最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「バッテリー」 5→3 ほぼ野球をせずに進行するという、ある意味斬新な野球アニメ。まぁ「大正野球娘。」も試合なんてほとんどやってなかったけども……。でもあれはラストでちゃんと大事な試合をやったわけじゃない。この作品は、「試合を使わないで」野球少年を描くという、かなりチャレンジングな作品である。 やりたいことは分かる。そして、それなりに名前の知れた小説だし、おそらく小説ではその「やりたいこと」がある程度出来てるんじゃないか、ということを(非常に勝手だが)想像することも出来る。しかし、小説から「文字による伝達」要素をとっぱらい、動きを武器とするアニメでこれをやるのは……流石に道具立てを間違ってるんじゃないかと思わざるを得ないなぁ。 微妙な思春期の少年同士の心の交流を描くというのは王道のテーマ設定であり、学園ドラマってのがもっともポピュラーな方策なわけだが、本作はその人間関係が全て野球絡み、そして、メインとなるのはタイトルが表す通りに「バッテリー」。野球用語ではキャッチャーのことを「女房役」なんていうくらいで、野球におけるピッチャーとキャッチャーの関係性は夫婦のようなものなのだろう。……いや、流石にそこは区別しようよ。確かにバディとしての友情は大切かもしれないが、別にこれから生涯をともにするわけではないのだし……結婚したら奥さんは1人だけど、キャッチャーについてはいくら浮気しても別に罪にはならないしね。あと、これが一番大事なんだけど……同性だしね。 いわゆる「女性向け」とか「ホモ臭い」とか言う言葉はあまり使いたくないし、今作はいわゆる「そっち向け」作品のように野郎どうしの絡みを前提に描いた作品ではなく、あくまで「思春期の友情形成の一端として、何となくそう見える描写もあるかもしれません」という程度のはずなのだが、男目線から見て、「そういう感情は無いんじゃないかなぁ」という要素が散見されるのが微妙なんだよな。そりゃね、私は野球なんてやったことないし、マウンドにも立たなければキャッチャーマスクも被らない。彼らが練習の時や試合の時に何を考えているかなんて分かりませんよ。でも、多分中高生のメンタリティはあんなんじゃないと思う。絶対、もっと馬鹿だと思うよ、男の子は。いや、主人公の巧1人くらいならああいうストイックで面倒なやつがいても構わないけど、今作に登場する野球少年は、みんな揃いも揃って非常にセンシティヴで、ロマンチストで、ポエミーな性格ばかりなのだ。そういう世界があってもいいとは思うが、それこそファンタジーな「少年」であって、おそらく「野球少年」には噛み合わないんじゃないかねぇ。 こうして「なんか違う気がする」ヘンテコ野球少年達のマインドをアニメで綴っていくわけだが、ろくすっぽ球も投げないのに野球ってなぁ。投げたとしても別にモーションがすごいわけでもなく、「巧の球は超すごい」って言われてるのに映像からはそれを感じさせるようなけれん味のある演出も見えてこない。あくまで淡々と、少年達の心の葛藤を描くツールとして、野球があり、ボールがあり、投球がある。正直、あんまり心躍りませんわね。別に画が汚いというわけではないのだが、どうにも見ていて気持ちの良い部分が見つからなかった。多分、これは小説で読むべきものだ。いや、ひょっとしたらもっと目の覚めるような演出方向で今作の良さを引き立たせる方法もあったのかもしれないけど。 あ、「大正野球娘。」を面白いからオススメですよ。 PR |
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