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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 川尻浩作の職場、本邦初公開、第32話。確か原作では出てこなかったと思うんだけど。いっぱしの社会人が勤務している全く知らない会社に出向いて一切気付かれずに仕事が出来る吉良、やっぱり凄すぎる。

 三本連結エピソードの2本目。スーパーフライの端折り方を考えると、まず間違いなく残り1話で終わりだろうなぁ。あと4〜5話くらいで最終決戦ってことになるが、むー、ギリギリかねぇ。ただでさえややこしいパイツァダストは出来るだけゆっくりやって欲しかったところだが……。

 今回のエピソードが何故こんな妙な構成になっているかといえば、ごちゃごちゃと全部を混ぜてしまうことにより、かえってエピソード単体の不自然さを薄めることになるという判断からだろう。例えば今回片付いたスーパーフライ戦にしても、映っていた部分だけを切り取って繋げれば、相当急ピッチで、間に違和感が出てくるはずのつまみ方である。しかし、要所で露伴宅を挟むことで「まぁ、そっちは一旦置いといて」みたいなクッションが生まれ、辛うじて成立するように見えるのである。なるほど、上手いこと考えたものだが……やっぱり勿体ないって感想が先に来るな。スーパーフライ戦で言えば、最後の仗助のワンパンの部分が丸ごとカットされており、鋼田一豊大の属性で大切な部分がまるごと抜け落ちてしまっている。それは鉄塔の外から心底出たくないという、強い後悔の念であり、原作ではそれが嫌というほど伝わったからこそ、すんなり仗助達と対話出来て、康一のピンチを知らせることにも違和感が無くなったのだ。そのあたりをカットしてしまうと、どうにも尻切れで後味の悪さが残ってしまうようである。まぁ、原作を知ってるが故に感じる細かい部分なのかもしれないけども。

 スーパーフライ戦・エニグマ戦という一応は真剣なバトルの合間に挟まって謎の緩衝材役を任されたのがチープトリック。こちらもザクザク要素がカットされ、乙雅三の見せ場である「ペンを拾うシーン」がカットされた他、「知りません、見せたことありませんから」という大胆な台詞もなくなり、不気味さが伝わりにくくなってしまっている。まぁ、最低限露伴が興味を抱く程度の奇行には走っているので、シナリオ展開上は大きな問題があるわけではないのだが。次回以降、チープトリック本人が出てきてからの、スリリングながらもアホみたいな試合展開に期待しておこう。それにしても、あんなボロボロの部屋の中でしれっとコーヒー出して飲ませようとするあたり、やっぱり露伴ってイカれてるとしか思えないよな。

 で、今回のメインとなったのはエニグマなわけだが、こちらは一応、最も注目していた「能力発動からの幾何学模様変化」は実行してくれたので、そこは満足出来る。その直前のエニグマの少年(宮本輝之輔という名前があるようだが、流石に本編で一度も出てこない名前はあんまりピンと来ないな)の表情も原作絵をがっつり切り取ったデザインが再現されていたし、スーパーフライの適当さに比べると割と「不気味さ」を出すために色々と手をかけている。噴上裕也のミケランジェロっぷりとかね。噴上裕也、ものすごくあっさり仲間入りしたわけだが、原作の時は割と間が空いていたので「おっ、久しぶり」みたいな印象だったのに、アニメだとぶっ飛ばしてから和解までがほんの数週間しかないのですげぇ軽いヤツに見えるな。まぁ、実際にきーやんの演技も相まって原作以上に軽いヤツには見えるのだけども。こいつも登場のタイミングを一歩間違えてたら間田とか玉美みたいな扱いになっていたかもしれない、と考えると、終盤のシリアス展開で出てこられたことには感謝しないといけないな。

 エニグマの能力は、これまたいかにも4部らしく非常に限定的。「条件を満たせば最強」だが、絶対に正面から戦えないスタンド。まぁ、本体の性格を考えれば出るべくして発現した能力なのだろう。実際にあるんですかね、「恐怖のサイン」って(ねぇよ)。「相手の癖さえ見つけてしまえばいい」ということで戦略は自ずと固まるわけだが、その前提条件としてほぼ人質を取ることが必須になっているあたりはダービー兄弟に似ている部分はあるのかも。ただ、本当にギャンブル一辺倒だったダービーと違い、彼の場合は「自身が紙に入る」というオリジナル能力は持っている。紙に入った状態がどういう扱いなのかは本編で一切説明が無かったが、朋子と入れ替わったタイミングのことを考えると、「紙から出すときは一瞬」なのと同じように、「紙に入る時も一瞬」なのだろう。そう考えると、リトルフィートなんかよりも使い勝手の良い部分はあるのかも。写真の親父と仲が良さそうだな。2次元に行く方法教えてくれそう。

 しかし、今回の展開を後考えで振り返ると、未起隆の助力によって勝利したスーパーフライ戦、噴上との共闘で逆転したエニグマ戦(後はほにゃららを使って勝つチープトリック戦)と、全て「主人公達が頑張って敵を倒した」というより、町のみんなと力を合わせて外敵から身を守った、という構図になっており、まさに杜王町VS吉良父子という四部独自の構造が如実に出たバトル展開だったと言えるのかもしれない。町のみんなの手で町を守る、という鈴美の願いが叶っているのだから、こうしてとっ散らかった乱戦模様も、杜王町の自浄作用が良く見える面白い構成と言えるのかもしれない。

 ちなみに、今回登場した新キャラのCVは、それぞれ乙雅三に石井真、エニグマの少年に河西健吾。まこっつは独特の甲高い声がいきなり笑わせてくれるが、多分、来週チープトリックの声も担当する兼ね合いでのキャスティングだろう。間田役の下和田ヒロキといい、この辺の年代の渋い男性キャストが活躍しているのを見るのはちょっと楽しい。河西健吾は今期将棋を指したりガンダムに乗ったり色々と大変。この1,2年で一気に仕事が増えて完全に「表」声優の1人となったわけだなぁ。男性声優は女性陣に比べて圧倒的に遅咲きが多いが、こういう波ってのはどっから来るんでしょうかね。そして、産休に入った豊口めぐみの代役にはなんと御前が起用されている。まさかのロサギガンティアからロサフェティダへの継投(杜王町にはもう1人白薔薇様がいるナ)。ここで使っちゃうと6部以降でのキャスティングに影響……しねぇだろうけどな。御前だと下手したらトリッシュも徐倫もエルメェスも、F・Fすらあり得る役者だからなぁ。さて、これで4部に登場する(CVが付くような主要)キャラの声は全部出揃いましたかね。強いて挙げるなら、「パンツ拾って死ぬヤツ」と「吉良に下品な告白される女医」くらい。うわぁ、どうでもいい。

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