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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「へボット!」 ー

 秋期クールの記念すべき一発目の作品となったのは、いわゆるニチアサ、「ガンダムUC」の後番組で登場したコレ。……何だコレ。怖い。なんか、触れちゃいけない狂気を感じる。

 朝の子供向け番組は、現在プリキュア・「カミワザワンダ」「タイムトラベル少女」あたりは視聴しているのだが、まぁ、やっぱりどうしたって深夜アニメに比べると優先順位は下がってしまう。何となく観ているというのが正直なところなのでこれ以上作品数を増やさないためにも、この訳の分からないアニメはスルーするのが正解なんだよ。でもまぁ、「ガンダム」の後に番宣やってて、そこから聞こえてきたメインキャラのCVがしーたむだったから、まぁ、見てみようかな、ってなるじゃん。見るじゃん。……何だコレ。

 いわゆる「コロコロ的ギャグの描写」ってこういうのなんだろうな。小学生が笑える下ネタをぶっ込んで、とにかく不条理に、訳が分からないけど勢いがあればいいや、というノリ。うん、そういうものの存在を頭では理解出来るし、穏やかに微笑みながら「そういう作品もあるよね」と受け入れられると思っていたのだが……なんか、一次元違った。だって、何してるかさっぱり分からないんだもの。前後の整合性など知ったことか! とばかりに「何となく面白そうなこと」を並べる勢い任せの展開。しかも本作は「ギャグ」をメインテーマとしているというのが恐ろしいところで、なんと作中では「新しいギャグを産みだす」ことが至上命題になっている。そんなもん、構えられても笑えるわけはないと思うのだが……何か、スタッフの鬼気迫る意気込みみたいなものは感じた。これは「子供には子供らしいものを見せておけばいいんだろ」みたいな適当な作劇理念からは産まれてこない気がする。この不安感は、「ミルキィホームズ」の「バリツの秘密」を始めて見た時の感覚にやや似ているが、あれはあくまで計算尽くで産みだされた不条理だったわけだが、こちらの作品の不条理については、どこまでが計算なのかも計り知れない。監督は「ログ・ホライズン」の石平さん。構成は長年こうした子供向けアニメを担当している冨岡さんだ。ってことは、これは全て計算された第1話だったというのだろうか……怖い。人間怖い。

 これを現代の子供たちがどのように受け取るのか、おじさんには想像もつかない。数ヶ月後、町中にへボットが溢れるようならば、このアニメは成功したといえるのだろうが、なんかこう……もっと全然別な危険なものを布教しているようにも見える……。何で日曜朝7時からの子供向け番組で「ネジバージン」とかいう訳の分からない言葉を聞かされなきゃいけないのか。起き抜けに見て耐えられるカロリーじゃないぞこれ。さぁ、全国のお父さんお母さん、子供さんにこれを見せてどんな風に育つのか、しっかり観察しておいてくれ。あ、あとこれで少しでも将来の井澤病患者が増えたらしめたものだ。

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