テレビで初見の人間にはあっさりしすぎたように見えたかもしれんな。そのあたりのもやっとした部分は、蜜柑ちゃんや狛枝のクソみたいな笑顔でごまかされてほしい。今週の蜜柑ちゃんも最高にエロくて良かったですね。

 そういえば笑顔といえば雪染先生なわけだが、前回あれだけ盛り上げてくれた先生が今週はほとんど登場機会が無かった。七海をエレベーターにぶち込んだ後、彼女はどこで何をしていたのだろうか。江ノ島は彼女への洗脳について、「プロトタイプだから不完全」と言っていたが、雪染はこのまま絶望状態で「未来編」に接続するのか? まだもうひとネタありそうだけども……どこぞのボクサーも寝てることだしな! 「引っ込み思案の七海を、イカれた雪染先生がそそのかす」っていう構図が、中の人的にまんま「デュラララ」の杏里と贄川だったのが個人的にツボです。

 結局、七海は絶望の萌芽を芽吹かせるための生け贄として、江ノ島に愉快に殺されてしまった。そして、彼女の末期を看とったのはあのカムクラである。今回シナリオ上で一番大事だったのはこのラストシーンだろうか。完全に日向としての人格を殺されたはずのカムクラだったが、七海の必死の思いに無意識に涙を流す。心の底に眠っていた日向が目覚めるきっかけとなったイベントということだろう。また、今回の一件でカムクラが「絶望ではない」ことも確認出来た気がする。彼は何事にも「つまらない」と答えてしまうあたりは希望向きの性格ではないが、たまたま生まれたばかりのところを引っ張ってきた江ノ島に付き合っていただけで、元々絶望側の性質があるわけではない。七海とのコミュニケーションでカムクラにも希望が植え付けられたとしたら、未来へのジャバウォック島に繋がるエピソードだったといえるのかもしれない。また、「2」をプレイした人間からすれば、七海の最後の台詞、「また日向やみんなとゲームがしたかった」という願いが非常に歪んだ形で後になって叶えられることも、なんだか感慨深い。まぁ、その未来すら悲劇的な結末を向かえてしまったあたりはナニだが……それでも、あの世界の日向が希望を持つ理由になったのは間違いないのだから、七海の頑張りは決して無駄ではなかったということだろう。なお、現時点では「この七海」がどうやって「あの七海」に繋がるのかはまだ分からない模様。最後に看とったのがカムクラなのだから、彼が何らかの細工を施していたと考えるのが自然かなぁ。

 さて、これで77期生の絶望堕ちが完了し、「絶望編」でやるべきことは大体終わったことになる。あとは宗方たち3人の関係性の解決、そして江ノ島が「1」の舞台を整えるまでの顛末なんかが描かれると楽しいかな? ハムスター十二神将が四天王まで減った理由とか……いや、それはいいや。

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